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「障害」以外の原因とは何だ?№12 言葉の遅れの原因~テレビ・スマホ

2019/11/28(木) 12:40 | izawa

 これまで、療育教室 楽しい広場に「言葉の遅れ」の不安で来られたお子さん、あるいは電話やメールでの相談のお子さんで、一日テレビを5~6時間、それを3か月とか半年などの長期にわたって見続けていたというお子さんもたくさんおられました。理由は、お母さんの体調が悪かった、下にすぐ弟や妹が生まれた、子どもさんが見ていて楽しそうだったので、まあいいかと思ってそのままにしていたなど、いろいろでした。

 言葉が飛び交っているテレビなので、言葉を覚えられそうに思いますがそうではありません。幼児期のお子さんは、日常生活のいろいろな場面やおもちゃなどでお母さんと一緒に遊んだりかかわって、コミュニケーションの能力を伸ばしていきます。まだ言葉が出なくても、表情、声、動作、しぐさ、まなざし、雰囲気、体感などいろいろな手段でコミュニケーションをします。そして、そのコミュニケーションの延長上に、発語でのコミュニケーションがあります。お母さんに何かを伝えたいとき、言葉で伝えるようになるのが発語ということです。
 一方テレビは、発信するだけです。子どもさんが、面白かったり、楽しかったりしても、その気持ちに応えてくれる人がいません。つまり、やり取りがないんですね、テレビには。言葉以外の表情や声、動作など言葉以外のコミュニケーション手段を使ってのやり取りがなく、子どもさんが誰かに何かを伝えたい、という場面がないので発語は遅くなることは十分に考えられます。
 この「何かを伝えたい」という思いが、発語、そしてその後の言葉の発達にとても重要なのです。

 改善の方法としては、もちろんテレビの見せっぱなしをやめるということ、そしてその時間をお母さんと遊んだり、たの日常の生活の場面でかかわることに使うことです。そうすれば、発語やその後の言葉の発達につながります。

 それから、最近はテレビではなく、スマホやタブレットをもたせっぱなしというお母さんもいらっしゃるかもしれません。これは、言葉に関しては、テレビの見せっぱなしと同じです。お子さんと一緒に遊んだり、かかわる時間を増やしていただきたいと思います。