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魔法の言葉「あ・け・て」

2020/10/24(土) 16:54 | izawa

 療育教室 楽しい広場の療育相談やことば伸び伸び教室の最後に、いつも子どもさんにペロペロキャンディーと小さいゼリーをおやつとして出しています。ほとんどのお子さんは、大喜びで両方、あるいはどちらかを食べています。

 療育教室 楽しい広場には、2才代、3才代で言葉が出ていなかったり、発語が10こくらいというお子さんが、たくさん来られます。そういうお子さんたちの魔法の言葉が「あ・け・て」なんです。特にゼリーを食べるとき、「あけてって言ってみようか」と伊澤が言いますと、大好きなゼリーを食べるために「あ・け・て」と1音ずつ言ったり、必死に言おうとしたりしてくれる子どもさんがたくさんなんです。

 これは人間が大昔から行ってきたであろう「教化刺激で行動を変容させる」という行動療法です。平たく言えば「おやつを食べたいがために言葉を言う」ということなんですが、一つ大事なことは、楽しい広場では、ただ「言葉を出させるためにおやつを使う」ということではない、ということです。相談や指導の最後に「今日はよく頑張ったね」というご褒美の意味があります。今言葉を発音したご褒美ではなく、1時間頑張ったねというご褒美です。屁理屈に聞こえるかもしれませんが、大事なポイントです。「生活の流れの中で、言葉や言葉でのコミュニケーションが伸びていく」ということです。ですから、楽しい広場では、最初から、あるいは途中脈絡もなくおやつを使って言葉を出そうとすることはしません。やはり、子どもは、相手とお互いに「伝え合う」ことで、言葉を発し、言葉でコミュニケーションしていくものであると考えます。ただ、いつも楽しい広場での子どもさんたちは、無邪気に皆おいしそうに食べています。それも事実ですね。