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「教育」としての早期療育、それが「発達教育」です。

2020/05/27(水) 14:13 | izawa

 療育教室 楽しい広場が推し進めている「発達療育」の目的は明瞭です。子どもさんの発達の不安、例えば言葉の発達が遅れている、多動で落ち着きがない、友だちとすぐトラブルを起こすなどの子どもさんがいたら、遅れている発達を伸ばし、問題となっている不適応行動を改善していくというものです。基本的に、遅れている発達を自分の年令の発達段階に近づけ、追いつくことです。障害をもっているお子さんだとしても、できるだけ、発達段階を上げていくように指導します。これは「教育」としての早期療育です。

 これを読まれて、これは当たり前のことではないか、と思われる方が多いと思います。私も、発達に不安がある子どもの親だとしたらそう思います。しかし、今の日本の早期療育の多くはそうではありません。多くの児童デイサービス(正式には児童発達支援事業所)などでは、子どもさんが障害児という前提で、遅れているところは「障害」なので将来その大きな発達は望めない。その代り、将来の生活に適応するために、その遅れた発達、例えば言葉が遅れていれば、言葉、会話などは障害なので指導は最小限にして、将来生活で使えるようなサインや動作、写真などを使ったコミュニケーションの能力を伸ばしていこうとする指導を行います。これは実は「福祉」の考え方の指導です。

 発達療育では「発達の遅れはイコール障害ではない」が大前提です。遅れている発達(例えば言葉)、あるいは不適応行動(例えばかんしゃくが激しい、多動など)があれば、まず子どもさんの発達の実態を把握し、そこから原因を明らかにし、それに応じた指導を行い、遅れている発達、不適応行動を改善します。

 「では具体的にどうするの?」に対して、理論、方法を明らかにしているのが、今作成を進めている本です。私(伊澤)としても早くみなさんに見ていただきたい、読んでいただきたいと、最後の詰めにかかっているところです。