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ピアジェの認知発達論:知能の発生的段階説  2、認識の働き ★同化と調節

2009/01/17(土) 14:06 | izawa

◎行為

 → 個体と環境の相互作用である。 

 ◎知能

 → 認識的行動(行為)のもっとも高い均衡状態、安定した最高の適応状態。

 → 知能の源は、感覚運動的段階にあるとする。

 

◎認識的行動の適応状態とは?

 → 同化と調節の均衡のとれた状態。

 

◎同化と調節

〈同化〉 ものや外界を自己の行動シェマやイメージ、概念に「取り入れる」こと。

  ・赤ちゃんが物をつかむことを覚える。→ 周りにある物をどんどんつかむ。

〈調節〉 ものや外界に応じて自己の行動シェマやイメージ、概念を「変える」こと

  → 自分の概念の作り直し

《同化と調節の例》

 ○子どもがとんぼや蝶を見て、「昆虫とは、小さくて、羽があって、飛ぶもの」とい 

 う概念をもつ。

      ↓

*セミやテントウ虫を見て、昆虫だ、と認識する。(同化)

      ↓

○アリを見てみると、羽のあるものと、ないものがある。

      ↓

*羽のないものも昆虫なんだ、と認識する。(調節)

      ↓

*ムカデ(羽のないもの)を見て、昆虫だと認識する。(同化)

 

★いつでも同化できるとは限らない。同化していって、同化しきれないと矛盾が起こってきて、そこで調節が起こり、それでもって新たな同化が起きる。そういった形で、均衡が保たれていく。

★我々は現実の生活の中で、いろいろな経験に出くわしながら、「同化と調節」を繰り返している。

★偏見というのは、「同化と調節」のうちの、調節作用を全く失ってしまったような見方をいうのではないか。