ナビゲーションメニューへ

ことばの心配 突然、違う話題を話し出す。

2019/08/07(水) 19:18 | izawa

 幼稚園で言う年長さんや、小学校1年生くらいのお子さんで、ご家庭、あるいは幼稚園、保育園で先生や友だちと話をしているとき、突然別の話をし始めるお子さんがおられるのではないでしょうか。周りの人たちは、やはり「えっ」と思われるかもしれませんね。これは、突然コマーシャルを言ったり、コマーシャルの歌を歌い出す時の驚きと同じくらいかもしれません。

 実は、「突然別な話をし始める」「突然コマーシャルを言ったり、コマーシャルの歌を歌い出す」というのは、原因が同じなのです。そして、もう一つ同じなのが、「宇宙語を話す」です。原因は、脳の認知処理機能の一つの「同時処理機能がすごく強い」場合です。「同時処理機能」については、7月24日付のブログ『ことばの心配 「宇宙語」を話す』をご覧ください。
 端的に言いますと、「同時処理機能」が強いお子さんたちは、視覚の情報が、他のお子さんたちよりたくさん脳の中に記憶されていると思われ、その視覚情報には歌やセリフもついている場合があります。その視覚の情報が何かの拍子にパッと口に出てくるのが,「突然別な話をし始める」あるいは「突然コマーシャルを言ったり、歌ったりする」ということにつながると考えられます。
 以前、まだ白石に教室があった時に、当時小学校1年生の女のお子さんがお父さんと一緒に来られ、お父さんが、自分の娘が話をしていて、よく突然別な話をし始めて、それがとても心配だ、ということで相談に来られました。聞いてみると、その女のお子さんは記憶力が抜群でアニメのキャラクターが大好きで、同時処理機能が強いお子さんでした。それで、その原因をお父さんにお話ししたところ、「パパ、その通りなの」とそのお子さんが言ってくれて、お父さんも納得して帰られました。楽しい広場にとっても、ありがたい女のお子さんの一言でした。