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認知の発達の考え方(1)~ピアジェの認知発生段階説

2017/09/16(土) 20:00 | izawa

 療育教室 楽しい広場では、子どもの全体的な発達を考えるとき、大きく二つに考えます。

1 身体、運動、手の巧緻性の発達
2 知的な発達
 (1)認知
 (2)言語
 (3)人とのかかわり(コミュニケーション)
 (4)情緒

 この知的な発達の中で基盤になるのが「認知」の発達です。

 この場合、「認知」とは、記憶、推論、予測、想像、問題解決など、「知る」働きが中心の内容となります。

 楽しい広場では、この子どもの発達の重要な発達である、「認知の発達」考えるとき、ピアジェの「認知発生段階説」を基本にしています。

 ピアジェの発達の理論は、膨大で、詳しく、そして時期によって考え方も変わっていくのですが、楽しい広場としては、この「認知発生段階説」の考え方を基本にします。これにつきましては、「発達の理論をきずく」(村井潤一編、ミネルヴァ書房、1997)の中の、岡本夏木氏の論文と、「発達心理学」(無藤 隆、久保ゆかり、遠藤利彦著、岩波書店、1995)を論拠としています。

 

★ピアジェの認知的な発達段階(量の保存の実験を基にして)

(1)感覚運動期(乳児期)
   → 頭で考えるというより、動作を含め、感覚に依存しながら考える。例え
     ば、粘土の量を言語的に思考することはできないが、手の動きは、物
     の重さに対応して変えることができる。

(2)前操作期(幼児期)
   → 頭の中で表象して考えることはできるが、論理をまだ把握できず、見
     かけに引きずられる。

(3)具体的操作期(6才~12才)
   → 具体物を対象とした限り、論理的に考えることができる。

(4)形式的操作期(思春期以降)
   → 具体物から離れ、抽象的な記号を基に、その組み合わせで思考でき   
     る。代数的な考え方がその代表である。