ナビゲーションメニューへ

ブログ

2011/05/30(月) 15:48 | izawa

 もうすぐ、6月ですね。春も後一か月というところです。札幌では、街中で濃いピンクの八重桜の花びらが散り、道がきれいなピンクのじゅうたんのようになっているところがたくさんあります。4月から、寒い日と雨の日が多く、暖かい春がいつまでも続いてほしい気分になりますが、どっこい、自然は人間を待ってはくれません。自然に沿って生きなくてはならない、ということです。

 さて、春が濃くなる6月5日(日)、釧路で今年度第1回の療育セミナーを行います。多動やパニック、友だちをたたいてしまう、発語が遅い、集団の中に入って友だちと遊べない、自分のやりたいことはやるがやりたくないことは全くしない、等の幼児期から小学校にかけての子どもさんの、成長に不安を感じるいろいろな問題行動は、イコール発達障害ではありません。では何が原因でしょうか?それを、今回の療育セミナーでお話しする予定です。どうぞ、釧路の皆さん、一度、お聞きにいらしてください。

《第1回 釧路療育セミナー》

○日時  平成23年6月5日(日)、午後2時~4時(午後1時45分~受付)

○会場  釧路市生涯学習センター「まなぼっと」 601号室(定員40名)
      (釧路市幣舞町4番28号  Tel:0154-41-8181)

○内容  「多動やパニックなどの子どもの問題行動イコール、発達障害では
       ありません。それ以外の原因を明らかにします。」

○会費  お一人 2000円(資料あります)

○申し込み  電話・ファックス・メールで、氏名・電話番号・職業を明治の上、
        楽しい広場までお申し込みください。締切は、6月4日(土)までで
        す。    
                          電話・ファックス  011-811-1757
         メールアドレス   mail@tanoshi-ryouik.com

2011/05/17(火) 17:42 | izawa

 旭川療育セミナーの第2回が近づいてきました。5月22日(日)、今週の日曜日です。会場は、旭川市ときわ市民ホール、101研修室(50名定員)です。

 テーマは、「幼児期の発達の大きなポイント~3才の発達の重要性(2)」
-コミュニケーションの発達とごっこ遊び-です。 コミュニケーションの発達とごっこ遊びというのは、自閉症や広汎性発達障害を見極めていくうえで、重要な発達です。言い換えると、人間の発達の中で、重要なものである、ということが言えます。

 人のコミュニケーションンの重要な特徴は「人を見て行動する」です。これができていれば、自閉症などの発達障害とは考えません。ごっこ遊びは、物事の真偽を棚上げしてコミュニケーションをする、という、とても高度で複雑なコミュニケーション能力の基礎となるもので、これができていれば、自閉症などの発達障害とは考えません。

 このような、内容の話を、セミナーでさせていただく予定です。会費は、お一人2000円。申し込みの締め切りは、5月21日(土)です。どうぞ、話を聞きにいらしてみてください。

2011/05/13(金) 12:53 | izawa

 5月ももう中旬になりました。4月、5月、6月は、札幌の春の季節ですが、何か肌寒く、雨や曇りの日が多いような気がします。5月は、札幌の桜の季節ですね。楽しい広場がある、札幌市白石区にも、桜のきれいなところがあります。南郷通りという大きな通りに並行して、白石サイクリングロードが通っています。東札幌から北広島市まであって、街中を通っているサイクリングロードです。

 自転車に乗る人、ゆっくり歩いている人、ジョギングをしている人、犬の散歩をしている人、通学している子どもたち、いろいろな人が行きかいます。その空間は、ゆったりした時間が流れています。なにか、江戸時代の街道のような、あるいはドラえもんの空間のように、思えます。

 そのサイクリングロードのところどころに、きれいな桜並木があります。地下鉄白石駅の近くの、環状通りあたりの所にも、淡い、白に近いピンク色の桜並木が続いています。今日の雨や風で、花弁もだいぶ散ることと思いますが、素朴できれいな桜並木です。一年に一度の桜の時期を楽しみに待ち、実際に花が咲くのを見る、というのも、人間の生活の有難さかもしれません。

 桜を見て、うれしくなる人、さびしくなる人、人を懐かしく思い出す人。そして、桜を見ても感慨に浸る余裕のない人も、おられることでしょう。成長に不安を感じて心配されている、小さいお子さんの親御さんには、そういう方もいらっしゃるのではないでしょうか。そういうお子さんと、親御さんに対する「療育相談」、そして、「ことば伸び伸び教室」について、ここで、ご案内をいたします。

 

★療育相談

 多動である、パニックを起こしやすい、友だちをすぐたたいてしまう、発語が遅い、ひとりで遊んでいることが多い、こだわりが強い、集団の中でみんなと一緒に行動できない、など、成長に不安を感じる問題行動がある、主に幼児期から小学生にかけてのお子さんに関しての、療育相談をお受けします。

 このようなお子さんたちを見かけると、まず、何を思うかというと、「自閉症ではないか,アスペルガー症候群ではないか」など、発達障害ではないかと、思われる方が多いと思います。実際に、医師に診断を受けた方もいることと思います。

 しかし、実際は、脳に何らかの機能障害があると考えられる医学的な原因ではなく、例えば、我慢する力とか、人を注目することとか、場面に応じた適切な感情表現をするなどの、全体の発達のうちの、一部の発達の遅れやそれに伴う、経験のつまづきが、問題行動の原因であったり、家庭や周りの環境に関係して子どもが持つ不安感が原因であったりします。それは、もちろん、発達障害ではありません。

 平成22年1月から、この5月までで、知的な発達の遅れの心配はのぞいて、自閉症などの発達障害を心配される療育相談が18件ありました。幼児期から小学校中学年までの範囲の子どもさんです。18件のうち、半分の9件の子どもさんは、自閉症や広汎性発達障害などの診断がついていました。そのお子さんたちの発達の実態を見ていくと、18名全員が、発達障害ではない、と判断しました。一番大きな理由は、全員「人を見て行動していた」からです。人との相互のやり取り関係ができない、ということが基本的な障害であるのが、自閉症などの発達障害です。ですから、人とのやり取り関係の前提である「人をみて行動している」ということは、確かに問題行動はあるかもしれないが、発達障害ではない、ということになります。

 人とのやりとり、あるいは、コミュニケーションに関して、子どもさんの発達に不安をお持ちの方、どうぞ、一度、楽しい広場の療育相談にいらしてください。1時間、2500円の料金ですが、お子さんの発達の様子をきちんと説明いたします。

 

★ことば伸び伸び教室

 主に、幼児期から小学校中学年くらいのお子さんで、発語が遅い、言葉の発達の遅れが気になる、ひらがなを覚えさせたい、数や数量の理解を伸ばしたい、などの、ご心配やご要望を親御さんがおもちの子どもさんに対して、主として絵カードなどのカード類を使い、発語、言葉の理解、知る・覚えるなどの認知的な能力、ひらがなやカタカナを読む、数字と数量のマッチング、量の多い少ない、等の指導を、一対一の学習スタイルを作っていきながら、指導していきます。
 特に、特別支援学級や特別支援学校に通われている子どもさんで、なかなか一対一の学習の機会が少ない子どもさんなど、ぜひ、一度いらしてください。初回は、体験ということで、無料で行います。続けて通われる場合は、1回1時間、2500円です。お待ちしています。

  (療育教室 楽しい広場)
     電話・ファックス   011-811-1757  (代表 伊澤)

 

2011/05/02(月) 19:48 | izawa

 4月22日(日)の第1回に引き続き、5月22日(日)、午前10時~午後1時の間、旭川市ときわ市民ホール、101研修室におきまして、第2回 楽しい広場 旭川個別療育相談を実施いたします。多動、パニック、友だちをたたいてしまう、発語が遅い、集団の中に入っていけない、友だちとトラブルが多い等の、幼児期から小学生にかけての子どもさんの、成長に不安を感じる問題行動についての相談をお受けいたします。料金は、1時間2500円。相談は、楽しい広場代表の伊澤が担当いたします。前回は、3才の女のお子さんがお母さんと小さい弟さんと来られました。みなさん、どうぞ、一度、お問い合わせください。

〈療育教室 楽しい広場〉
    電話・ファックス  011-811-1757
    メールアドレスmail@tanoshiryouiku.com

連休明けは、5月6日(金)から、業務を行っております。

2011/04/25(月) 18:48 | izawa

 「多動やパニックなどの、子どもの成長に不安を感じる問題行動イコール、発達障害ではありません。では、その原因は、なんですか。どうやって、問題行動を改善するのですか?」

 これが、今年度の、療育セミナーで、明らかにしていくことです。ぜひ、皆さん、一緒に考えてみませんか?

 

=第1回 札幌療育セミナー=
○平成23年4月29日(金) 14時~16時(13時45分~受付)

○札幌市社会福祉総合センター(札幌市中央区大通西19丁目1-1)
 第3会議室(45名定員)

○内容「幼児期の発達の大きなポイント~3才の発達の重要性(1)
    -認知的発達と言葉の世界ー

○会費:お一人2000円(資料あり)

○申し込み締め切り  
 4月28日(木)まで。電話・ファックス・メールで楽しい広場までお申し込みください。 連絡先は、「お問い合わせ」のところを、クリックしてご確認くださ
い。

2011/04/19(火) 16:54 | izawa

 療育教室 楽しい広場では、今年度から、札幌におきまして、療育セミナーの他に、発達療育専門講座を始めます。

 これは、子どもさん方の発達を正確に把握した上で、それに応じた適切な働きかけをし、子どもさん方の発達を促し、問題行動を改善していく、という、楽しい広場の基本的な立場である、「発達的視点に立った療育」について、その理論や方法論を系統的に研究し、その専門性を高め、保育や指導の実践にぜひ生かしていただきたいと願い、始める次第です。詳しいことは、次の通りです。

(対象) 「発達的視点に立った療育」に関心をもち、その専門性を高め、実践
      に生かしたいと思われている方であれば、どなたでも参加できます。

(内容) 子どもの発達の見方、発達の把握の仕方、具体的な療育方法などの
      講演、及び、事例研究。

(回数) 基本的に毎月1回、年間11回を予定。

(会費) 無料。

(会場) 札幌市社会福祉総合センター

(第1回目)
  ・5月15日(日)、午後2時~4時、札幌市社会福祉総合センター
   第1会議室(定員20名)
  ・内容~「ピアジェの理論を基本にした、子どもの認知的発達の見方」

(申し込み方法)
  電話・ファックス・メールで、楽しい広場の伊澤まで、お申し込みください。
  第1回の締め切りは、5月14日(土)までです。

   〈療育教室 楽しい広場〉
     電話・ファックス  011-811-1757
     メールアドレス   mail@tanoshi-ryouiku.com

 

=年間の内容の予定=

第1回 「ピアジェの理論を基本にした認知的発達の見方」

第2回 「絵カードを使った、子どもの認知的発達の把握の仕方」

第3回 「言葉の発達(言葉の理解,発語、言葉の使い方)と発語の遅れ」

第4回 「人間のコミュニケーションの特徴(1)
       心の理論~相手の意図(考えや心の状態)を推測する。」

第5回 「同上 (2)
       非言語的コミュニケーション(声・動作・表情など)の重要性と共感
        性の発達」

第6回 「同上 (3)
       ごっこ遊びの重要性~真偽を棚上げするコミュニケーション

第7回 「子どもの発達における自律性の発達の重要性」

第8回 「自閉症とは、どのような障害か?」

第9回 「幼児期の「数と数量」を用いた、認知的発達の把握の方法」

第10回 「絵を使った、ひらがなを読む指導方法)

第11回 「就学時のトラブル~集団への適応」  

2011/04/19(火) 15:11 | izawa

 療育教室 楽しい広場も、札幌で活動を始め、そして療育セミナーを開催し、同時に会報を発行して 5年目に入りました。

 さて今年度の、札幌、旭川における、療育セミナーのテーマと日時は次の通りです。

『多動やパニックなど、子どもの成長に不安を感じる問題行動イコール、発達障害ではありません。子どもの「発達」という視点から、問題行動の原因を明らかにしていきます。』

 これまで、楽しい広場の療育相談における内容で、圧倒的に多いのが、幼児期から小学校低学年にかけての、多動、パニック、友だちと遊べない、発語が遅い、などの、子どもさんの成長に不安を感じる問題行動です。そして、これらの問題行動の根源を考えると、そのほとんどが、コミュニケーションの発達の不安に起因していることが分かります。

 楽しい広場では、これらのコミュニケーションの不安に起因すると考えられる、子どもさんの問題行動を考えるとき、コミュニケーションの発達に関連する、いろいろな内容の発達のうちの、一部の発達の何らかの遅れ、
 例えば、
 ・相手を見続け、話を聞き続ける、「注目する」ということが十分にできてい
  ない。  
 ・自分で自分をコントロールして行動する能力である、「自律性」の発達が
  不十分である。
 ・場面に応じた「適切な感情の表現」がまだ十分にできない。
等の発達の遅れやそれに伴う経験のつまづきが、問題行動の原因ではないか、と考えます。これは、「発達的視点に立った療育」という立場です。

★現在、多動やパニック等の、子どもの成長に不安を感じる問題行動の原因の多くを、脳に何らかの機能障害を持つと考えられている、「発達障害」という、医学的な側面からしか考えられていません。
 しかし、これらの問題行動は、到底、医学的な原因だけでは解明しきれません。原因を明らかにするには、「発達的視点に立った療育」という、立場から、原因を考えていく必要があります。そして、そこからは、たくさんの原因が浮かび上がってくるのです。

 楽しい広場の療育セミナーでは、一年間にわたって、
「発達的視点から見た、子どもの問題行動の原因と改善の方法」について、考えていきます。

 

=療育セミナーの年間のテーマと日時=(予定)
 第1回  「子どもの発達のポイント~3才の発達の重要性(1)」
          -認知的発達と言葉の世界ー
   【札幌:4月29日(金・祝日)  旭川:4月24日(日)】

 第2回  「同上 (2)」  -コミュニケーションの発達とごっこ遊び-
   【札幌:5月29日(日)  旭川:5月22日(日)】

 第3回  「同上 (3)」  -自律性の発達と社会性-
   【札幌:6月26日(日)  旭川:6月19日(日)】

 第4回  「日常生活のこだわりと、自閉症のこだわり」
   【札幌:7月17日(日)  旭川:7月24日(日)】

 第5回  「育てにくいと感じられる子どもたち~触角、聴覚、嗅覚などの過
        敏な子どもたち」
   【札幌:8月21日(日)  旭川:8月28日(日)】

 第6回  「コミュニケーションの基本~相手を注目することと多動」
   【札幌:9月23日(金・祝日)  旭川:10月2日(日)】

 第7回  「言葉以外のコミュニケーションの重要な意味~声、動作、表情」
   【札幌:10月23日(日)  旭川:10月30日(日)】

 第8回  「場面に応じた適切な表現とコミュニケーション」
         -他害行為や友だちとのトラブルが多い子どもたち-
   【札幌:11月27日(日)  旭川:11月20日(日)】

 第9回  「発語が遅い、ということの原因は?」
   【札幌:12月18日(日)  旭川:12月11日(日)】

 第10回 「集団への適応の発達~集団の中でうまく活動できない子どもた
       ち」
   【札幌:平成24年1月22日(日)  旭川:平成24年1月15日(日)】

 第11回 「就学に向けての発達の確認(1)~言葉及び認知的な発達」
   【札幌:平成24年2月19日(日)  旭川:平成24年2月12日(日)】

 第12回 「就学に向けての発達の確認(2)~集団への適応と対人関係」
   【札幌:平成24年3月18日(日)  旭川:平成24年3月11日(日)】


  たくさんの方々に参加していただき、それぞれの実践に生かしていただければ、幸いです。

2011/04/19(火) 12:50 | izawa

 年度も新しくなり、療育セミナーも、新しく始まります。旭川の第1回は次の通りです。

★旭川療育セミナー
○平成23年4月24日(日),午後2時~4時(1時45分~受付)

○テーマ「幼児期の発達の大きなポイント~3才の発達の重要性(1)」
       -認知的発達と言葉の世界ー

○会場   旭川ときわ市民ホール(旭川市5条通4丁目)
       303研修室(35名定員)  ℡ 0166-23-5577

○会費  お一人 2000円(資料あります)

○申し込み  
   電話・ファックス・メールのいずれかで、氏名・電話番号を明示の上、楽
   しい広場まで、お申し込みください。締切は、4月23日(土)です。

    「療育教室 楽しい広場」
       電話・ファックス   011-811-1757
       メールアドレス    mail@tanoshi-ryouiku.com

 

★個別の療育相談

そして、今年度から、旭川での毎月の療育セミナーの日に合わせて、個別の療育相談を行います。多動である、パニックを起こしやすい、集団の中でみんなと行動ができない、ひとりで遊んでいることが多い、言葉が遅い、などのご心配のある、特に幼児期から、小学生の子どもさんと親御さんが対象で、楽しい広場代表の伊澤が、担当をいたします。

○日時  平成23年4月24日(日)、午前10時~午後1時、午後4時~5時

○会場  旭川ときわ市民ホール 303研修室

○費用  1時間 2500円

○申し込み  上記の旭川療育セミナーと同様です。

お子さんの成長に不安をおもちの親御さんの方々、料金は、デイサービスなど比べると高いですが、お子さんの今の発達の実態、問題行動の原因と改善の方法についてご説明します。どうぞ、一度、いらしてみてください。
 

  

2011/04/04(月) 20:33 | izawa

 今日は、4月4日(月)、いよいよ、新年度がスタートしたという感じですね。楽しい広場の、今年度のテーマは、このブログのタイトルの通り、
 

 「子どもの多動やパニック等の問題行動イコール、自閉症などの発達障害ではありません。」

です。これまでも、何度も同じことをブログでも書いてきましたが、これからも、くどくても、多くの皆さんに理解していただくために、この内容に関することを重点的に書いていきたいと思います。楽しい広場のホームページやブログを見て、問題行動があって、成長に不安をもつ子どもさんの親御さんや、そのような子どもさんを育てる保育園や幼稚園の先生、子ども塾の先生等の方々が、正確に子どもさんの発達を把握し、適切な働きかけを行い、子どもさんの発達を促し、問題行動が改善することができましたら、これ以上の喜びはありません。

 子どもさんの問題行動はなぜ起こるのか。医学の立場から見れば、原因は一つしかありません。つまり、脳に何らかの機能障害がある、発達障害ということです。お医者さんは、病院に来た子どもさんのその時の様子、行動と、そして、日ごろ不安に思われる行動を親御さんに記入してもらい、それを自閉症などの発達障害の行動特徴と照らし合わせて、診断をしていくと思われます。重ねて申し上げますが、例えば、多動で心配の幼児期の子どもさんが、病院に受診した場合、その原因は、発達障害かどうか、ということになります。

 さて、もし、多動で心配の幼児期の子どもさんが、楽しい広場の療育相談に来られたら、どうするかです。
1 まず、知的な発達の遅れがないか、絵カードを使って調べていきます。
 

2 その次に、自閉症などの広汎性発達障害の可能性がないかを調べま
  す。その方法は、このブログにも何度も載せましたが、基本は次の3つで
  す。
(1)人を見て行動しているか。
   → 相手の意図(考えや心の状態など)を推測することができるか(心の
     理論の発達)

(2)非言語的コミュニケーションができているか。
   → 声、動作、しぐさ、表情など。

(3)ごっこ遊びができるか。(3才~)
以上の3つ(2才代の子どもさんは1と2)ができていれば、自閉症などの発達障害の可能性はないと考えられます。

3 では、多動という問題行動の原因は何であると考えられるでしょうか。?
  それは、次の4つの能力の未発達と、及びそれに伴う経験のつまづきで
  す。ですから、これらの発達をチェックしていきます。
(1)注目すること
   → 相手を見続け、話を聞き続けることができない。
(2)非言語的コミュニケーション
   → 声や、動作などのコミュニケーションができるが、上手にできない。
(3)自律性(3才~)
   → 自分で自分をコントロールして行動する能力が十分に発達していな
     い。
(4)コミュニケーションの量
   → 日常生活の中で、母親や家族とのコミュニケーションがよく取れてい
     ないような場合。
 そして、ここでは、そのほかにトラブルのチェックをします。
(1)感覚過敏がないか。(触られるのを嫌がるなどの触覚の過敏、水を飲む    
  ときに臭いをかぐなどの臭覚の過敏、花火などの大きい音を嫌がる聴覚
  過敏など)
(2)聴力の弱さがないか。(中耳炎など)

 これらのいずれかの発達の未発達、及びそれに伴う経験のつまづきで、幼児期において、「多動」という問題行動が起こりえるのです。

楽しい広場では、独自に作成した「発達確認シート」を使って、問題行動に関連すると思われる発達を確認していきます。何らかの能力の未発達があると
分かれば、その発達を促す働きかけを行い、発達を促し、経験の仕方を是正することにより、問題行動は改善されることになります。多動に関する改善の方法は、内容が豊富ですので、別に改めて書いていきたいと思います。

 次回は、パニックに関する原因の調べ方を説明したいと思います。  
 

   

2011/03/24(木) 19:42 | izawa

 もうそろそろ、幼稚園や小学校では春休みに入ることと思います。この時期に、発達に不安があったり、問題行動があるようなお子さんがおられましたら、どうぞ、楽しい広場にいらしてください。

★療育相談
 多動である、パニックを起こしやすい、集団の中でみんなと一緒に行動ができない、ひとりで遊んでいることが多い、言葉が遅い、などのご心配のある、特に幼児期の子どもさんに関して、療育相談をお受けしています。
 問題行動=発達障害ではありません。つまり、問題行動がある子どもさんがすべて、脳に何らかの機能障害をもっていると考えられる発達障害ではない、ということです。では、何が原因かと考えると、例えば

(1)「注目する(相手を見続け、話を聞き続ける)」能力がまだ未発達
(2)「自律性(自分で自分をコントロールする力)」の発達が不十分
(3)「共感性(相手の気持ちや心を感じ取る力)」の発達が不十分
(4)場面や状況に応じた、適切な感情表現が十分にできていない
(5)感覚過敏があって、人とのかかわり方が下手である

等が、考えられます。つまり、脳の機能障害ではなく、何らかの一部の発達がまだ不十分で、それによって経験のつまづきがある、と考えられるものです。楽しい広場の療育の特徴である、「発達的視点」から、子どもさんの問題行動を考えていく、ということです。

 実は、これまで4年間で、実質50名近い子どもさんが相談に来られ、その多くは、問題行動があって、自閉症などの発達障害の診断を受けていたり、親御さんがその心配をされていたりしたものですが、そのうちの9割ぐらいは、問題行動の原因が、発達障害ではなく、何らかの発達の遅れとそれに伴う経験のつまづきと考えられるものでした。実際、相談に来られたあと、子どもさんが大きく成長された場合が、たくさんあります。
 多動などの問題行動があったとしても、発達障害ではない、と判断する基準については、このブログの2月1日付の、「第9回札幌セミナーの報告」のところに詳しく説明してありますので、お読みください。  

 どうぞ、そのような特に幼児期の子どもさんの問題行動で、心配されている親御さんの方々、一度、いらしてください。1回、1時間2500円と、児童デイサービスなどから比べると、料金は高いですが、きちんとお子さんの今の発達の実態、そして、お子さんの問題行動の原因と改善の方法をご説明します。

 

★言葉のびのび教室
 主に、幼児期から小学校低学年のお子さんで、発語が遅い、言葉の発達の遅れが大きく感じられる、ひらがなを覚えさせたい、数や数量の理解を伸ばしたい、などの、ご心配やご要望をおもちの子どもさんに対して、主として絵カードなどのカード類を使い、発語、言葉の理解、知る・覚えるなどの認知的な能力、ひらがなやカタカナを読む、数と数量の理解、等の指導を、一対一の学習のスタイルを作っていきながら、指導していきます。特に、小学校低学年で、特別支援学級や特別支援学校に通われている子どもさんで、なかなか一対一の学習の機会が少ない子どもさんなど、ぜひ、一度いらしてください。初回は、体験ということで無料で行います。もし、続けて、通われる場合は、1回、1時間2500円です。お待ちしています。