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ブログ

2019/05/11(土) 15:49 | izawa

 ことばが遅い、同じ年令の子どもの中に入って遊べない、宇宙語のような意味の分からない言葉を話している、幼稚園や保育園の集団活動についていけない、感情のコントロールができず友だちとトラブルを起こしやすい、3才児検診で早期療育を勧められた等々、発達に遅れや不安をおもちのお子さん、親御さん、ぜひ、療育教室 楽しい広場の療育相談にいらしてください。

 楽しい広場では、「障害」以外の原因を考え、発達的視点から原因を明らかにし、お子さんの発達段階に応じた働きかけを行い、お子さんの発達を伸ばし、成長を後押しします。

 5月14日(火)は、9:00~16:00、札幌社会福祉総合センター 第1会議室で行います。料金は、50分3000円です。

 メールで、お申し込みください。

  mail@tanosh-ryouiku.com

  お待ちしています。

2019/05/10(金) 12:07 | izawa

 「お母さんと物を使って遊ぶ」ことが重要な理由の3つ目が、「心の理論の発達」ということです。

 「心の理論」とは、「他の人の気持ちや心の状態を感じ取り(共感性)」、その上に、「相手の心の動きを推測し、解釈し、行動を予測する能力」のことを言います。目に見えない心の動きを推測し、解釈し、その上に立って行動を予測するので、「理論」と呼ばれています。
 この「心の理論」は、認知心理学の立場から言われていることですが、この能力が人のコミュニケーション、ことば、そして、人とかかわる力の発達に重要な役割を果たしています。この力は、1才ころから発達すると言われています。

 さて、「お母さんと物を使って遊ぶ」とき、例えばパズルで遊ぶとして、お母さんとやり取りをしながら、例えば、「これはアンパンマンのマントかな?」「そこはちょっと違うかな」「この色はばいきんマンかな?」などのことばを聞きながら、あるいは、ことばの調子を聞きながら、あるいは表情を見ながら、ピースを当てはめていきます。つまり、お母さんの声や表情など感じ取りながら、「このピースはここでいいのかな?」と予測していきます。これが続くと、心の理論はもちろん、ことばも覚え、コミュニケーションの経験になっていきます。

 このようにして、「お母さんと物を使って遊ぶ」ことは、「ものやお母さんをよく見る」ことを通して、感覚の統合、ことば、そして、人とかかわる力の基盤である「心の理論」の発達を伸ばしていきます。

 

 

 

2019/05/08(水) 20:58 | izawa

 「お母さんが物を使って遊ぶ」ことが重要な理由の2つ目が「ことばに置き換える」ということです。

 今回は「絵本の読み聞かせ」を例にとってみましょう。
 絵本も1才代、2才代、3才代、4才代と、それぞれの年代の発達段階にに応じた絵本があります。それを読み聞かせるとき、自分の好きなキャラクターや車、汽車、電車などの乗り物などが出ると絵本をじっと見ていきます。まず、この「じっと見る」(注視)、そして「動きを追って見る」(追視)が重要であることは今までに述べてきました。これを「視知覚経験」あるいは「視知覚学習」といいます。

 この見ることを基盤に、絵本では、いろいろな登場人物、動物、物などが出てきます。そして、「食べる」「やってくる」「隠れる」などの動詞や、「大きい」「早い」「寒い」などの形容詞が出てきます。子どもたちは、それらを読み手のお母さんが発する「ことば」と一致させていきます。「アンパンマン」「ぽっぽー(汽車)」「お母さんとお出かけ」などは、絵本の中の絵を見て一致させていきます。そして、1才半くらいになると延滞模倣が出てきますので、そこで絵本に出てくるものが「イメージ」として、記憶されるようになります。これは、あるもの、例えば動物の「象さん」を実物のまま頭の中に記憶することはできませんが、「イメージ」というものに置き換えて記憶することができるようになります。
 この「あるものを別なもので表現する」ことを、ピアジェの認知論の中で「象徴機能」と言います。考える力が伸びていく上でとても重要な能力です。そして、そのイメージと同じ重要な象徴機能が「ことば」なのですね。

 実物ではなく、ほかのもの、つまりイメージや「ことば」記憶し、考えていくことができるようになり、人間の考える力、そして他のいろいろな力が複雑で、高度なものになっていきます。

 つまり、物を使って遊ぶことにより、「ことばに置き換える」経験がどんどん増えていくということなのです。これは、絵本に限らず、粘土あそび、ぬり絵、パズルなど、他の遊びでも同じことが言えるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019/05/07(火) 13:19 | izawa

 療育教室 楽しい広場は、ことばが遅い、友だちと遊べない、特定のものに興味がある、幼稚園や保育園で問題があると言われたなど、お子さんに発達の遅れや不安など、ご心配をおもちのお父さん、お母さんに対して、発達の不安の原因を「障害」以外の発達的視点から考え、お子さんの発達段階に応じた働きかけをして、お子さんの発達の不安を解消していくために、個別療育相談やことば伸び伸び指導という個別指導を行っています。

 今どうして良い分からないのでしたら、ぜひ、一度療育教室 楽しい広場の個別療育相談にお越しください。具体的なアドバイスをさせていただきます。

 5月はあと3回あります。

 〇14日(火) 9:00~16:00
 〇22日(水) 9:00~16:00
   以上は、札幌市社会福祉総合センター 第1会議室で行います。

 〇25日(土) 9:00~16:00
   この日は、札幌市教育文化センター 304研修室で行います。

 料金は50分で3000円です。

 メールで、お問い合わせ、お申し込みをお受けしております。

       メールアドレス  mail@tanoshi-ryouiku.com

 

2019/05/05(日) 21:02 | izawa

 前回、「お母さんと物を使って遊ぶ」ことが発達上重要な理由を3つ上げました。

 今回はその(1)「いろいろな感覚の統合ができてくる」です。

 例えば、積み木で遊ぶとします。遊ぶときは積み木を「見ます。」まずこれが大切ですね。よく見ること。
 そして、積み木をつかみます。積み木を置きます。積み木を並べます。積み木を積み上げます。お母さんの真似をしておうちを作ります。
 これらをすることにより、視覚と手、指の協調動作ができてきます。よく「目と手の協応」と言われるものです。積み木をつかむ、離すということが、もう目と手の協応なのですね。それから、積み木を並べるは平面の位置感覚、積み上げるは空間の位置感覚につながります。お母さんの真似をしておうちを作る、ということは、「おうち」というイメージを頭の中にもっていて、それを再現するということです。

 このように積み木だけでも、これだけの感覚の統合が考えられます。ほかに、粘土、パズル、お絵かき、絵本の読み聞かせ、ボール遊び、折り紙などなど、同様に「見る」ことを中心に、運動感覚、触覚、聴覚などいろいろな感覚の統合が考えられます。

 普通に遊ぶことが、重要なのですね。

2019/05/03(金) 17:46 | izawa

 乳児から幼児期の子どもさんは、基本的に「お母さんの安心感」を基盤にして行動を広げ、深くしていくと考えられます。
 その時にお母さんが物を使って子どもさんと遊ぶということが、ごく普通の当たり前のようなことですが、実は発達上とても重要なことなのです。なぜ重要なのか? 理由は3つあります。

★なぜ、お母さんと物を使って遊ぶことが重要なのか?
(1)物を使って遊ぶことによって、いろいろな感覚の統合ができてく
   る。
(2)物を使って遊ぶことによって、物や動作などを「ことばに置き換え
   る」
(3)物を使って遊ぶことによって、人とかかわる力、特に「相手を見て
   人の話を聞く」というコミュニケーションの基本、そして「人の心
   の状態を推測する」という「心の理論」が発達していきます。

 次回は、(1)感覚の統合についてお話しします。 

2019/05/02(木) 17:44 | izawa

 

 「第11回 楽しい広場 療育セミナー」を以下の通り開催いたします。たくさんの皆さんのご参加をお待ちしております。
 なお。今年度はこの療育セミナーのほかに「子育て お母さんセミナー」を開催する予定です。第1回は6月の予定です。近くになりましたら、またご案内いたします。

【第11回 楽しい広場 療育セミナー】

1 日時
  令和元年(2019)年5月19日(日)10:00~11:45
   (9:45~受付)

2 会場
   札幌市社会福祉総合センター 第3会議室
     札幌市中央区大通西19丁目1番1号

3 対象者
   幼稚園教諭、保育士、児童発達支援事業所の指導員など、早期教
   育、早期療育における指導者

4 テーマ
 =障害以外の原因を考える=
   「目が合わない」

    *この療育セミナーでは、発達に不安がある子どもさんについ
     て、「障害」以外の、発達的視点から見た原因と、「発達療
     育」の考え方に立った指導方法を説明し、後半はそれぞれの参
     加者の方々の事例を研究していきます。
    *今回は、「目が合わない」とはどういう状況を言うのか、実際
     に「目が合わない」子どもさんがいたとき、発達障害なのか、
     発達障害でなければ何が原因なのか、目を合わせるためにどの
     ような働きかけをしたら良いのか、などを説明していきます。

5 内容
(1)講演    療育教室 楽しい広場  代表  伊 澤 崇 弥
(2)事例研究

6 会費
   お一人 2000円

7 申し込み方法
   メールで、氏名、ご職業をお書きの上、療育教室 楽しい広場まで
         お申し込みください。締め切りは、5月18日(土)です。

 (療育教室 楽しい広場 メールアドレス)
   mail@tanoshi-ryouiku.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019/05/01(水) 15:12 | izawa

 「自分の子どもは本当に発達障害なのだろうか?」
 そう思われているお父さん、お母さん、ぜひ一度、療育教室 楽しい広場の個別療育相談にいらしてください。このブログでも書いてきましたが、発達障害と言われそうな行動でも、実際は障害以外の原因がたくさんあります。そちらの方が断然多いのです。お金はかかりますが、障害以外の原因は何か、そしておうちでお父さんお母さんが何をしたら良いかをきちんとご説明いたします。お待ちしています。

2019/05/01(水) 14:15 | izawa

 札幌市幼児教育センターの「アセスメントチェックシート」を使った、障害以外の原因を考えるシリーズは、今回で終了です。

 今回は、「手をひらひらするなど特徴的な行動が見られる」です。「アセスメントチェックシート」のチェック項目を見てみます。

【手をひらひらするなど特徴的な行動が見られる】
(支援有)
 ・手をひらひらさせる、くるくる回る、繰り返しジャンプする、高い所
  に登りたがるなど特徴的行動が多く(目立ち)個別の配慮が必要であ
  る。
(支援無)
 ・特徴的な行動は見られない。
 

 さて、世界の標準的な医学の診断基準の一つである、DSMー5、つまりアメリカ精神医学会刊行の「精神疾患の診断・統計マニュアルー第5版」が、2013年に出されました。
 その中で、自閉症スペクトラムを「定義する症状」として、大きく次の2つが挙げられています。
  ①社会的コミュニケーションの障害
  ②興味の限局、常同的反復的行動 

 おそらく、これを意識して、アセスメントチェックシートにもチェック項目として入っていると思われます。

 さて、アセスメントチェックシートのチェック項目に書かれている、「特徴的行動」をどのように解釈するかですね。私が以前養護学校に勤務していた時に、「手をひらひらさせる」「体を前後に大きく揺らす」などを、日常的によくしていた子どもさんはいました。ただ、くるくる回るとか高い所に登りたがる子どもさんはいませんでしたね。しかし、これもどれくらいの頻度で、どのような様子か、というのも実際に見てみないと分かりません。このあたりは特徴的な行動と言われるものが、個別の配慮が必要なものなのかが、一つの目安でしょうか。ただ、なんでもかんでも「特徴的行動」にして、心配しすぎないことも必要です。

 

 

 

2019/04/30(火) 18:40 | izawa

 前回、「音などの特定の刺激に反応する」大きな原因は「感覚過敏」であると申し上げました。

 今回は、「感覚過敏」に対する対応について説明をいたします。
 基本的に、感覚過敏ということが分かれば、日常生活の中で、できるだけ刺激を落ち着いて受容できるよう、工夫することが必要と考えられます。
(1)触角過敏
 触角過敏の幼児の場合、
①ぬいぐるみをなでる。
②暖かいものを手にもつ、あるいは着る。
③枕を膝に乗せて座る、あるいは枕を周囲において座る。
④毛布にくるまるなど、柔らかい緩やかな感覚の刺激を受容させる。
⑤子どもの肩に手を置く。
⑥子どもの背中をリズミカルになでたり、軽くたたく。
⑦もし子どもが受け入れるならば、抱きしめるなど、身体的、精神的な人
 の柔らかく暖かい感触の刺激を受容させることによって、日常生活の中
 で落ち着いた刺激の受容を積み重ねていくことができる、と考えられ
 る。

(2)聴覚過敏
 聴覚過敏の場合は、子どもが嫌がる音を無理に慣れさせようとするのではなく、嫌がる音をなるべく避けて活動する配慮が必要である。幼児期では、例えば家庭では、落ち着いた音の環境の中で、お母さんや友だちと一緒に遊ぶ機会を増やし、安心感の中での楽しい活動を積み重ねることにより、感覚過敏が落ち着いてくることが考えられる。また、家庭以外の幼稚園や保育園などでも、できる限り落ち着いた音の刺激の環境を整える配慮があることが望ましい。その際、他の子どもたちや親御さんに理解してもらう配慮も必要になると考えられる。

(3)嗅覚過敏
 嗅覚過敏の場合は、できるだけ激しい、あるいは強い臭いの刺激を避ける、という配慮が必要と考えられる。給食などの時は、アレルギーがある子どもさんと同じように、家庭でお弁当を持ってくるようにすることが望ましいと思われる。

 

★感覚過敏は、だいたい3才くらいから落ち着いてくると思われます。なぜかと言いますと、これまで療育教室 楽しい広場の療育相談で「ことばが遅い」「友だちとのコミュニケーションについていけない」等の子どもさんが、たくさん来られました。そのとき、お母さん方に成育歴を伺うと感覚過敏の子どもさんが、これまたとても多かったのです。そして、楽しい広場の療育相談に来られた時は、2才後半から3才を過ぎていますが、その時は、感覚過敏が全くなくなってはいませんが、生活に支障のない程度に過敏が落ち着いているのでした。 
 人間の感覚は、だんだん鈍化していくと言われています。もしそうだとしたら、鈍化のスピードが遅いのが「感覚過敏」なのかもしれません。