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3才の発達の重要性 : 3才の言葉の発達の特徴    

Date: 2010/01/06 11:33 | Author: izawa

3才の発達の大きな特徴の一つが「言葉の世界に入る」ということです。

  → つまりは「言葉で考え、言葉でコミュニケーションをする」ということです。

1 「言葉で考える」とは?

・言葉を理解し、言葉を使って頭の中で考え、言葉で考えたことを理解し、それを基に言葉を使って判断する。

・言葉を使って考えることができるようになり、象徴機能(あるものを他のもので表現する)がさらに高度になり、知的な発達が飛躍的に伸びる。

 

2 言葉でのコミュニケーションの特徴

(1)コミュニケーションとは、基本的には「伝え合うこと」。

(2)人間の言葉でのコミュニケーションにはもう一つ重要な特徴がある。それが「人の意図(考えや心の状態)を推測すること」である。

 →それは、相手の意図を推測することにより、相手の言葉の内容だけではなく、「その言葉の意味を読みとることにつながり、それによって人間は、複雑で、高度なコミュニケーションができるのである。

《例えば》

★AさんとBさんがいて、

(Aさん)「Bさん、その本を貸してくれますか?」

(Bさん)「どうぞ、使ってください。」

      ↓

  これは、「伝え合うこと」

★CさんとDさんがいて、二人とも忙しく仕事をしているとき、Dさんの顔色が悪そうなことにCさんが気がつき、

(Cさん)「Dさん、顔色悪そうだよ。どこか具合が悪いんじゃないの?少し休んだら」

(Dさん)「いやあ、全然大丈夫ですよ。」

      ↓

 ここで、Cさんは、Dさんの意図を推測する。

「Dさんは、大丈夫といっているけれど、体調は相当悪そうだな。どうしても、終わらせなければならない仕事があるのかな?」

      ↓

 ここからCさんのコミュニケーションは複雑になっていく。Cさんの考えられる選択肢は、例えば次のように考えられる。

①「Cさん、少し休んだら?」

②「Cさん、医務室に行って来たら?」

③「Cさん、少し手伝おうか。」

      ↓

 つまり、人の意図を推測することにより、コミュニケーションが複雑になり、高度になっていくということになる。

 

3 言葉でのコミュニケーションはどのように発達していくのか。

 特に3才ぐらいまでは、母親を中心とした養育者とのコミュニケーションが重要になってくる。つまり、母親が言葉、声、表情、動作などで語りかけ、子どもがそれに対して、表情、声、動作、言葉などで応じあっていくことにより、コミュニケーションが深まると同時に、認知的発達や言語的発達が増していくに従って、言葉でのコミュニケーションが発達していく。

    ↓

 よく、言葉の発達が遅れている場合、「お母さん、もっと子どもさんと遊んであげてください。」とアドバイスされるケースがあるが、その理由は、上記の内容によると考えられる。