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発達に不安のあるお子さんの就学相談について

2019/09/18(水) 12:55 | izawa

 発達に不安のある幼児期のお子さんの、特に次年度春に小学校入学を控えている親御さんにとっては、どのように就学までもっていけば良いのか、そして幼稚園や保育園、児童デイサービスの職員の方たちも、どのようにサポートし、アドバイスをしていけば良いか、悩むところだと思います。

 今回は札幌市における、知的な発達の遅れ、人とのかかわりの発達の遅れなど、発達に不安がある子どもさんの就学相談についての、療育教室 楽しい広場としての取り組みについて、説明したいと思います。

1 知的な発達に遅れがある場合
 この場合は、これまでに発達相談を受けたり、療育手帳を取得していることが考えられます。なので、8月くらいまで、特別支援学級や特別支援学校を見学し、9月くらいから、来年4月にどこに入学すべきかの就学相談として、札幌市教育センターの教育相談室に就学相談を申し込まれたら良いと思います。特別支援学級や特別支援学校への見学については、それまでに受けた発達相談の先生か、札幌市教育センターの教育相談室に聞いて、そこを経由して行かれた方が良いと思います。

2 知的な発達の遅れの可能性がある場合(IQ70~85程度)
 よく言われる、知的なボーダーラインのお子さんです。まだ幼児期なので知能検査で実際より低く出てしまうことも考えられます。それまでに「発達相談」を受けられていなければ、なるべく早い時期に「ちあふる」「札幌市幼児教育センター」あるいは療育教室 楽しい広場などで発達相談を受けられ、そこでのアドバイスを基に、9月くらいまで所属の幼稚園、保育園、児童デイサービスなどで生活し、10月くらいになって発達が向上していれば就学相談を受けなくても良いですし、まだ、大きな成長が見られなければ、その段階で、札幌市教育センターの教育相談室での「就学相談」を受けられたら良いと思います。

3 知的な遅れはないが、人とかかわる面での発達の不安がある場合
 具体的には、例えば友だちとトラブルを起こしやすい、集団から離れやすい、友だちと遊ばず一人で遊んでいる、集団行動での一斉指示が通らない、などの不安がある場合、知的な発達に遅れがないのであれば、療育教室 楽しい広場であれば、できる限り普通学級入学できるように、9月くらいまで、発達の不安を改善する取り組みを進めます。知的な発達に遅れがなくとも、特別支援学級に入学すると「教科別の指導」をほとんどのところで行いませんので、学力が落ち、それが長く続くと、機能的な障害がなくても「知的障害児」になってしまう可能性があります。ですから、就学までに発達の不安をできるだけ改善し、特別支援学級ではなく普通学級に入学できるよう進めていくことが良いと思います。
 ただ、10月までに発達の不安が改善できず、小学校の普通学級での生活に不安が残る場合は、札幌市教育センターの教育相談室への「就学相談」も止むなしと思います。ただ、就学まで時間がまだありますので、お子さんへの働きかけを続け、できるだけ普通学級への入学を目指すことが良いと思います。