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言葉が遅れる原因 6 「一人遊びが多い」

2023/09/23(土) 12:26 | izawa

 ここで療育教室 楽しい広場の「発達療育」で考えている「言葉の遅れの原因」について整理します。

 原因は7つ考えられます。

 1 視覚優位

 2 感覚過敏(触覚過敏、聴覚過敏)

   3 テレビやユーチューブを見続ける

 4 のびのび育てる、大事に育てる

 5 祖父母と過ごす

 6 一人遊びが多い

 7 緊張や不安が強い

 

 さて今回は6番目の「一人遊びが多い」です。

 「一人遊び」の原因もいくつかあります。

 例えば、大好きなおもちゃがあってそれでずっと一人で遊んでいる、テレビやユーチューブで大好きな番組や動画をずーっと見ている、小さいときから一人で遊んでいて手がかからず育った、などが考えられます。

 ずーつと一人で遊ぶということは、裏を返せばお母さんとのかかわりが非常に少ない、ということを意味します。

 「発達療育」では、言葉の発達は、子どもさんとお母さんとのかかわりの中で、お母さんが発する言葉の他に、表情や声、動作、まなざし(視線)、しぐさ、雰囲気など、いろいろなコミュニケーション手段を使い、お互いの気持ちや感情などの心の状態を感じ取りながら「、それらを伝え合う」ことを積み重ねることにより、その延長上に言葉が乗っかって「発語」になり、言葉によるコミュニケーションが発達していくと考えます。

 そう考えると、子どもさんの言葉の発達に重要な「お母さんとのかかわり」が少なければ、当然言葉が遅れてくると考えられます。

 その改善の方法は、どの原因の場合も申し上げていますが、お母さんと一日5分や10分でも一緒に遊ぶことをアドバイスしています。

 それから、その他に一日の生活の中での着替えや食事、お風呂などの各場面で、一言言葉がけをしてあげてほしいと申し上げています。

 お母さんの安心感をベースにすると、一日そのぐらいの短い時間や少ない機会でも、毎日続けていけば、「伝え合い」を積み重ねることにより、言葉は伸びていきます。

 ぜひ、お試しください。

 今回は以上です。