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ブログ

2009/02/03(火) 00:40 | izawa

◎シェマの構造化の変化 → 知的な発達段階

1 感覚運動シェマ

   (経験)

      ①多様化   ②協応   ③内面化   ④組織化

2 イメージシェマ

   (経験)

      ①多様化   ②協応   ③内面化   ④組織化

3 概念シェマ(具体的)

   (経験)

      ①多様化   ②協応   ③内面化   ④組織化

4 概念シェマ(抽象的)

   (経験)

      ①多様化   ②多様化  ③内面化  ④組織化  

2009/01/26(月) 10:40 | izawa

◎シェマとは

 → 「自分が引き起こせる行動の型」

   「行動を可能にしている基礎の構造(下書き)」

◎シェマの種類

 ・動作シェマ

 ・表象シェマ

 

◎動作シェマの例

 ○手を閉じる、開く     ○手で耳を引っ張る   ○手で頭をたたく

 ○目を開ける、閉じる   

 ○(赤ちゃんが)口をぱくぱくする

 ○(赤ちゃんが)バイバイと手を挙げ振る

 ○(赤ちゃんが)物を口の中に入れる

 ○(赤ちゃんが)物をつかむ     等

   

◎表象シェマの例

 ○猫の概念を頭に浮かべる

 ○頭の中で、猫はどのようなものかを定義する

 ○母親の顔を思い浮かべる

 ○母性とは何かを考える

 ○三段論法

 ○数学の操作、ものの考え方

 

★動作と表象という一見かけ離れたものを、「シェマ」という考え方の中で統合し  ていく、というところが、ピアジェの優れた点であり、特色でもある。

★赤ちゃんは、イメージや概念をもっていないけれど、「動作シェマ」といったものが、我々の概念やシェマと同じような役割をしている。

★子どもにおいて、感覚運動的動作(動作シェマ)が果たす役割と、我々が高次の思考の中で概念が果たす役割・働きが別個のものではなく、知能としては一つの連続性がある。

 

◎教育的示唆

  「模倣」 → 調節

  「遊び」 → 同化

 

*例えば「ボールを投げる」という運動機能を育てる。

(1)「ボールを両手で下から投げる」

 ・大人が柔らかいスポンジボールを「両手で下から投げる動作」を子どもに見せ、「模倣」させる。(調節)

     ↓

 ・いろいろな大きさ、固さのボールを使って、「ボールを両手で下から投げ」遊ぶ。(同化)

     ↓

(2)「ボールを両手で上から投げる」

 ・大人が柔らかいスポンジボールを使い、「両手で上から投げる動作」を子どもに見せ、「模倣」させる。(調節)

     ↓

 ・いろいろな大きさ、固さのボールを使い、「ボールを両手で上から投げ」遊ぶ。(同化)

 

*子どもの行動調整や運動機能を育てる、ということは「調節」の」問題である。

 

★ピアジェの発達論において、

○認識(知的機能)の発達は、「シェマの発達論」である、と言える。

○人間はシェマの集合体であり、シェマの使い手である。

○シェマ同士どのように構造化され(体制化、秩序化)、より高次の適応が作られていくかを理論化しようとした。

 

2009/01/17(土) 14:06 | izawa

◎行為

 → 個体と環境の相互作用である。 

 ◎知能

 → 認識的行動(行為)のもっとも高い均衡状態、安定した最高の適応状態。

 → 知能の源は、感覚運動的段階にあるとする。

 

◎認識的行動の適応状態とは?

 → 同化と調節の均衡のとれた状態。

 

◎同化と調節

〈同化〉 ものや外界を自己の行動シェマやイメージ、概念に「取り入れる」こと。

  ・赤ちゃんが物をつかむことを覚える。→ 周りにある物をどんどんつかむ。

〈調節〉 ものや外界に応じて自己の行動シェマやイメージ、概念を「変える」こと

  → 自分の概念の作り直し

《同化と調節の例》

 ○子どもがとんぼや蝶を見て、「昆虫とは、小さくて、羽があって、飛ぶもの」とい 

 う概念をもつ。

      ↓

*セミやテントウ虫を見て、昆虫だ、と認識する。(同化)

      ↓

○アリを見てみると、羽のあるものと、ないものがある。

      ↓

*羽のないものも昆虫なんだ、と認識する。(調節)

      ↓

*ムカデ(羽のないもの)を見て、昆虫だと認識する。(同化)

 

★いつでも同化できるとは限らない。同化していって、同化しきれないと矛盾が起こってきて、そこで調節が起こり、それでもって新たな同化が起きる。そういった形で、均衡が保たれていく。

★我々は現実の生活の中で、いろいろな経験に出くわしながら、「同化と調節」を繰り返している。

★偏見というのは、「同化と調節」のうちの、調節作用を全く失ってしまったような見方をいうのではないか。

 

2009/01/09(金) 01:10 | izawa

★行為

○ピアジェという人は、もともと生物学の研究から出発して心理学に入ってきた人であるだけに、生物学的な考え方がその基本にあり、生物学からの影響というものを強く受けている。そして、むしろ知能の発生過程を生物学的にとらえようと出発し、そこに独自の心理学、ひいては認識論の体系を築いたと言える。

○生物学にせよ、心理学にせよ、個体と外界との相互作用ということを研究する点では同じであり、心理学ではそういう個体と外界の相互作用、つまり「人間の行為」というものが研究の中心になる。そこで問題になるのは、物質的秩序ではなく、機能的な働き、機能的秩序について研究することが、心理学の中心的な仕事になる、とピアジェは言う。

○行為には、広い意味で二つの側面がある。

1 感情的側面~人間の行動のエネルギー的側面、価値付け。アメリカの心理

           学にいうなら「動機付け」と言えるかもしれない。

2 認識的側面~知的な面、つまり、個体と環境の関係の面に構造化を施して

           いく働きの面。

 (卑近な例)

   ・自分の周囲を見回して、男の人と女の人がいる、ととらえたとする。簡単

    な認識であるが、私と環境の関係に一つの構造を与えられたことになる。

    つまり、その環境を二つのカテゴリーに分けた、ということになる。そして、

    更にその中に大阪府に住む人、大阪府以外に住む人、というような形に

    とらえると、これまた私の前にある環境を四つ切りにしたという形になる。

    → このように、私は認識作用をとおして、私と環境のかかわりに構造を

      与えている。つまり、認識的活動というのは、個体と環境との間の関

      係に構造化を施していくこと、と考えていいのではないか。 

2009/01/07(水) 02:31 | izawa

 私たち、療育教室 楽しい広場の大きな特徴は、「子どもの発達段階に応じた意図的な働きかけを行い、子どもの知的な発達を促す」という点です。その基準となる、子どもの発達の過程をみるときの、基本的な理論としているのが、ピアジェの認知発達論です。ピアジェの理論は膨大で、年代によってもその内容が変わっていきますが、楽しい広場が基本としているのは、「知能の発生的段階説」です。

 実は、楽しい広場のホームページ、及びブログの中で、個別の内容で一番多いのが、以前ブログで書いた「ピアジェの認知発達論の特徴」なのです。ものすごく、関心が高いことが分かりました。そこで、今回は、楽しい広場の基本理論としている「ピアジェの知能の発生的段階説」の特徴について、以前より細かく述べていきたいと思います。

 これから、何度かに分けて、述べていきます。なお、これについては、「村井潤一編:別冊発達 4、発達の理論をきずく、ミネルヴァ書房、1986」の中の岡本夏木氏が執筆された、ピアジェについて書かれた論文をまとめる形で、ここに述べていくことをご了承ください。

★まず、最初に、ピアジェの発達心理学の立場についてです。それまでの発達心理学で課題となっていたのが、「発生(知能の発生、注:伊澤)と構造の関連性」についてです。大きく分けると、連合主義心理学や行動主義を基本とするアメリカの学習心理学に代表されるところの、発生は考えるが、構造は考えていない経験論や、人間の知覚体制には、すでにはじめからある知的構造が備わっていて、人はその構造に従ってものを見、ものを聞いていくのであって、その構造に発達的変化は見られない、とするゲシタルト心理学があったが、ピアジェはそうではなくて、「発達の問題とは、構造の問題とそ発達的変化の原理ということを同時に考え、解明していく、という心理学であるべき」と考えた。

★ピアジェの有名な言葉に「構造から出発して構造に終わる」というものがある。それは、ある知的構造が次の知的構造へ変わっていくということであり、どう変わるかというと、ある構造から次の構造へ「変換」していくことであり、その「変換」は「行為」をとおした「構成」によるとした。

★ ピアジェの行為とは~個体と環境の相互作用(交互作用)であり、個体と環境は不可分な一体をなしている、というのが基本的な見方である。そして、その「行為」をとおして、次々と構造を常に構造している、とする。

★その「行為」を「作用」という点から見ると、同化作用・調節作用・両者の均衡化から成っているとする。

 

  

2008/12/24(水) 18:26 | izawa

 これまで、2回行いました、親子発達サークルですが、参加者が少なく、当分の間お休みといたします。発達に不安のある子どもさんの親御さんや家族の方々に対して、子どもの発達や障害についてお話をする場を作りたかったのですが、今続けている療育セミナーを更に充実させて、また、再開したいと考えております。ご了承ください。

2008/12/18(木) 01:04 | izawa

 去る11月27日(木)に、札幌市中央区民センターで行われた、札幌の小鳩会の研修会に参加し、午前中講演をし、午後は個別の相談を受けたりしました。当日は、2~4才ぐらいまでの子どもさんとお母さんが合わせて20名ほど参加されていました。

 講演の中で、子どもさんの舌のお話をしました。口から舌が出ている子どもさんがやはり多かったですね。舌を出さないためには、口を閉じることです。口を閉じると、舌が下の前歯の歯茎に落ち着きます。そうすることによって、舌の機能も上がり、食べること、そして話すことに舌が重要な働きをしていきます。

 口を閉じるにはどうしたらよいか、ということですが、離乳期後期あたりから、子どもさんにスプーンで食べ物や飲み物を与えるとき、スプーンのそこを下唇の上の置きます。そうすると子どもさんは口に入れるため、自然と口を閉じます。子どもさんが3才~4才ぐらいに大きくなって、まだ舌が出ている場合は、ご飯をたべる前に、2~3回スプーンを使って口を閉じ、口の中に食べ物や飲み物を入れる練習をします。この場合は、時間を短くし、長い時間やらないようにすることです。また、別の方法としては、食パンの耳やうどんなどの柔らかいものを口に入れ、口を閉じて食べていくことが考えられます。

 また離乳後半のぐらいから少しずつ固めの物を食べるようになりますが、ダウン症の子どもさんの場合、歯の生えるのが遅い傾向にあり、歯が生えるまで固めのものを食べないようにする場合が多いようです。しかし、そういう時は逆に、歯茎でもよいので少し固めのものを食べさせ、歯茎を刺激しながら、歯が出てくるのを待つようにすると良いと思います。

 

2008/07/22(火) 21:16 | izawa

 このたび、療育教室 楽しい広場では、お子さんの発達に不安のあるお父

さん、お母さんを対象に、子どもの発達をご一緒に学習し、考えていくことを

目的とした、「第2回 親子発達サークル」を開催いたします。詳しくは下記の

とおりです。たくさんのみなさんのご参加をお待ちしております。

 

1 名称    楽しい広場 親子発達サークル

2  日時   平成20年8月12日(火)、10時~11時30分

         (受付9時30分~)

3 場所    札幌市社会福祉総合センター、3階 第2会議室

      (住所)札幌市中央区大通西19丁目1-1

      (電話)011-614ー2948

4 テーマ   「幼児の多動」

5 内容

(1)講演   (講演者)療育教室 楽しい広場

               代表   伊 澤 崇 弥

(2)質疑・応答   お子さんの発達に関する質問・疑問にお答えします。

6 費用    お一人 2000円(資料あり)

7 問い合わせ   療育教室 楽しい広場(伊澤)

        (電話・ファックス)011-811-1757

8 その他

  ・お子さんの参加も可です。(無料)

  ・今後、月1回開催する予定です。

2008/07/22(火) 20:34 | izawa

 苫小牧市において、発達に障害をもつ、または不安のある子どもさんを保育、

指導する立場の方々や、その親御さんを対象にした、子どもの知的な発達や

障害について学習する、「第6回 苫小牧療育セミナー」を下記のとおり開催

いたします。たくさんの方々のご参加をお待ちしております。

1 日時   平成20年8月10日(日)、13時30分~16時(受付13時~)

2 テーマ  

   3才の発達の重要性(1才半、2才、3才のチェックリストを使って)

3 内容

(1)講演   (講演者)療育教室 楽しい広場

                代表  伊 澤 崇 弥

(2)質疑・応答

4 会場   苫小牧市文化交流センター、4階、視聴覚室(定員40名)

  (住所)苫小牧市本町1丁目6番1号

  (電話)0144-33-8131

5 会費   お一人 2000円(資料あり)

6 申し込み方法

  電話・ファックス・メールで、氏名・職業・連絡先電話番号を明示の上、楽し

い広場までお申し込みください。締め切りは、8月9日(土)です。

 

★苫小牧では、セミナーとは別に、有料の個別の療育相談(50分3千円、た

だし、セミナー参加者は半額)を受け付けております。セミナーと同じ方法で

お申し込みください。 

2008/06/23(月) 10:04 | izawa

 苫小牧市において発達に障害をもつ、または不安のある子どもさんを保育、   

   指導する立の方々や、その親御さんを対象にした、子どもの知的な発達

   や障害について学習する「第5回 苫小牧療育セミナー」を下記のとおり

   開催いたします。たくさんの方々のご参加をお待ちしております。 

1 日時  平成20年7月13日(日)、13時30分~15時30分(13時~受付)

2 テーマ  子どもの自閉症の臨床的アプローチ

      (講演者)療育教室 楽しい広場  

              代表  伊 澤 崇 弥

3 会場   苫小牧市文化交流センター、4階 視聴覚室(40名定員)

    (住所)苫小牧市本町1丁目6番1号  (電話) 0144ー33ー8131

4 会費   お一人 2000円(資料あり)

5 申し込み方法  

   電話・FAX・メールで、氏名・連絡先電話番号・職業を明示の上、楽しい広

    場までお申し込みください。 締め切りは、7月12日(土)です。

★苫小牧では、セミナーとは別に、有料の個別の療育相談(50分3千円、ただ

    しセミナー参加者は半額)を受け付けております。セミナーと同じ方法でお

    申し込みください。