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療育は、思考力と適応能力を伸ばすことです。

2018/01/03(水) 11:22 | izawa

 子どもさんが、人間として必要な知的な能力というのは、大きく分けて2つあると思います。

 1つは、思考力。考える力と言ってもよいと思います。これは、頭の中でことばやイメージなどを使い、判断したり、推理したりする力です。

 そして、もう1つは適応能力。適応能力も2つあって、一つは対人関係など人との適応能力、そしてもう一つは日常生活や社会生活など生活への適応能力です。

 発達に不安があるというのは、どちらかか、あるいは両方にかかわるものでしょう。

 早期療育というものは、お子さんの発達の実態を正確に把握して、その実態を基点にして、今は何ができなくて、なにができているか、そして、次何ができるか、どのように働きかけていくか、を考えていかなければなりません。そして、同じ年令の子どもたちに近づき、追いつくことを目標にしていきます。

 そして、幼児期の子どもさんですから、人間として必要な基本的な能力、例えば、認知、ことば、人とかかわる力、コミュニケーションのいろいろな手段、自律性そして社会性などの発達を伸ばしていくことが重要です。

 これらは、早期療育の目的としては当たり前のことと思いますが、それを目的として早期療育を行っているところは、非常に少ないのが実情です。その目的ではない早期療育というのは、発達の遅れや問題行動は、障害だから、発達が遅れたり問題行動が起こるのは仕方がない。将来も障害だがら大きな発達は期待できないから、今ある力で、将来豊かな生活を行うためのスキル(技術)を身につけよう、ということを、早期療育の目的にしていると考えられます。何度も申し上げていますが、これは福祉の考え方です。

 療育教室 楽しい広場の目的は、遅れがある発達を同じ年令の発達段階まで近づけ、追いつき、そして問題行動を改善して行くことです。障害があろうが、なかろうが、それらが目的です。つまり、教育としての考え方です。教育として、ごく、当たり前のことを行っています。今年はそういう当たり前の療育を、たくさんの指導者の方々に行っていただけるよう、考え方、具体的な指導方法をお伝えしていきたいと思います。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。