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「えっ、なぜこの子どもさんが自閉症なの?」を理論的に説明する

2021/06/24(木) 12:30 | izawa

 「えっ、なぜこの子どもさんが自閉症なの?」という子どもさんに、数えきれないくらいたくさんお会いしてきました。楽しい広場の発達相談、幼稚園、保育園、児童デイサービス、いろいろな場所でです。

 早期療育には「自閉症の呪縛」というものがあると思います。
 言葉が遅い、ボーっとしていて人が言っていることを理解しているか分からない、自分の世界に入る、友だちとトラブルを起しやすい、いつもミニカーでしか遊ばない等のような、子どもさんの発達の不安があるとき、「自閉症」の診断や疑いを受けると、全てが止まってしまいます。つまり、これらの発達の不安の原因は、「自閉症」という障害以外にもたくさん原因はあるのですが、「自閉症」という言葉の前に、その考えが止まってしまい、動かなくなり、「自閉症」という言葉だけが脳裏に居座り続けます。

 今、療育教室 楽しい広場が行っているのは、まず「自閉症」という言葉を「どかそう」ということです。そしてほかの原因を冷静に、客観的に考えましょう、ということです。それができれば、改善の方法もおのずと分かってきます。

 今、札幌の療育セミナーで説明をしています『「自閉症ではない」と判断するポイント』は、「なぜこの子どもさんは自閉症ではないのか」を理論的に説明するものです。ぜひ、たくさんの方々に知っていただきたいと願っております。

 4月の療育セミナーでは、そのポイント(1)として、「良くも悪くも人を見て行動する」を取り上げました。
 次回はポイント(2)として「ごっこ遊びができる」を取り上げ、その次は、自閉症の診断基準の大きな2つの症状のうちの1つである「繰り返し行動」と「こだわり行動」を取り上げ、これらの行動がなぜ「自閉症」と関連しているのか、そしてこの二つの行動があるから即自閉症と短絡的に判断してはいけない、ということを、元大リーガーのイチローさんを例に取り上げ、説明をする予定です。

 このままコロナウィルスが落ち着いてくれれば、7月下旬には第20回療育セミナーを開催する予定です。

 多くのみなさんのご参加をお待ちしております。