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個別療育相談

 発達に不安のある子どもさんの発達の実態を、療育教室 楽しい広場で作成した、「臨床的発達チェックリスト」を使って、正確に把握した上で、発達の不安の原因を明らかにし、発達の不安を改善していくための、親御さんに対する、子育ての具体的なアドバイスをいたします。              

 

【相談における、子どもさんの成長に不安を感じる問題行動の具体例】

【認知・言語面】

1 2~3才になっても言葉が出ない。

2 お父さん、お母さんと、うまくコミュニケーションが取れない感じがする。

3 相手が言っていることを理解できないことが多い。

4 4~5才くらいで、同じ生活年令の子どもさんより、全体的に発達が少し
  遅く、幼い感じがする。

5 言葉の理解や発語、言葉のコミュニケーションなどの、知的な発達に遅
  れがないか心配である。 

 

【行動面】

6 椅子に座っていられず、勝手に動き回ることが多い。

7 靴を履いたり、着替えなど、自分でできることを、母親や他の大人にやっ
  てもらいたくて、泣き叫ぶ。

8 みんなが座っていたり、整列しているときに、勝手に離れて行ってしまう。

9 大勢の人がいるところが苦手で、保育園や幼稚園などで、一人で遊ぶこ
  とが多い。

10 自分の好きな遊び、あるいは、一定の手順や物(例えば、エレベーター
  やドアの開閉など)へのこだわりを、やめさせようとすると、泣いたりかん
  しゃくを起こす。

11 相手をたたいたり、けんかをするなど、友だちとトラブルが多い。

12 自分が好きなことはどんどんやるが、興味のないもの、やりたくないもの
  は、全くやろうとしない。

【全体的な発達】

13 次年度の就学を控え、言葉の理解が遅い、全体への指示を聞いて、集
  団行動を取ることがうまくできない、友だちとのトラブルが多いなど、発達
  の遅れや、行動面の不安がある。

 

 

【療育教室 楽しい広場の基本的な考え方】

 楽しい広場では、主に幼児期の子どもさんで、例えば、2才、3才で発語がない、多動である、感情のコントロールができない、などの発達に不安がある子どもさんに対して、発達障害があるとかないとかいう前に、子どもの一般的な発達の流れを基準にして、それを基に、個々の子どもさんの発達の実態を正確に把握し、比較した上で、発達の不安の原因を明らかにし、それに応じた適切な方法により、発語がなければ言葉を出す、多動であれば多動を落ち着かせる、感情のコントロールができなければ感情をコントロールさせる指導を行い、それに沿ったアドバイスをいたします。

 

 【療育相談の実際】

 次の3つの段階にしたがって進めていきます。

(1)子どもさんの、認知的な発達段階を把握する。
    → 発達の不安の主な原因が、知的な発達の大きな遅れではない
       か、どうかを確認する。楽しい広場で作成した、臨床的チェック表
       を使って、把握をしていく。

(2)子どもさんの、広汎性発達障害等の発達障害の可能性の有無を確認す
  る。
    → 知的な発達の遅れの次に、人との関係性の発達の障害、つまり  
      自閉症や広汎性発達障害などの発達障害の可能性の有無を確
      認する。楽しい広場で作成した、臨床的チェック表を使って確認し
      ていく。

(3)(1)と(2)で、知的な発達の遅れ、及び自閉症などの発達障害の可能
   性の有無を確認した後、発達に不安のある、発達の遅れや、行動面の
   課題の原因を絞り込み、改善の方法を明らかにしていく。
     → 楽しい広場で作成した、「子どもの具体的な行動面での課題の
        チェックと改善シート」を使う。 

 

 

 

【発達療育相談の具体例】

〔1〕 4才になったばかりの女のお子さんで、幼稚園の年少組に通ってい
   る。言葉がたどたどしかったり、集団から離れて一人で遊ぶことが多
   く、同年代の子どもさんに比べて、全体的に幼い感じがする。幼稚園
   の勧めで、公的な発達相談機関に一度行ったところ、いきなり心理検
   査を受けた後、ちょっとその場で会っただけで「平均よりも遅れてい
   る」と簡単に言われ、また、「こだわりが強く、言葉が遅れているので、
   発達障害の疑いもある」とも言われ、不快と不安がまじり合っている。

→ この場合、楽しい広場で作成した、「臨床的発達チェック表」を使い、認
  知的発達の面をチェックすると、3才の重要なポイントの発達はほとんど
  クリアしていて、知的な発達の遅れはありませんでした。また、自分から
  他の人に話しかけたり、仲のいい友達がいたりして、「人を意識して行動
    する」ことが十分できていて、人との関係性の発達の遅れである、自閉
  症や広汎性発達障害の可能性はありませんでした。言葉の面で、会話
  がたどたどしいところがありますが、心配するような遅れではありません
  でした。このお子さんの発達の不安については、個人差の範囲の発達
  の遅れであり、今まで通り、幼稚園や家庭で生活を送って、十分大丈夫
  である、という結論でした。発達相談機関の方が、言われていた、こだわ
  りが強く、言葉の発達が遅ければ発達障害か、ということについては、全
  く妥当性がありません。こだわりが強ければ、発達障害と言うならば、世
  の中のマニア、コレクターの方々は、皆、発達障害になってしまいます。
  自閉症などの発達障害の基本となる障害は、「対人相互応答性」の障害
  です。つまり、「人に関心がない」「人の気持ちを読み取れない、意を酌み
  取ることができない」「比喩の話が通じず、言われた言葉通り理解してし
  まう。」というようなことです。このお子さんは、4才になったばかりですか
  ら、たとえ話は、まだ理解できないでしょうが、「人を見て行動する」ことが
  でき、言葉以外の、表情や動作、声、しぐさなどで、コミュニケーションが
     できています。つまり、人に関心があり、人の気持ちを読み取ることがで
  きいる、ということになります。ですから、発達障害の可能性は、ない、と
  いうことになります。 

 

 

〔2〕 3才5か月の女のお子さん。1才2か月から喃語が出始め、その後も
   にゃんにゃん、あはっは、など言葉が少しずつ出ていたが、2才3か月
   ころから急に言葉が出なくなった。公的な発達相談機関に行ったとき
   は、児童デイサービスを勧められ、次に行った大学病院の小児科の
   医師には、
「自閉症ではないが、今後はどうなるかわからない。」と言
   われた。言葉は出るのか、発達障害の可能性は本当にないのか?

→ まず、楽しい広場で作成した「臨床的発達チェック表」を使い、認知的な
   発達を見ると遅れはなし。「人との関係性の発達」の遅れである、広汎
   性発達障害などの発達障害に関しては、リトミック大好きで、更に小さ
   い妹さんに対抗心をもったり、お母さんに関心をもってもらいたくて、わ
   ざと駄々をこねたりしていて、十分に「人を見て意識して行動している」
   ので、発達障害の可能性はありません。では、なぜ、一度出ていたにも
   かかわらず、言葉が出なくなったのか。言葉が急に出なくなった時期、
   ちょうどお母さんが妹さんを妊娠していた時期と重なりましたが、それが
   大きな原因とは特定できず、はっきりした原因は確認できませんでし
   た。結局、知的な発達の遅れと発達障害の可能性はなく、また、口蓋裂
   などの口腔の構造的な問題もないので、「発達の条件さえ整えば、言
   葉は出る」と考えました。
    方法としては、大人とのやりとりを活性化していく、特に、要求行動の
   時に意識的に、言葉で大人に要求を伝えるように、働きかけていくこと
   を重視しました。その後、楽しい広場の「ことば伸び伸び教室」にも通
   い、楽しい広場での指導者とのやりとりや、家庭の日常生活の中での、
   お母さん、お父さんとのやりとりの中で、要求行動の時の要求をすると
   きに、言葉を発して伝えることを、繰り返し働きかけています。今その
   後、要求の場面で、少しずつ、言葉らしき声が出てきています。

 

[3] 2才1カ月の女のお子さん。1才6カ月の時に、「ちょっと、のんびりし
  ているかな」という思いがあり、公的相談機関の中の医師に受診。半年
  ぐらいの遅れ、と言われた。その理由のひとつとして、「言葉がけで、フ
  ォークを取ることができるが、机の上のフォークが取れなかった。これ
  は、言葉の遅れである。」と、言われた。さらに、その2ヶ月後、前回と同
  じ公的相談機関の相談部門に相談に行く。そこで、知能検査を受け、
  心理部門の人に、「知的障害の疑いあり」と、言われた。理由として、
  「横線が引けない」「丸を描けない」「発語を全くしなかった」を挙げた
  が、その場で、家ではできると心理部門の人に話したが、「場所が変わ
  ってもできないと、×になる」と、言われ、その日、すぐに療育手帳を発行
  され、児童デイサービスに通うことを勧められた。現在、週1回通ってい
  るが、自分の子どもと、通ってくる子どもたちと、行動の実態が大きく違
  っていて、戸惑っている。何が何だか分からないまま、言われるがまま
  に、今に至っているが、「自分の子どもの何が障害なのか」「今の、子ど
  もとのかかわり方が、正しいのかどうか」、分からないままの状態であ
  る。

 → まず、楽しい広場で作成した「臨床的発達チェック表」を使って、チェック
  をしました。まず絵カードを見て、日常的な物の名前を取ることができ、理
  解ができていました。また、積み木を積む、身体の名称が分かる、簡単な
  指示行動を取ることができる、「ダメ」という禁止を受け入れることができ
  る、など、2才の発達段階にはいっている内容が、多くありました。1個や
  2個ではありません。言葉も、「パパ、ママ、センセ」など、はっきりした言
  葉が、出ていました。どう考えても、このお子さんが知的障害がある、と
  は、考えられません。だいたい、知能検査では、正式には、1才9カ月以
  上の発達の遅れがあれば、知的障害がある、と考えます。(田中・ビネー
  式) 臨床的には、1才6カ月の遅れを目安にしてよいと思います。ちなみ
  に楽しい広場では、そのようにしています。それから考えると、このお子さ
  んの場合、2回目の相談部門の方が、1才8か月の子どもさんの知能検
  査で、「家でできたとしても、場所が変わってもできないと×になる。だか
  ら、知的障害の疑いがある。」というのは、いかにも乱暴な判断です。常
  識的に考えて、知的障害の有無の目安が、1才6カ月ぐらいであるとした
  ら、1才8か月の、このお子さんの場合、知的障害があるとしたら、発達
  的にできることは、ごく、わずかになってしまいます。ましてや、1才代の
  子どもさんが、家でできることを、初めての場所の、初めて会う大人を相
  手にして、できないことがあっても、何ら不思議ではありません。今回のこ
  とで、相談に来られたお母さんは、ずいぶんと悩まれた様子でしたが、楽
  しい広場が、発達の重要なポイントをピックアップして作成した、「臨床的
  発達チェック表」を使っての、子どもさんの現在の発達の実態の説明に、
  十分納得していただき、今後は、もちろん児童デイサービスには行かず、
  普通に子育てをしていただくことをお話し、理解していただきました。

 

相談について
 

1 申し込み、お問い合わせ

 予約制です。メールでご連絡ください。

  メールアドレス     mail@tanpshi-ryouiku.com

 

2 利用の日時
 
平成26年4月1日より、代表の伊澤が、月曜日から金曜日までの平日、「NPO 星槎札幌教育センター」が運営します、放課後等デイサービス「星の音(ね)」に勤務することになり、さらに、平成26年11月30日をもって、札幌市白石区の楽しい広場の教室を閉鎖いたしました。それに伴いまして、利用可能の日時を、以下のようにいたします。

  毎月1回(9時~18時まで)
  平成28年11月は3日(木:祝日)、23日(水:祝日)を予定しています。会場は、「星槎さっぽろ教育センター」(札幌市北区北11条西4丁目2-3、ラビドールN11 2階)の予定です。 
 

3 料金

   1回1時間、3000円、  90分 5000円(具体的な指導も行います)

 

*なお、「楽しい広場のブログ」で、具体的な指導方法や指導理論、実際の指導事例などを掲載しておりますので、ご覧ください。