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クレーン現象を怖がる必要はありません。誰にでもあることです。

2016/04/02(土) 20:57 | izawa

 クレーン現象とは、子どもさんが、何かを取ってもらいたくて、お母さんや、お父さんの腕をクレーンのようにもって、動かすことを言います。そして、この、クレーン現象が、自閉症関係のネットや本の中で、自閉症の代名詞のように言われています。果たして、それは、事実でしょうか?

 答えは、もちろん、N0です。

 自閉症関係のネットや本では、何かを取ってほしいときに、取ってもらいたい人に関心があるのではなく、取ってほしい物だけに関心があるから、クレーン現象があるということは、自閉症に間違いない、という論理です。

 しかし、良く考えてみてください。1才~2才代の子どもさんで、まだ言葉が言えない子どもさんが、例えば、おもちゃを取ってほしいとき、あるいは、冷蔵庫のジュースを取ってほしいときに、言葉では言えないのですから、当然、お母さんやお父さんの腕を取って、動かすことは良くあることですよね。こんなこと、子どもさんのいるご家庭では、良くあることです。自閉症とは、関係ありません。

 クレーン現象があるからとか、指差しをしないからとかで自閉症であるということはありません。だいたい、そんなことだけで、判断できるほど、自閉症というものが単純な訳がありません。

 それでも、やっぱり、心配だ、という親御さんもいらっしゃることでしょう。今の、早期療育の体制では、ちょっとでも、子どもさんに発達の不安があれば、障害だ、と周りから言われ、親御さんたちも大変だと思います。

 ただ、そこで考え方をちょっと変えてみてください。障害があろうとなかろうと、障害の診断がついていようとなかろうと、例えば、2才で言葉が出ていなければ、言葉を出すことか、親御さんの願いのはずです。それを一緒に考えてくれるところ、機関、事業所を探してください。結果は分からないとしても、それに対して、療育機関であれば、具体的な方法論をもっていなければいけないはずですね。療育教室、楽しい広場は、もっています。具体的な方法論をもっている機関、事業所が、全国で増えて欲しいです。今は、探しても、本当に少ないと思います。心ある方々と、手をつなげていきたいですね。切に思います。

 今年は、全国に行きたいと思っています。まだ具体的には、時期、場所は検討中です。しかし、行くつもりです。その時を、本当に心待ちにしています。