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ブログ

2023/04/11(火) 12:15 | izawa

 療育教室 楽しい広場の発達相談などでは、                                    「子どもさんは、お母さんの安心感の上で活動を拡げていきます」        「子どもさんが活動をする上で、お母さんが安全基地になっています」というような言い方をします。つまりは、「子どもさんの発達において、お母さんは中心的な存在ですよ」ということです。

 人間の親子には「愛着関係」という、緊密で情緒的な関係があります。それによって、本来無防備で独力では生きていけない乳児は生きていくことができるのですが、その中心が「お母さん」であるということです。では、なぜその中心がお母さんなのか?「もともとお母さんにそういうものがあったのか?」というと、そうではありません。

 発達心理学の中で、1970年代を中心にイギリスの児童精神科医のボウルビィという人が提唱して理論があります。それは、かもやガンなどの鳥の雛(ひな)が、生後間もない時期に最初に出会った対象(親鳥ではなく人間でも良い)の後追いをし、絶えずくっついていようとする現象が知られていますが、人間にも同様なことがあるのではないか、と考えました。

 そして人間においても「最初の接触による慰めや安心感」を与えてくれる存在にくっついていることが重要である、という理論を提唱したのです。そう考えると、その存在はだいたいお母さんになる、ということです。ただし、事情によっては、それが「おばあさん」になったり、「お父さん」になったりすることもあり得るということです。

 療育教室 楽しい広場では、このボウルビィの理論を基に発達を考えています。

 

 

 

     

2023/04/10(月) 14:58 | izawa

 療育教室 楽しい広場が行っています早期療育を「発達療育」と名付けています。その特徴は「教育としての早期療育」ということです。

 それは、早期療育の対象である幼児期の子どもさんの、言葉の遅れやコミュニケーションの遅れ、あるいはかんしゃくが激しい、友だちとトラブルを起こしやすいなどの問題行動などの発達の不安を改善するために、子どもさんのそれまでの「生活経験を分析する」ことにより、その原因を明らかにし、それに応じた改善の方法を提示いたします。

 具体的に子どもさんの「生活経験を分析する」上で、次の4つの視点から分析します。                         

        1 発達段階(認知、言葉、人とのかかわりなど)                            2 身体的な特徴(視覚優位、感覚過敏、気質など)                          3 お母さんとのかかわり                                                              4 生活環境(家族構成、生活リズムなど)                 

 これらの視点からそれまでの生活経験を分析し、「何か大きな特徴はないか?」を調べ、もしあればその特徴による生活経験への影響を考え、それと発達の遅れや問題行動との関連を考えていきます。

 幼児期の子どもさんは、毎日の家庭や幼稚園、保育園、こども園などでの日常の生活の経験を積み重ねることにより、そこでの経験を通して学習し、発達をしていきます。                                                         であるならば、「その日常生活の経験の中に発達の不安の原因があるのではないか」、もしそうであるとしたら、「生活経験の仕方を工夫することで発達の不安が改善されるのではないか」というのが、「発達療育」の基本的な考え方です。

 

 

 

 

      

2023/04/10(月) 14:30 | izawa

 4月23日(日)、昨年9月以来7か月ぶりに「第24回 札幌療育セミナー」を札幌市社会福祉総合センター 第2会議室で開催いたします。

 テーマは「言葉の遅れの原因を考える~視覚優位」です。

 療育教室 楽しい広場が行っている早期療育を「発達療育」と名付けています。その特徴は、幼児期の子どもさんの発達の不安の原因を、子どもさんの「生活経験を分析する」ことにより明らかにし、改善の方法を提示すていくことです。

 今回取り上げる「言葉の遅れ」についても同様です。知的な発達の遅れを除くと、地域の保健センターの相談や子どもの発達専門外来病院と呼ばれるところの医師に、自閉症などの発達障害の可能性や診断を受けることが全国的の多いようですが、原因はもちろんそれだけではありません。

 これまで16年間の療育教室 楽しい広場の発達相談の中で、「言葉の遅れ」のある子どもさんの成育歴やご家庭での生活の様子を伺っていくと、非常に多いのが今回取り上げる「視覚優位」という身体的特徴をもつ子どもさんで、その子どもさんたちの生活経験の中に、言葉が遅れる原因が含まれていると考えられます。

 今回は、「視覚優位」の子どもさんの特徴と言葉の遅れの改善方法、そして幼稚園や保育園、認定こども園、児童デイサービスなどの指導される立場の方々の対応などについて、ご説明をいたします。

 詳しくはホームページメニューの「療育セミナー」をご覧ください。たくさんの方々のご参加をお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

2023/04/01(土) 20:52 | izawa

 3月31日(金)の午前中、札幌市東区にありますあゆみ幼稚園で、あゆみ幼稚園およびあゆみ第二幼稚園合同の職員研修会で講演をさせていただきました。

 講演では、言葉の遅れやかんしゃくが激しいなどの幼児期の発達不安の原因を、障害からではなく、子どもさんのそれまでの生活経験を分析することにより明らかにし、不安を改善する方法について話をさせていただきました。。

 今回は、具体的に「言葉の遅れ」と「かんしゃくが激しい(やってやって、も含む)」の二つの発達の不安を取り上げ、「言葉の発達の基本的な考え方」そして「対人関係における適応行動の発達の基本的な考え方」について説明をさせていただいた後、言葉の遅れの大きな原因の一つである「視覚優位」とその場合の発達の不安の改善の方法、そしてもう一つはかんしゃくや「やってやって」の原因を考える上で重要な能力である「自律性」(自分で自分の行動をコントロールする力」についての説明と、かんしゃくや「やってやって」が激しい場合の改善の方法について説明をさせていただきました。

 長い時間でしたが、両幼稚園の職員の方々の熱気があふれる中で講演をさせていただき、本当にありがたい思いでいっぱいです。

 両幼稚園の職員の皆さん、ありがとうございました。

 

 

2023/03/29(水) 14:50 | izawa

 もうすぐ3月が終わり、4月を迎えます。12月の年の瀬とはまた別の年度末のあわただしさが流れているようです。

 さて、新年度の4月の療育教室(こども発達相談、ことば伸び伸び教室)は、16日(日)9:00~16:00、札幌市社会福祉総合センター 第1会議室で行います。

 療育教室 楽しい広場が推し進める「発達療育」は、子どもさんの言葉の遅れやコミュニケーションの不安、多動、かんしゃく、やってやって、一斉指示が通らないなどの発達の不安について、子どもさんのこれまでの「生活経験を分析」して原因を考え、それによって改善の方法を明らかにしていきます。

 幼児期の子どもさんは、毎日の家庭や幼稚園・保育園・こども園などでの日常の生活の経験を積み重ねることにより、そこでの経験を通して学習し、発達をしていきます。                          

 であるならば、その日常の生活の経験の中に発達の不安の原因があるのではないか、もしそうだとしたら、「生活経験の仕方を工夫することで発達の不安が改善されるのではないか」というのが「発達療育」の基本的な考え方です。

 幼児期の発達に不安をおもちの子どもさんのお父さん、お母さん、ぜひ一度、療育教室 楽しい広場の「こども発達相談」そして「ことば伸び伸び教室」にいらしてください。

 詳しくは、ホームページメニューの「楽しい広場 こども発達相談」「楽しい広場 ことば伸び伸び教室」に掲載しておりますのでご覧ください。 

 お待ちしております。

 

 

 

 

2023/03/29(水) 14:09 | izawa

 現在基本的に毎月1回、療育教室を行っていますが、今年に入って2件、認定こども園からの要請でこちらが出向き、発達相談を行っています。

 最初に30分ほどお部屋で子どもさんの活動の様子を見せていただき、そのあと別室に移り、親御さんと子どもさん本人と担任の先生、主任の先生が同席されました。

 親御さんのご相談の主旨は、事前に担任の先生から伺っていましたので、前半は伊澤とお子さんが一緒に絵カードやパズルなどを使って遊んだり、手遊びをしたりしながら、子どもさんの行動や反応、表情などを把握し、後半は子どもさんを教室に戻し、親御さん、担任の先生、主任の先生と相談の趣旨に沿ってアドバイス等のお話をさせていただきました。

 通常の発達相談では、来ていただくのは親御さん、子どもさん、そして場合によっては祖父母や兄弟姉妹の方々です。発達相談の中で、子どもさんが実際に保育園や幼稚園、認定こども園などに通われている場合は、内容によっては親御さんから園の先生方にお話をしていただくような場合もあります。

 一方、今回のような場合は園の先生も同席されていますので、親御さんと園の先生方と相談の内容が共有されていますので、こちらがさせていただいたアドバイスなどが、相談の後での園での指導やご家庭での子育てにスムーズに生かされやすいという良さがありました。

 これらのような幼稚園や保育園、認定こども園などでの発達相談も、今後どんどん行っていければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023/03/13(月) 14:46 | izawa

 昨日、3月12日(日)、札幌市社会福祉総合センター 第1会議室で、3月の療育教室を行いました。

 来ていただいたのはお子さん二人で、一人は小学校特別支援学級2年生のお子さんで、トランプや絵カードを使ってコミュニケーションの取り方の勉強をしました。

 もう一人は、2才半のお子さんで、言葉の遅れについて、お父さん、お母さんと発達相談に来られました。このお子さんは「視覚優位」と思われるお子さんで、これからのお母さんのかかわり方を中心に、アドバイスをさせていただきました。

 実は3月に入って、こちらが認定こども園に出向き、そこで園主催という形での発達相談を行いました。今月は、更にもう一件行う予定です。

 これからも、いろいろな形で、幼児期の子どもさんの発達の不安の原因を、「子どもさんの生活経験の分析」から考えていく、療育教室 楽しい広場の「発達療育」に基づいた発達相談を進めていきたいと考えております。

2023/02/13(月) 15:55 | izawa

 楽しい広場のオンライン相談は、これまで8件行っています。札幌市の方から東京都、横浜市、ヨーロッパ、兵庫県、函館市などです。

 今は原則月1回行っています札幌市での発達相談に直接来ていただけない方を対象にしております。

 療育教室 楽しい広場が行っています「発達療育」の大きな特徴は、幼児期の子どもさんの言葉の遅れやコミュニケーションの不安などの発達の不安に関して、その原因を子どもさんの「生活体験の分析」から考えていきます。

 具体的には、子どもさんの発達段階(特に認知や言葉など)、子どもさんの身体的特徴(資格優位や感覚過敏など)、お母さんとのかかわり方、生活環境(家族構成、生活リズムなど)などです。

 今までのオンライン相談の多くは、言葉の遅れやコミュニケーションの不安のご相談でした。

 オンラインの場合は、声、表情、動作などたくさんの手段を使ってコミュニケーションをさせていただきますので、メール相談よりは細かいやり取りができます。もちろん直接来ていただければそれに越したことはありませんが、札幌市から離れているところにお住まいでも、ある程度のやり取りはできると思います。

 お父さん、お母さんだけではなく、対象となるお子さんともコミュニケーションは可能です。まだ言葉が十分でない子どもさんの場合は一緒に手遊びをしてやり取りをしたり、言葉が出ている子どもさんの場合はそれに加えて、絵カードを使って名前を当てたり、簡単なクイズをしたりします。

 日本の中の幼児期の子どもさんで、発達に不安があるお子さんのお父さん、お母さんで、特に原因が自閉症などの発達障害ではないかと不安をもたれたり、心配されている方々、それ以外の原因も十分考えられます。それに対して、具体的に原因と改善方法を考えていきます。

 どうぞ、一度、療育教室 楽しい広場のオンライン発達相談を使ってみてください。詳しくは、ホームページメニュー「オンライン発達相談」をご覧ください。お問い合わせ、お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023/02/11(土) 16:30 | izawa

 「なぜ言葉が出るのかを考える」のまとめです。

 発達療育では、言語発達を考えるとき、前回にも説明しましたが、アメリカの認知心理学者であるマイケル・トマセロが提唱している「社会的相互作用を重視する言語発達論」を基本に考えています。

 その理論の大きな特徴は、幼児期の子どもたちの、日常の生活の中での社会的相互作用の中で発揮される、子どもが本来もっている能力とされる「他者の心を理解し、その意図を推測する能力」を重視し、その能力こそが言語発達における基礎的な能力であるとしている点です。

 この理論を基本にして、発達療育では言語発達の上で、子どもさんとお母さんや養育者とが、興味の対象や経験などで「注意を共有」し、「伝え合う」ことができているかを重要視します。

 「伝え合う」ということは基本的に子どもさんとお母さんが、お母さんの発する言葉の他に声・動作・表情・視線・しぐさ・雰囲気などのコミュニケーション手段を使い、お互いに意思や考え、感情などの心の状態(意図)を感じ取り、「伝え合う」ということです。

 それによって、相手の心の状態(意図)を感じ取りながらかかわっていくという、繊細で高度な「意図的コミュニケーション」が発達していきます。そしてそういう「伝え合い」の延長上に「言葉で伝える」という発語が出現し、言葉を使ったコミュニケーションが発達していくと考えます。

 つまり、「注意を共有」して「伝え合う」ということが、言葉を使ったコミュニケーション体系である言語の発達に、重要な意味をもっているということです。

 以上です。 

2023/02/07(火) 14:48 | izawa

 療育教室 楽しい広場の発達療育では、言語発達を考える上で「社会的相互作用を重視する言語発達論」を基本に考えています。これは、1990年代以降、アメリカの認知心理学者である、マイケル・トマセロが中心になって提唱されています。

 この理論の特徴は、養育者の役割を重視するのではなく、社会的相互作用の中で発揮される「子ども自身の有能感(本来もっている能力)」に注目します。その有能館とは生後18か月頃までに明確に出現する「他者の心を理解し、その意図を推測する能力」のことを意味し、この能力こそが言語獲得における基盤的な能力であるとします。

 さて、言葉を覚えるときの方法を考えてみます。例えば、「土地」という言葉を覚えるとします。しかし、これが、大人の会話の中でのやり取りを通していくと、例えばそれが「地面」になり、「園庭」になり、「土」になり、「グラウンド」になり、「大地」になったりします。つまり、子どもは大人の意図を推測しながら、物の名前の数の他に、同じものでも「視点」が変わることにより、言葉も変わるということを学習していき、言葉の数、種類、言い回しなどを覚えていくと考えられます。

 療育教室 楽しい広場では、基本的にそのように考えています。