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ブログ

2021/04/28(水) 13:07 | izawa

 療育教室 楽しい広場の「発達療育」の発達的視点から見ていくと、子どもさんの発達の不安の多くは「障害以外」の原因が考えられます。しかし、「自閉症」という障害の診断や所見が目の前に現れると、「障害以外」の原因を探すことが吹き飛んでしまいます。それは、「障害」という言葉から生まれる不安からくるのでしょう。

 「発達療育」においては、以前から「自閉症」を考えるときは、1990年代にイギリスの認知心理学者であるウタ・フリス氏が唱えた「心の理論が欠けているのが自閉症である」とする、「言語・認知障害説」を基盤として考えてきました。

 「心の理論」とは、「人の心の状態を推測し、それに基づいて行動を解釈し、予測する」能力のことですが、ウタ・フリス氏が唱える「心の理論の欠落」という考え方から見ていくと、療育教室 楽しい広場の相談やことばの学習に来られた子どもさんで、自閉症の診断や所見をもらった子どもさんのほとんどが、自閉症の診断をするには早すぎたり、自閉症には当てはまらず、発達の不安には別の発達的な原因が考えられました。

 早期療育の目的は、自閉症児を探すことではありません。障害を前提にすることでもありません。「発達の不安を改善する」ことです。そのためには、正確に原因を見つけることが必要になります。そして、そのためには「自閉症ではない」子どもさんを見つけることが必要になるのです。

 そこで、今回の療育セミナーでは、今、早期療育の現場で広がっている「自閉症」について、「自閉症児を見つける」ためではなく、「自閉症児ではない」と判断するために、認知心理学の立場から、ウタ・フリス氏が唱えた「心の理論」を基に考えていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/04/28(水) 12:23 | izawa

  療育教室 楽しい広場の次の「子ども発達相談」と「ことば伸び伸び教室」は、5月2日(日)、9:00~16:00です。会場は、札幌市社会福祉総合センター 第1会議室です。料金は、1時間3000円です。コロナ対策として、事前に部屋の全ての机と椅子の消毒をしております。

 さて、幼児期の子どもさんで、
   ・2才、3才、4才で発語がわずかしかない
   ・言葉は出るが他の同じ年令の子どもさんより言葉の発達が遅い
   ・自分の世界に入ってボーっとしていることが多い
   ・集団で遊ぶとき一人でどこかへ行ってしまう
   ・自分の思う通りにならないと手がでる
   ・一斉指示が通らないと言われた
   ・1才半、3才児健診で言葉の遅れを指摘された

などの発達の不安をおもちのお子さんのお父さん、お母さん、是非一度療育教室 楽しい広場においでください。

 療育教室 楽しい広場は、お子さんの発達の不安の原因を「障害以外」から考え、「本来発達に必要だった生活経験が不十分ではなかったか」という視点から原因を考え、その不十分だった生活経験を更に積み重ねることで発達の不安を改善する「発達療育」を行っています。

 詳しくは、ホームページメニューの「楽しい広場 子ども発達相談」及び「楽しい広場 ことば伸び伸び教室」をご覧ください。

 お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/04/27(火) 13:05 | izawa

 4月25日(日)に、第19回 札幌療育セミナーを札幌市社会福祉総合センターで行い、7名の方々に参加いただきました。

 《テーマ》
『自閉症の迷信を吹き飛ばす 「自閉症ではない」と判断するポイント(1) ~良くも悪くも人を見て行動する』

 幼児期の子どもさんで発達に不安がある場合、早期療育を行う前に「自閉症」の診断を受けている場合は非常に多いのです。しかし、認知心理学の立場から見ると、「このお子さんは自閉症ではない」と判断できるポイントが2つあります。それは、次の2つです。

(1)良くも悪くも人を見て行動している
(2)「ごっこ遊び」ができる

 今回の「第19回 札幌療育セミナー」では、(1)「よくも悪くも人を見て行動する」について、説明いたしました。

 このブログでは、何回かにわたって、このセミナーの内容をお伝えしていきます。

★「発達療育」
 まず、療育教室 楽しい広場が行っている早期療育である「発達療育」について確認します。
 「発達療育」の目的は、主に幼児期の子どもさんで発達に不安のある子どもさんの、その不安を改善していくことです。
 方法についてですが、まずその発達の不安の原因を「障害以外」から考えます。具体的には、個々の子どもさんの発達の実態(発達段階や発達の特徴)を正確に把握し、それを子どもの一般的な発達全体の流れと比較検討します。それを「発達的視点」と呼びます。
 そして、その上で、「本来、発達に必要な生活経験が不十分だったのではないか」と考えます。そうであれば、不十分であったと考えられる生活経験を更に積み重ねていくことにより、発達の不安を改善していきます。
 これを「教育としての早期療育」と位置付けることができます。

 

★「自閉症」の診断・所見のもつ意味
 「発達療育」を進めていくとき、立ちはだかるのが「自閉症」という言葉です。なぜなら、今、発達に不安がある子どもさんが、保健センターなどの発達相談や病院に行くと、その発達の不安の原因を知的障害を除くと、その多くは「自閉症」を主とした発達障害にあると考えているからです。
 もし、「自閉症」の診断や所見をもらうと、親御さん、そして幼稚園・保育園の先生や児童デイサービスの指導員の方々は、発達の不安の原因が「障害である」としたら、「無理はさせられない」とする場合が多くなると考えられます。
 「無理をさせられない」とは、他の子どもさんと同様に「発達段階に応じた負荷のかかる場面や、多少の失敗を経験しながら学習していくということをさせられない」ということを意味しています。

 「発達的視点」から考えていく「発達療育」を進めていくとき、もし「自閉症ではない」と認知心理学の立場から判断すると、療育を進める前に、親御さんや先生の方々に、「自閉症ではない」と判断する理由を説明しなければなりません。
 「自閉症」という言葉の呪縛を取った上で、「発達療育」を進めていくということです。

 *次回は「認知心理学から見た自閉症の理解」について説明いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/04/16(金) 13:11 | izawa

 療育教室 楽しい広場では、4月25日(日)に幼稚園教諭や保育士、児童デイサービス指導員など、指導する立場の方々を対象とした、第19回札幌療育セミナーを開催いたします。

 時間は10:00~12:00、会場は札幌市社会福祉総合センター 第2会議室です。

 今回のテーマは『自閉症の迷信を吹き飛ばす 「自閉症ではない」と判断するポイント(1)~良くも悪くも人を見て行動する』

 今回は、自閉症に関してです。「この子どもさんは、自閉症と言われているけれど、認知心理学の視点から見たら自閉症とは考えられません」というケースについて、療育教室 楽しい広場でのこれまでの相談の中でもたくさんあることですが、それについて、その理由を今回、詳しく説明する予定です。

 実際、自閉症の子どもさん、あるいは成人の方はいらっしゃいます。しかし、今、日本で、1才代、2才代、3才代で自閉症と診断されたり、自閉症の可能性があると言われている子どもさんもたくさんおられると思います。

 認知心理学の中で、「心の理論」というもの、それは「人の心の状態を推測し、それに基づいて行動を解釈し、予測する」という能力のことなのですが、それが自閉症の人たちに欠けているという理論があります。1990年代に、イギリスの政府の自閉症研究機関のメンバーであった、ウタ・フリスという方が提唱した理論です。これは、「言語・認知障害説」と言われ、現在の医学的な診断基準にも大きな影響を与えています。

 この理論を基に、療育教室 楽しい広場の「発達療育」では、自閉症のことを考えています。発達に不安をもつ子どもさんの中から「自閉症児を探すのではなく、自閉症ではない子どもさんを探す」ためです。

 何のためにそんなことをするのか。

 認知心理学の視点から見ると、1才代、2才代では、まだいろいろな発達が伸びていないため、そこで自閉症と診断することは極めて難しいということ、そして個人差を考えると3才代になって、自閉症かどうかを判断するための発達が出そろってくる、ということです。それでも、周りを見ると1才代、2才代、3才代で自閉症、あるいはその可能性を言われている子どもさんたちがたくさんいます。
 そういう中で、例えば2才半で発語がほとんどない子どもさんの言葉を出す指導やアドバイスをしようと思っても、自閉症の診断や可能性を言われていると「自閉症という障害をもっている」前提から、多くの早期療育機関では療育を行っていきます。そして、その内容は「自閉症という障害があるのだから、将来の言葉の大きな発達は見込めない。であるならば、それを補完し、将来の社会で生活するため生活適応力として、サインやジェスチャーでコミュニケーションを取れるようにしよう」という、「福祉的」なものになっていきます。

 しかし、この子どもさんが自閉症でなければ、このやり方は大変な間違いになってしまします。本来は言葉を伸ばすのが大事な療育の内容です。こういうケースがたくさんありましたし、今もあります。こういう時、お父さん、お母さん、幼稚園や保育園の先生方に、子どもさんが「こういう場合は自閉症ではない」ということを知っていただかなければなりません。
 「こういう場合」とは2つあります。

1 よくも悪くも人を見て行動している場合
2 ごっこ遊びができている場合

 どちらか一つができていれば、「自閉症ではない」と判断することができます。今回は1の方を説明いたします。

 このようなことを全面的に受け入れていただけるかどうかはまた別ですが、少なくとも「障害以外」の原因に絞り込めやすくなります。そのための考え方が今回のテーマなのです。

 長くなりましたが、ぜひともたくさんの方々にご参加いただきたいと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/04/15(木) 17:20 | izawa

 昨年9月、療育教室 楽しい広場の伊澤が著作で、北海道デジタル出版推進協会が制作・出版いたしました電子書籍が
   『障害以外から原因を考える「発達療育」』
です。

 療育教室 楽しい広場が行う「発達療育」の目的は、「子どもさん発達の不安を改善すること」です。発達の不安を改善するとは、基本的に子どもさんと同じ年令の発達段階に近づく、追いつくということです。

 発達の不安の原因を考えるとき、その発達の不安の原因は、本来その発達に必要だった生活経験が、何らかの理由で不十分だったのではないか、と考えます。そのために、その不十分と考えられる生活経験は何であったのかを見つけ出します。その方法は、現在の子どもさんの発達の実態と子どもの一般的な全体の発達の流れを比較検討しながら、見つけ出していきます。原因を見つけ出したら、その不十分であった生活経験を積み重ねていくことにより、発達の不安を改善していきます。

 これが、「発達療育」における基本的な早期療育の方法です。

 さて、楽しい広場で作りました電子書籍の大きな特徴は、32項目の具体的な発達の不安の「障害以外」の原因を明らかにし、その改善の方法を明らかにしていることです。

 日本中で、発達の不安をもつわが子が「障害ではないか?」と悩み、苦しまれているお父さん、お母さんがたくさんいらっしゃるかと推測いたします。そういうとき、是非この電子図書をご一読ください。「障害以外」の原因、改善方法、そしてそれを裏付ける理論、考え方を掲載しております。

 詳しくホームページのメニュー「本の紹介」をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/04/14(水) 19:10 | izawa

 次回のこども発達相談と、ことば伸び伸び教室は、4月18日(日)9:00~16:00、会場は、札幌市社会福祉総合センター 第1会議室で行います。料金は1時間3000円です。

 1才代、2才代、3才代で発語がほとんどない、自分の思う通りにならなければ大声で泣く、物を投げる、会話が友だちについていけない、幼稚園や保育園で自分の世界に入ると先生から言われた、あるいは一斉指示が通らないと言われた等、幼児期の子どもさんで発達の不安があるとき、是非一度、療育教室 楽しい広場にいらしてください。

 療育教室 楽しい広場は、教育としての早期療育である「発達療育」を行っています。例えば、2才半で発語がほとんどないという時、その発達の不安の原因を、「障害」からではなく、発語の発達に必要な生活経験が不十分ではなかったか、という視点から考えていきます。個々の子どもさんの発達の実態から、その不十分と思われる生活経験を明らかにして、それを積み重ねていくことにより、発語を増やしていこうとするものです。「発達の不安=障害」では、もちろんありません。一般的な子どもの全体の発達の流れを基準にして、具体的に説明をしていきます。ぜひ、おいでください。

 詳しくは、ホームページメニューの「楽しい広場 こども発達相談」及び「楽しい広場 ことば伸び伸び教室」をご覧ください。

 

 

2021/04/04(日) 18:57 | izawa

 療育教室 楽しい広場が推し進めています「発達療育」には、大きく3つの特徴があります。

1 教育としての早期療育
2 「発達的視点」から考える早期療育
3 「障害」以外から原因を考える早期療育

 早期療育というものを「子どもさんの発達の不安を改善する取り組み」と定義すると、療育教室 楽しい広場が推し進めている「発達療育」は、「子どもさんの発達の不安を改善するため」に、こども発達相談を行い、オンライン発達相談を行い、ことば伸び伸び教室を行い、療育セミナーを行い、療育アドバイザーを行い、メール発達相談を行い、講演を行っている、ということになります。

 さて、それでは「発達療育のスタイル」というものがあります。これを見ていただければ、「発達療育」というものがどういうものか、分かりやすくなると思います。

       =発達療育のスタイル=

(何のために)
  子どもさんの発達の不安を改善するため

(発達の不安の原因の考え方)
  発達に必要だった生活経験が不十分だったのではないか

(原因の発見)
  では「不十分だと思われる生活経験は何か?」を探し出す
  *この時に、子どもの全体的な発達の流れを示す根拠として、療育教
   室 楽しい広場で作成している「子どもの発達概略表」を使う

(改善方法の実施)
  不十分だったと思われる生活経験を積み重ねる
  *積み重ねる場所
     ~家庭、幼稚園、保育園、デイサービスなど
  *療育教室楽しい広場の役割
     ~生活経験の積み重ね方を直接指導したりアドバイスする
     ~子どもさんの成長を第三者として確認する

(改善の評価)
  親御さん、幼稚園・保育園・デイサービスの先生、療育教室 楽しい
  広場の担当の三者が改善を確認した段階で療育の一区切りとする。 

 

 以上です。

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

2021/04/02(金) 14:29 | izawa

 「発語遅れ+かんしゃく+偏食」の3つの問題が一緒の場合の改善の方法の2回目で、今回は「偏食」についてです。

 今回のような3つの問題が一緒の場合の偏食の場合、日常の全体的な生活の様子を考えてみると、親御さんが先回りをしていろいろやってくれて、さらには、待つとか我慢するという「自分を抑える経験」をしておらず、「自分の思う通りに生活できている状態」と考えるとき、食事の様子を想像してみると、こういう場合、親御さんに食べさせてもらっていることが考えられ、食べられるものは口に入れ、嫌なものは口に入れない、あるいはスプーンをもたせてもすぐスプーンを置いたり、スプーンを放り投げたり、ものを手づかみで食べたり、嫌だったら食べものを放り投げたり、あるいはその逆で、全く食べようとしなかったりが考えられます。

 こういう場合の改善方法です。まず、大事なのは、食事だけを考えても変えられないということです。つまり、発達全体を変えていかないとなかなか変えられないということです。
 具体的には、基本的にお母さんとのかかわりを増やす、そして「かんしゃく」のところで出てくる、「自分を抑える経験」をして「生活には自分の思う通りにならないことがある」と気づくことです。それによって、お母さんやお父さんとのコミュニケーションが豊かに滑らかになっていくので食事の時も同様に「かたくなさ」がなくなると考えられます。本来、まだ味覚の経験が少なく、その中で好きな味しか口にしないという偏食になりやすいと考えられますが、日常生活の中で「かたくなさ」がなくなれば、新しい味を覚えていくこともできやすくなります。

 それから、このような子どもさんの場合、おなかがすいた状態が少ないのではないかと考えられます。「おなかがすけば食べる」という人間の本質があります。食べることを嫌がるようでしたら、1回くらい食べなくてもおなかがすけば、次の食事の時に食べるかもしれません。食事を1回抜くというのは、原則親御さんしかできませんから、そこは親御さんがやってみましょう。

 こういう場合の偏食を直していくということは、基本的に生活全体を変えていく気持ちで、粘り強く行うことが大切と考えます。

 以上です。

 

 

 

 

2021/04/02(金) 13:26 | izawa

 3月30日のブログの続きです。

 「発語の遅れ+かんしゃく+偏食」の3つの問題が一緒の場合の改善の方法について説明をします。だいたい年令的には2才代・3才代が考えられます。

 まず「発語の遅れ」に関しては、3月29日付のブログに書いてあるとおりで、基本的には、「お母さんとのかかわりを増やすこと」が重要です。今回の場合も同じです。まずこのことを念頭に置いていただきたいと思います。

 それをやりながら、次に「かんしゃく」のことを考えます。「かんしゃく」というのは、お母さんによってイメージが違うかもしれませんが、ここでは、自分の思うとおりにならない時、大声で泣き叫びそれが20分、30分と長い時間続くという場合、それから、物を投げる、人をたたく、自分の頭を壁や床にぶつける、などをイメージしています。

 こういう「かんしゃく」がある場合、自分の思うとおりにならない時、「かんしゃく」を起こすことによって、お母さんやお父さんが困り果て、結局、子どもさんの思う通りにさせていますので、子どもさんたちは「最後は自分の思うとおりになる」と思っているはずです。ですから「待つ」とか「我慢する」という「自分を抑える」経験をしていません。

 改善の方法としては、「自分を抑える経験をさせていく」ということです。そういう経験をさせていく場面は、お母さんやお父さんが子どもさんの「かんしゃく」で悩まれている日常の場面です。例えば、昼食や夕食の準備をしているとき、お子さんがもっと遊んでほしいとかんしゃくを起こした場合、そういう時こそピンチがチャンスに変わります。
 たとえばお母さんであれば「今ごはんの用意をしているから遊べないのよね」「できない時はできないのよ」などと、平然と、もちろん最初はお母さんも心落ち着かず「平然を装いながら」子どもさんに話して聞かせます。ここで、子どもさんが大声を出して泣き叫んだり、お母さんの足にしがみついて泣くくらいであれば、10分、20分くらいすると子どもさんも泣き疲れてしまい、あきらめることでしょう。子どもさんが一度「あきらめる」とその後ガラッと変わります。要するに「自分の思うとおりにならないことがあるんだ」と気が付くわけですね。これが大切です。この「自分を抑える」経験が、3才・4才以降急速に伸びていく「自分で自分の行動をコントロールする力」である「自律性」につながっていきます。

 さて、かんしゃくがもう少し激しい場合、物を投げる、人をたたく、自分の頭を壁などにぶつける、そして、大声で泣き叫ぶ時間が20分、30分、1時間と長い時間続く場合です。
 まず、物を投げる、人をたたく、自分の頭をぶつけるという場合は、まずその行動をやめさせます。「そういうことをしてはダメよ」言うことも必要です。興奮状態であれば、まず興奮を収めることが必要です。その上で、「できないことはできません」「ダメなものはダメです」と平然と(あるいは平然を装って)お子さんと対峙します。これは「闘い(バトル)」です。大声で怒鳴るわけでもなく、無視するわけでもありません。一番エネルギーが必要なんです。ですから「闘い(バトル)」なんですね。これは、30分でも、1時間でも2時間でも勝つまで続ける覚悟が必要です。その結果、お子さんが「諦めたら」お子さんはガラッと変わります。今までの報告を後で受けた中で一番短い時間が3分、一番長いのが2時間半でした。これは、時間がかかっても大丈夫な時にやってください。例えば、朝、出かける前の忙しいときはやらない方が良いですね。そういう時は、とりあえず、「ここまでママがやるから、あとは自分でやりなさい」というような条件闘争に切り替えます。
 大声で泣き叫ぶだけだけれど、それが延々と30分、1時間と続く場合も同じです。

 「かんしゃく」で共通していることは、子どもさんに「生活の中で、自分の思うとおりにならないことがあるんだ」ということを気づかせるということです。

 説明が長くなりましたので、3つ目の「偏食」については、次回に説明いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/04/01(木) 13:54 | izawa

 いよいよ、本日から2021年度(令和3年度)が始まりました。コロナの影響の中、厳しい生活環境が続いていますが、その中でも幼児期の子どもさんの発達の不安・心配を抱えるお母さん、お父さんがたくさんいらっしゃると思います。

 例えば、2才・3才・4才で発語がない、あるいはわずかしかない、ボーっとしていたり、自分の世界に入ることが多い、幼稚園や保育園の集団遊びの中で一人で別なところへ行ってしまう、友だちとトラブルを起こしやすい、一斉指示が通らない、緊張が強くて幼稚園や保育園でほとんどしゃべらない等々、いろいろな発達の不安や心配があります。

 このように子どもさんに発達の不安や心配があると、どうしても頭をよぎるのが「発達障害」「自閉症」という言葉です。実際、保健センターの発達相談や病院などで直に言われた方もいらっしゃるかもしれませんし、ご自分でインターネットで調べて、そのつど暗い気持ちになられている方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。

 我々、療育教室 楽しい広場で行っている「発達療育」は、発達の不安の原因を明らかにしていくとき、「障害以外」から考えていきます。
 例えば3才で「発語がわずかしかない」という場合、「発語の発達に必要な生活経験が不十分だったのではないか」と考えます。「どうしてしゃべり出すのか」という正解はもちろん誰にもわかっていませんが、どういう発達の流れで、どういう能力が必要で、どういう生活経験、つまり子どもさんにとっては学習する経験が必要かはわかっています。それに沿って、「発語がわずかしかない」原因を考え、必要な生活経験を積み重ねて、発達の不安を改善していきます。

 実は、「障害以外」の原因はたくさんあるのですが、「自閉症」とか「発達障害」という言葉にとらわれてしまって、きちんと正確に見ることができない現状が、今の日本にあると思います。

 療育教室 楽しい広場の「発達療育」では、子どもの発達から見た不安の原因とその改善の方法をお母さんやお父さんには発達相談やことば伸び伸び教室の指導、そしてこのブログを通して、指導する立場の方々にはこのブログと療育セミナーを通して具体的に、冷静にお伝えしていきます。

 たくさんの方々に、少しでもお役に立てるよう、一人でも多くのお子さんが発達の不安を改善し、たくましく育つよう、頑張っていきます。どうぞ、今年度もよろしくお願いいたします。