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お母さんの存在について

2022/01/17(月) 17:20 | izawa

 療育教室 楽しい広場の発達相談などでは、
「子どもさんが活動をする上で、お母さんが安全基地になっています」
あるいは
「子どもさんはお母さんの安心感の上で活動を拡げています」
というような言い方をします。つまりは、「子どもさんの発達において、お母さんは中心的な重要な存在ですよ」ということです。

 人間の親子には、「愛着関係」という緊密で情緒的な関係があります。それによって、本来無防備で独力で生きていけない乳児は生きていくのですが、その中心が「おかあさん」であるということです。

 では、なぜその中心がお母さんなのか?元々お母さんにそういうものがあったのか?というと、そうではありません。
 発達心理学の中で、1970年代にイギリスの児童精神科医のボウルビィという人が提唱した理論があります。それは、カモやガンなどの鳥の雛(ひな)が、生後間もない時期に最初に出会った対象(親鳥ではなく人間でも良い)の後追いをし、絶えずくっついていようとする現象が知られていますが、人間にも同様なことがあるのではないかと考えました。そして、人間にも「最初の接触による慰めや安心感」を与えてくれる存在にくっついていることが重要である、という理論を提唱したのです。
 そう考えると、その存在はさいたいお母さんになるということです。ただし、事情によっては、それが「おばあさん」になったり、「お父さん」になったりすることもあり得るということです。

 療育教室 楽しい広場では、このボウルビィの理論を元にして考えています。

 それから、もう一つ付け加えることがあります。「お父さんのかかわりは重要ではないのか?」というご質問があるかもしれません。
 もちろん、お父さんおかかわりも大切です。ご夫婦で協力してかかわることは大歓迎です。

 以上です。