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子どもは「伝えたい」からしゃべり出す。

2021/08/05(木) 12:12 | izawa

 我々は、何気なくいろいろな人としゃべっています。独り言で、もう一人の自分にしゃべっていることもあります。

 「なぜしゃべるのか?」というと、自分の要求、考え、意思、感情などを相手に伝えるためです。幼児期のまだ言葉が出ない子どもさんも同じです。

 言葉が出ない前には、声、動作、表情、視線などいろいろな手段を使って相手に伝えようとします。そして、その先には「言葉で伝える」ということにつながったいきます。

 なぜ「人間はなぜ言葉をしゃべるようになったか?」それは、他の手段よりも、簡単で各段に使いやすく、分かりやすいからですね。

 しかし、誰もが同じように、生後6か月になったら喃語をしゃべり出し、1年半になったらしゃべり出すわけではありません。生活環境、気質、身体的特徴などいろいろな要素が混ざり合って、それぞれの子どもさんの個人差が出てきます。

 その個人差が大きい場合、発達の不安という形になって現れてきます。しかし、いろいろな子どもさんがいても、「しゃべる」ために共通することが一つあります。それは、「お母さんを中心とした大人とかかわることが必要である」ということです。

 「かかわる」というのは、例えばお母さんとの関係で見てみると、積木、パズル、お絵かきなどをして一緒に遊ぶ、あるいは着替え・食事・トイレなどの日常生活のそれぞれの場面で一緒に動きながら、意思や要求、感情などを伝え合う、ということです。

 この伝え合う中で、いろいろな条件がそろって、高度な伝え合う手段である「しゃべる」つまり「言葉」が出てくると考えられます。

 今、2才、3才、4才くらいの子どもさんで、発語がない、あっても10個程度のわずかしかない、という場合、子どもさんと「かかわる」ことが、親として自分が考えているよりも、ひょっとしたら大幅に少ないかもしれません。是非、一度、振り返ってみてはいかがでしょう。

  ちなみに、宣伝になってしまいますが、「言葉が出ない」8つの原因とそれに対応する改善の方法を、楽しい広場が著作し、北海道デジタル出版協会から出版、販売しています電子書籍『障害以外から考える「発達療育」』に載せております。親御さんの方々のお役に立つかもしれません。

 そして、もう少し詳しくお知りになりたい場合は、楽しい広場の「こども発達相談」、あるいは、コロナ禍で対面が難しいという場合は、オンライン療育相談でご相談に対応いたします。

 「言葉が出ないから障害かもしれない」は、一番最後の答えであって、その他にたくさん言葉が出ない原因があるということなのです。