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友だちとのかかわり

2017/11/07(火) 22:30 | izawa

 11月5日(日)の療育教室に、ちょうど5才の男のお子さんが来られました。二年前、3歳間近で発語が少なく、ことば伸び伸び教室に約3か月通っていただいて言葉がどんどん出てきて、教室も終了となりました。そのお子さんのお母さんからメールをいただきました。

 幼稚園で日常の生活で、大きなトラブルがあるわけではないが、自分が嫌だと思ったとき、あるいはやりたくないことのとき、例えば運動会で付ける衣装を絶対つけたがらない、老人ホームで披露するためにみんなで歌を練習するとき歌いたくなくて、耳をふさいで参加しなかったり。耳をふさぐというのが、やはりお母さんにとっては、衝撃的だったようです。今のお子さんの様子を聞いても、特に我慢ができなかったり、駄々をこねたりすることもないとのこと。だとすれば、どうして?ということになりました。

 それで、お母さんのお話を聞いていくうちに、なるほどと思ったのが、最近まで幼稚園で友だちと遊ぶことが無く、一人遊びが多かったのですが、最近ようやく友だちの名前と顔が一致するようになり、友だちと遊ぶようになってきたとのことでした。ようやく、友だちを意識するようになってきたのですね。子どもは、3才くらいまでは、大人とのかかわりが中心ですが3才、4才くらいから友だちを意識し、友だちとのかかわりに広がっていきます。ただ、大人は合わせてくれますが、友だちは最初は合わせてくれませんので、真剣勝負になり、この段階でつまづいたり、足踏みをしてしまうお子さんもいるのですね。

 ただ、このお子さんの場合、友だちとのかかわりが少なかったので、自分の思う通りにやれてきたのでしょう。おうちでも、そんなに、自分を抑えることはなかったのでしょう。別に我慢ができないわけでは無いお子さんですから、我がままでも無いわけです。ただ、子どもは、4才、5才くらいになっていきますと、友だちとのかかわりは広がっていきます。楽しいこともたくさんありますが、嫌なこと、我慢することも同じようにあります。そういうかかわりの中でもまれて、自己主張と自己抑制のバランスが取れていくのでしょうね。このお子さんの場合は、この友だちとのかかわりが少なかったので、真剣勝負での自己抑制の経験が少なく、幼稚園の生活の中で、自分が嫌なこと、やりたくないことの時は、耳をふさぐような激しい拒否反応ができたのではないかと思います。逆に、これから友だちとのかかわりが増えて、もまれていけば、自己主張と自己抑制のバランスがとれるようになると思います。つまり、「自律性」伸びてくると言うことです。

 友だちとのやりとりと言うのは、本当に、子どもさんの発達に重要なことだと、改めて感じました。