ナビゲーションメニューへ

個別療育相談

発達に不安がある、発達に何らかの遅れがある子どもさん(乳幼児・小学生・中学生)とその親御さんが主な対象。臨床発達チェック表を使って、子供さんの発達の実態を説明し、子どもさんへの療育(発達を促すための意図的な働きかけ)の方法を実践したり、アドバイスを行います。継続される場合は、月1回程度の回数です。

《相談の主な内容》

1 言葉が遅れている。

2 落ち着きがない。多動である。

3 言葉の理解や行動が遅い。

4 健診で様子を見るように言われた。

5 知的な発達の遅れがあったり、自閉症などの医学的な発達障害の診断を受

  けた。   

6 すぐ大声を出して騒具ことが多い。

7 親や先生の指示や注意をきいて行動することができない。

8 集団の中での活動ができない、あるいは嫌がる。

9 学習障害があると言われた。

10 知的な障害をもっているが、言葉や算数の力をもっと伸ばしたい。等。

 

 《 利用の際の費用》

 ・1回、約60分間の個別相談で3000円です。

《利用方法》

 ・予約制です。電話等で時間を確認された上で、予約をしてください。

 

【療育相談の実際】

★発達の実態把握

○楽しい広場で作成した「臨床発達チェック表」を使い、知的な発達を中心としたお子さんの発達の実態(発達段階、特徴)を把握します。

○知的な発達には、次の4つの要素があります。

1 認知的発達

・考える、判断するということの基礎となるもので、「知る、分類する、意味が分かる、記憶する」などです。

2 言語

・表出言語(発語)と理解言語に分けられます。

3、人とのかかわり、コミュニケーション

・人を意識し、人からの刺激を受け入れ、反応し、人に働きかけていくこと。

4 自律性

・自分で自分の行動をコントロールする能力

・自律性を身につけた上で、社会性(約束やルールを守る、集団で行動ができる等」につながっていく。

 

★お子さんの発達の実態の説明

1 例えば、認知面は3才くらいの発達段階であるとか、言語面は、2才半ぐらいで3才の段階まで入っていない、などの説明をします。

2 発達の大きな遅れの可能性があるか、ないかの説明をします。具体的には

  次の内容です。

(1)知的な発達の大きな遅れの可能性

(2)広汎性発達障害(自閉症、アスペルガー症候群など)などの医学的な発達

  障害の可能性

(3)学習障害(LD)の可能性

(4)発達の遅れ(例えば、言葉が遅い等)はあるが、大きな発達の遅れではな 

   く、発達の個人差の範囲の中の遅れという場合。

3 不適応行動の原因を説明します。

・例えば、自分の思うとおりにならなかったら、すぐ大声を出して騒ぐ場合、自律性がまだ十分育っていないのではないか、などです。

 

★療育方法の具体例

〔1〕 3~4才で、一ヶ所にじっとしていられない、集団の中にいてもすぐ離れてしまう。表出言語はあり、動詞も言う。人を意識したり、人にかかわろうとすることはある。

→ この場合、人を意識したり、かかわろうとすることができているので、広汎性発達障害の可能性は低い。とすれば、一対一で相手を注目(見続け、話を聞き続ける)することができていないため、じっとしていられないのではないかと考え、相談の場面で、相談員と一対一で、絵カード遊びや絵本を見る・読む・聞く、お絵かきなどをやり、その時間を3分、5分、7分と増やしていく。それと並行して、おうちで、毎日5分ずつお父さんやお母さんと「絵カードタイム」あるいは「絵本タイム」を設定し、相手を注目し、コミュニケーションをすることを経験させていく。

 

〔2〕 4~5才で、大人との一対一のやりとりはできるが、同じ年代の子どもたちの集団では、自分の思うとおりにならないと大声を出してさわぐなどして、一緒に遊んだり活動することができない。一人遊びが多い。知的な発達の遅れはない。

→ この場合、一見、広汎性発達障害のように見られがちであるが、大人との一対一のやりとりができているので、その可能性は少ない。考えられるのは、、この時期には、発達していなければいけない「自律性(自分で自分をコントロールして行動する能力)」が十分に伸長していないことである。

  この場合、自律性を伸ばすためには、家庭や幼稚園、保育園で「自分でできることは自分でする」ということを徹底する、あるいは一日1回「がまんする場面(自己抑制)」と「自分の大好きなことをできる場面「自己主張)」を意図的に設定し、それを毎日繰り返していくことにより、自己抑制と自己主張のバランスを取る経験を重ねていく、などのことが考えられる。