ナビゲーションメニューへ

札幌あおば幼稚園 第3回子育てセミナー講演報告「幼児期のしつけについて」

2018/09/17(月) 21:10 | izawa

 去る8月25日(土)、札幌市厚別区にあります札幌あおば幼稚園の子育てクラブ すくすくの第3回子育てセミナーで講演をして参りました。その内容を報告いたします。

 

【テーマ】  「幼児期のしつけを考えます」  

★「しつけ」とは・・・・ 礼儀作法を身につけること。(広辞苑:第三版)

1 幼児期のしつけとは?
  → 年令相応に、人としてやって良いこと悪いことをわきまえて行動すること 
    を身につけること。(注:伊澤) これは将来の「社会性」につながる。

2 社会性とは?
  → ルール(決まり)、約束を守る。人と協力する。人の嫌がることをしない、
     など。

3 幼児期のおいて、「社会性」の基盤となるものは?
  → それは、「自律性」です。

4 自律性とは?
  → 「自分で自分の行動をコントロールする力」
     「自己主張と自己抑制のバランスをとれること」
  → 具体的には
      ・今はこういう場面だから自己主張したい。(例:遊び始めたばかりだ 
       から、もっと遊びたい。)
      ・今はこういう場面だから我慢(自己抑制)しよう。(例:「もうご飯だか
       らおもちゃを片づけなさい」「ハーイ」
  → 自律性は、3才・4才頃から急速に伸長します。

5 自律性伸長のための要素
(1)良くも悪くも「人を見て行動する」ことができる。
  → 他の人の意図(考えや心の状態など)を推測することができる。(心の理
     論)
(2)自分を抑制する(我慢する、待つなど)を経験している。
(3)物事の意味や善悪が分かってくる。

6 自律性の伸長が未熟な場合どうなるか?
  → 感情のコントロールができない、かんしゃくを起こす、友だちとトラブルを
    起こしやすい、などが考えられる。

7 自律性を伸ばすには?
  → 日常のお母さんとのかかわりを中心にして、その中で、「穏やかな自己
     抑制」、つまり順番を守る、ちょっと我慢するなどの経験を積み重ねて 
     いく。

8 社会性の基盤は、「自分を抑えること」
  → たくさんの人が、全員自分がやりたいこと、やりたい方法を主張しても
   、当然社会の中ではうまくいきません。それで、社会性が生まれてきたの
    でしょう。その社会性の基礎となるものは、場面によっては「自分を抑え
    ることができる」ということでしょう。しかし、自分を抑えることは、人間誰
    もができればしたくはないことです。それは、幼児期の子どもさんも同じ
    です。ですから、もし、子どもさんの自律性の発達がまだ未熟な場合は、
    お母さんを中心に大人が育ててあげましょう。