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2020/08/08(土) 15:26 | izawa

 現在の日本の早期療育では、「福祉型」の早期療育を行っているところが多いのではないかと考えます。

 「福祉型」の早期療育とは、例えば、言葉が遅い、3才になっても発語が10個くらいで、病院で発達障害の診断がついてる、とします。そのとき、3才の子どもさんは、発語が大きく遅れていて、病院から「発達障害」の診断ももらっているのだから、障害をもっている子どもとしての療育が必要である。この時、何を目的とするか?
 この子どもさんは、「障害をもっているのだから、今遅れている言葉の発達は将来大きく伸びるとは考えられない。しかし、そうであっても将来豊かに生活をするために、言葉以外のコミュニケーションを伸ばしていく必要がある。そのためには、言葉でのコミュニケーションは子どもが混乱しないように最小限にして、その他の例えば、写真・絵・マーク・サイン・ジェスチャーなどを使ってコミュニケーションをする能力を高めていこう、とするものです。
 つまり、障害があるのだから、それを認めて、障害を受けて遅れている能力とは別の能力を伸ばして、障害のあると思われる能力を補完していこうとするものです。

 

 翻って、楽しい広場が推し進めている「発達療育」では、「教育型」の早期療育を行っています。
 「教育型」の早期療育とは、例えば、3才で発語が10個くらいで、病院から発達障害の診断が出ているとします。その時、「教育型」の早期療育では、発達障害の診断があろうがなかろうが、言葉の発達を伸ばします。つまり、発語と言語理解、更には言葉を使ったコミュニケーションです。3才の子どもさんは、20才過ぎの成熟した大人とは違います。障害と診断されていてもいなくても、子どもたちはこれから、いろいろな大切な発達が伸びていきます。3才で発語が10こくらいで、発達障害の診断をもらっているこの子どもさんも同じです。特に、将来社会生活をする上で大切な発達である言葉の発達を今伸ばさなければなりません。伸ばすとは、子どもさんの今の発達段階を把握して、そこから同じ生活年令の発達段階までに近づき、追いつくための働きかけをすることです。つまり、「育てる」ということです。子どもさんに発達障害の診断がついていようがいまいが、同じです。これは、至極当たり前のことです。これが、「教育型」の早期療育です。

 療育教室 楽しい広場では、この「教育型」の早期療育がより多くの全国の早期療育機関で行われることを願って、活動をしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020/08/08(土) 14:31 | izawa

 メニューの「療育セミナー」のコーナーでご案内してきました、8月23日(日)に開催予定の「第16回 療育セミナー」ですが、8月7日の段階で定員いっぱいになり、申し込みを締め切りさせていただきました。

 つきましては、このたび、9月13日(日)に、時間、場所、内容等すべて同じで「第16回 療育セミナー」を、追加開催いたします。こちらの方でご都合の良い方、どうぞお申し込みください。詳しくは、メニューの「療育セミナー」のコーナーをご覧ください。

2020/08/06(木) 15:57 | izawa

★発達療育の特徴
 発達療育には、4つの大きな特徴があります。
1 「発達的視点」から原因を考える
2 「教育」としての早期療育
3 4つの理論を基盤にする
4 療育の基本は「人とかかわっていくこと」

 

★今回取り上げるのは

1 「発達的視点」から原因を考える

 ここではさらに項目が3つに分かれます。
(1)子どもの発達の分類
(2)「発達的視点」とは?
(3)「障害」以外に考えられる発達の不安の原因

 ここでは、(2)「発達的視点」とは?を取り上げます。

 

★「発達的視点」とは?

 認知面、あるいは身体・運動面の発達だけではなく、対人関係、つまり言葉、コミュニケーション、人との関係性、情動、社会性などの発達を含め、「発達には一定の流れがある」ということを前提に、発達の流れを基本に置き、個々の子どもさんの発達段階を把握した上で、発達の不安の原因を明らかにすることが、「発達的視点から原因を考える」ということであり、そのあと、それに応じた適切な指導・支援を行い、発達の不安を改善していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 発達の不安が「障害」でなければ何が原因かを考えるとき、その視点となるのが

2020/08/06(木) 15:33 | izawa

 幼児期の子どもさんに、例えば、言葉が遅い、おお返しが多い、自分の世界に入ることが多い、聞かれた質問に答えられない、独り言・宇宙語を話す、かんしゃくが激しい、すぐに手が出る、一斉指示が通らないなど発達の不安があるとき、その発達の遅れ、問題行動の原因を考えたとき、原因が障害ということもあります。しかし、それ以外にも原因はたくさんあります。

 「発達療育」は、発達の不安の原因が障害でなければ何が原因なのか、具体的に、どのようにしたら発達の不安を改善できるのか、ということを明らかにするものです。それが、一貫したテーマです。

 

 

 

 

 

2020/08/05(水) 16:08 | izawa

 今回は最終章である第5章「発達の不安の原因と改善の方法」の目次についてです。

第5章 「発達の不安の原因と改善の方法」

Ⅰ 言葉、コミュニケーション

1 発語がない
2 言葉の遅れ
(1)個人差の範囲の遅れ
(2)テレビを見続ける
(3)のびのび育てる
(4)祖父母と過ごす
(5)一人遊び
(6)緊張や不安が強い
(7)同時処理機能が強い
(8)感覚過敏
3 語尾・語頭を省略する
4 舌足らず
5 よだれが多く、発音が不明瞭
6 おおむ返し
7 独り言、宇宙語を話す
8 突然、コマーシャルをしゃべり出す
9 突然、別の話をし始める
10 ボーっとしている、自分の世界に入る
11 聞かれたことや質問に答えられない。話を理解しているのかが分か
  らない

 

Ⅱ 人との関係性

12 無表情(表情がない)
13 興味の幅が狭く、自分の好きな遊びしかしない
14 空気が読めない
15 人見知りが強い、緊張が強い
16 場面緘黙

 

Ⅲ 情動、社会性

17 かんしゃくが激しい
18 多動、落ち着きがない
19 すぐに手が出る
20 友だちとトラブルになりやすい
21 目についた物に反応してしまう
22 スケジュールの変更を嫌がる
23 集団行動で飛び出す、すぐ個人行動し始める
24 一斉指示が通らない
25 自傷行為

 

以上が目次です。

次回からは、各章ごとの内容をご紹介していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020/08/03(月) 16:41 | izawa

 楽しい広場の本のタイトル

 『障害以外から原因を考える「発達療育」』

 

 今回は、目次を書き記します。

★目 次

第1章 発達療育について

 Ⅰ 発達療育とは

 Ⅱ 発達療育の特徴
  1 「発達的視点」から原因を考える
   (1)子どもの発達の分類
   (2)「発達的視点」とは?
   (3)「障害」以外に考えられる発達の不安の原因
  2 「教育」としての早期療育
  3 4つの理論を基盤にする
  4 療育の基本は「人とかかわっていくこと」

 

第2章 基本的な発達の流れ

  1 認知の発達の流れ
   (1)認知的な発達段階
   (2)具体的な発達の把握の方法
  2 言葉の発達の流れ
  3 人とかかわる力の発達の流れ
   (1)母親とのかかわり(0才~1才半:始歩の頃)
   (2)周囲の大人とのかかわり(1才半~3才)
   (3)子どもとのかかわり(3才~4才)
   (4)子どもの小集団でのかかわり(4才~5才)
   (5)子どもの大集団でのかかわり(5才~6才)

 

第3章 基礎となる理論の概要

  1 同時処理機能、継次処理機能
   (1)同時処理機能、継次処理機能の定義
   (2)「同時処理機能」が強い子どもの特徴
   (3)「同時処理機能」が強い子どもの共通点
  2 心の理論
   (1)心の理論とは?
   (2)自閉症と心の理論の関係
  3 自律性
   (1)自律性とは何か?
   (2)自律性が身に付いていない原因
  4 感覚過敏
   (1)感覚過敏とは?
   (2)感覚過敏が発達に及ぼす影響
   (3)感覚過敏に対する対応
   (4)感覚過敏はいつごろ落ち着くのか?

 

第4章 発達療育のキーワード

  1 3才の発達の重要性
  2 3才の発達の攻防~「発達の遅れ」なのか「障害」なのか
  3 発達からみた自閉症の可能性の判断基準
  4 自閉症の迷信
   (1)クレーン行動
   (2)視線が合わない
   (3)指さしをしない
  5 「教育」としての早期療育の確立
  6 特別支援学級の大きな問題点~「教科別の指導をしない」
  7 小学校1年生までに身につけたい力

 

第5章 発達の不安の原因と改善の方法

 以下、33項目は次回、説明をいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020/08/03(月) 14:10 | izawa

 今回、出来上がった本のタイトルは

  『障害以外から原因を考える「発達療育」』です。

 現在、日本の早期療育では、幼児期の子どもさんの発達の不安の原因を「障害」と考え、医師から発達障害という「診断」、心理士や保健師の発達障害の可能性という「所見」から、「障害児支援」という形でスタートする早期療育が主流を占めています。

 

 それに対して、幼児期の子どもさんの発達の不安の原因を「障害」以外から考え、それでは、その原因は何か、そしてどうしたら発達の不安を改善できるのかということ、つまり、考え方と具体的改善の方法を明らかにしたのが、今回の本です。そして、その療育の体系を「発達療育」と呼びます。

 

 

 

 

 

 

 

2020/07/31(金) 11:37 | izawa

 療育教室 楽しい広場から、いよいよ本が出ます。

 療育教室 楽しい広場の「発達療育」の大きなテーマは

  「障害以外から発達の不安の原因を考える」

 です。

 今回出る本のタイトルは

 『障害以外から原因を考える「発達療育」』

 です。

★この本は何を書いているか?

 言葉が遅い、友だちと遊べない、コミュニケーションが不自然、自分の世界によく入る、友だちとトラブルが多い、かんしゃくが激しいなど、幼児期の子どもさんに発達の不安があるとき、保健センター、発達支援センター、幼児教育センター、病院など、いろいろなところへ発達相談に行かれると思われます。その時、その多くは、その原因として「発達障害」の可能性を考えます。これまで、全国30以上の都道府県から、お母さん方からのメール相談をいただき、その内容つまり、お子さんの発達の不安の状態と、それに対しての相談機関の対応、つまり原因が「発達障害」の可能性ばかり挙げられた、ということが、全国どこも同じでした。つまり、こういう問題は全国同じなのだということです。

 本を書いた私(伊澤)は、ボランティアを含め30年以上、早期療育、療育相談にたずさわり、多くの子どもさんの発達を見てきて、発達の不安の原因が、「発達障害」以外にたくさんあることを理解しています。なぜなら、直接的な指導、あるいはお母さんやお父さんに対してのアドバイスによって、たくさんの子どもさんが大きく成長しているのを目の当たりにしているからです。

 今回書いている内容の柱は、
  ・発達の不安の原因が「障害」でなければ、何が原因なのか。
  ・子どもさんの発達の不安を改善する具体的な方法は何か。

です。

 具体的な内容については、このブログで順次ご紹介をしてまいります。

 

★本の販売
(1)今回、電子書籍で販売する予定です、価格は1500円。数週間後
   に販売可能になると思います。アマゾンや楽天などの電子書店が提
   供する閲覧ソフトで読んでいただく、ということになるかと思いま
   す。販売可能になったときに、またお知らせ致します。

(2)電子書籍とは別に、正式な製本ではありませんが、A4用紙32枚
   裏表印刷、画用紙の表紙という簡易製本で冊子を作っております。
   ご希望の方に販売をいたします。価格は1500円。ご希望の方は
   お名前、ご住所、並びに「冊子購入希望」の旨とを、楽しい広場へ
   メールでお伝えください。お支払方法は、銀行振り込みとさせてい
   ただき、メールをいただきましたら、口座番号等をお伝えいたしま
   す。お支払いを確認させていただいた後、こちらの方から冊子を郵
   送させていただきます。送料は楽しい広場が支払います。よろしく
   お願いいたします。

  

(メールアドレス)tanoshi.ryouiku@gmail.com

 

 

 

 

 

 

 

 

2020/07/26(日) 17:19 | izawa

 幼稚園や保育園、児童デイサービスなどに、言葉が遅い、質問に答えられない、ボーっとしている、自分の世界に入ることが多い、友だちとコミュニケーションがうまく取れない、集団行動についていけず先生が個別の対応をしている、一斉指示が理解できない、友だちにすぐ手が出る、友だちとトラブルが多いなど、自閉症など発達障害を疑ってしまいそうな子どもさんが少なからずいらっしゃると思います。その中には、2才代、3才代でもう発達障害の診断を受けている子どもさんもおられるでしょう。「発達障害の早期発見」と言われて久しいですが、この早期発見というのは、「3才以前」と言われてきました。ですから、そういう子どもさんたちも多いということです。

 さて、療育教室 楽しい広場では、子どもさんたちの発達の不安を、「障害以外の原因から考える」という、「発達療育」を推し進めています。

 「障害」以外の原因とは,基本的に「子どものいろいろな発達には一定の流れがある」ということを前提に、個々の子どもさんの発達段階を把握して、その基本的な発達の流れと比較することによって考えられる原因ということです。この発達から考えますと、3才というのは、実にいろいろな発達の節目があります。特に、自閉症などの発達障害にかかわる「人とかかわる力」の発達においてです。

 例えば、認知面では3才くらいからものごとの意味や良し悪しが分かり始め、更には言葉だけではなく、声や動作、表情、しぐさ、雰囲気などの言葉以外のコミュニケーションの手段を駆使して、場面や状況に応じて相手や周りの人たちの心の状態を感じ取ることができるようになります。また、3才くらいから子どもは自分や人のために「うそ」をつくようになり、「うそ」自体はあまり良いことではありませんが、「うそ」をつくということは、「感情の表現を統制する」という高度な能力でもあります。そして、このような能力が融合して「自分で自分の行動をコントロールする力」である「自律性」が3才・4才あたりから急速に伸長していきます。さらに「ごっこ遊び」を3才くらいからやり始め、それによって想像的な遊びをするようになると共に、「真偽を棚上げにするコミュニケーション」という高度なコミュニケーションを身に付け、人とかかわる範囲も大人中心から、子ども同士のかかわりに広がっていきます。

 つまりは、3才から「人のことを考え始める」ための重要な能力が伸びていくということです。子どもを育てる立場からすると、3才以降、4才、5才とさらに重要な能力が育っていきます。

 8月23日(日)の療育セミナーでは「人とかかわっていく」ための重要な説明をし、3才以前の発達の遅れがイコール「障害」ではないこと、そしてそれらの発達をどのように伸ばしていくかをお話しする予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020/07/22(水) 09:53 | izawa

 楽しい広場の個別療育相談とことば伸び伸び教室について、現在は、毎月1回のペースで、札幌社会福祉総合センターを会場に開催しております。7月は12日(日)に行い、8月は2日(日)に行う予定です。時間帯は9:00~16:00です。発達に不安をおもちのお子さん、そして、お父さん、お母さん、どうぞいらしてください。お申し込みは、電話、メールで受け付けております。

  電話  011-896-3204

  メールアドレス  tanoshi.ryouiku@gmail.com