初めてお会いする方と、どうやって会話をしますか?
2023/10/14(土) 15:50 | izawa
いろいろな場面で、初めてお会いする方と話をする場合があります。
そういう場合、どうやって皆さん会話をされているでしょう。
そういう場合は、意識的にも無意識にでも瞬時に相手のことを観察しています。
目(視覚)で相手の表情、視線、服装、動き、しぐさなどを見、耳(聴覚)でしゃべり方、声などを聴き、嗅覚で相手に何かにおいがあるか、あるいは周囲に臭いがあるかを感じ取り、触覚で握手をしたりハグをしたときに、その感触を感じ取ります。
まだ取り上げればたくさんあると思いますが、少なくとも、一瞬の時間で上記のような情報を感覚を通じて感じ取り、脳の中で処理し、そのあと自分はどういう態度で、どういうしゃべり方で何を言うか、どういう行動をとったらよいか、ということもまた瞬時に反応していきます。
よく考えてみますと、初めて会う人に限らず、人間は日常生活の中でこれらのような瞬時の情報処理と行動の判断を積み重ねているのですね。人間のコミュニケーションというのは、本当に高度なものであると思います。
さて、こういうやり取りをしている中で、相手が例えば初対面にも関わらず、「名前なんて言うの?」「年いくつ?」「おうちどこ?」などど、ため口で聞いてきたら、普通は「えッ」と思います。つまり、場に応じたコミュニケーションができていないということですね。
この解釈は難しくて、ワザとに言っている場合も当然あるわけですね。しかし、ワザとではない場合もあります。そういう場合、知的な発達の遅れや自閉症などの「障害」の可能性も考えられます。
さて、幼児期の子どもさんの早期療育を行っています我々の療育教室 楽しい広場のこのブログで、なぜこういう内容を取り上げたかと言いますと、2才・3才・4才の子どもさんたちが、例えば、うまくしゃべられない、言葉のコミュニケーションに遅れがある、場に応じた行動がとれないなどの発達や行動上の不安があるとき、まだたかだか2年から4年くらいの生きている中で、そんな大人のような高度なコミュニケーションがうまくできていなくても、しようがないよね、ということを言いたいわけです。
そういう子どもさんが知的な発達の遅れを除くと、2才・3才・4才で自閉症やADHD(注意欠陥多動性障害)などの発達障害が原因であると言われ続けて久しくなります。
療育教室 楽しい広場の「発達療育プログラム」では、子どもさんの発達の実態、そして生活経験の分析から、発達の不安の原因を考え、それに応じた適切な働きかけをして、たくさんの子どもさんが発達の不安を改善してきました。
障害以外の多くの原因、そして改善の方法を具体的に「発達療育プログラム」は、示しています。ぜひ、発達相談、オンライン相談、療育セミナー、電子書籍などを通して、「発達療育プログラム」を知っていただき、理解していただき、実践していただければ有難いと切に願っております。