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2008/02/11(月) 13:12 | izawa

 療育教室 楽しい広場の「第4回 療育セミナー」を下記のとおり開催いたします。たくさんの皆様方のご参加をお待ちいたしております。

○日時

   平成20年2月24日(日)、9時00分~12時00分

○会場

   札幌市社会福祉総合センター3階、第3会議室(40名定員)

    (住所)札幌市中央区大通西19丁目1-1

    (電話)011-614ー2948

○会費

   一人2000円(資料あり)

○テーマ

  「子どもの障害は3才の発達で判断する(その2)、コミュニケーションと自律

  律性の把握」

○当日のながれ

    9時15分    受 付

    9時30分    講 演(講師:楽しい広場 代表  伊澤崇弥)

                  ・子どもの言葉や認知的な発達の流れの他に、

                   コミュニケーションと自律性について、3才の発                            

                   達を中心に、掘り下げて説明いたします。

   11時30分    質疑・応答(事前におもちいただいた質問も受け付けま

              す。)

   12時00分    終 了

○申し込み方法

 電話・FAX・メールのいずれかで、氏名・職業・電話番号を明示の上、お申し込みください。

  《NPO法人 療育教室 楽しい広場》

   (電話・FAX)     011-811ー1757

   (メールアドレス)   mail@tanoshi-ryouiku.com

○締め切り日

   平成20年2月22日(金)

                     

2008/01/22(火) 22:51 | izawa

 平成20年1月20日(日)、9時30分~12時00分の時間帯、札幌市社会福祉総合センターで楽しい広場主催、第3回療育セミナーを開催いたしました。当日は、幼稚園教諭・保育士・子ども塾講師、親御さんなど13名が参加されました。内容は、楽しい広場代表の伊澤が、「子どもの障害は3才の発達で判断する(その1)~言葉と認知的な発達の把握」のテーマで講演をいたしました。今回、その報告をいたしたいと思います。今回の報告は、講演の要旨の順に沿って進めさせていただきます。

1 伊澤(講演者)のプロフィール

  

2 療育教室 楽しい広場の役割

(1)発達に不安のある子どもさんの知的な発達段階・実態を把握し、親御さんに説明する。 

(2)発達に不安のある子どもさんの知的な発達段階・実態に応じた、適切な働きかけ、つまり療育を行う。 

(3)療育を行う上で、次の2点を重要課題と位置づける。 

①「コミュニケーションする態勢」と「学習する姿勢」を身につける。 

*「コミュニケーションする態勢」(0才~3才) 

 → 相手をよく見、話を聞き、相手からの言葉・表情・動作・しぐさ・雰囲気などをとおしての働きかけを受け止め、反応し、そして、同じく言葉・動作・しぐさ・雰囲気などをとおして、その反応を相手に伝えること。

*「学習する姿勢」(3才~6才) 

 → 一対一で相手を見、注目し、話を聞き、主に言葉を中心とした働きかけに反応し、その反応を主に言葉で相手に伝えること。

②人間として成長する上で重要な「言葉で考える」 「言葉でコミュニケーションする」「自律性(自分で自分をコントロールして行動する)を伸ばす」「社会性を身につける」等の内容を重点的に、療育を進める。

  

3 療育を進めていく上での基本的な考え方

 一般的に、子どもの発達には過程があり、流れがある。そして、知的な発達にも同様に発達の過程、流れがある。  

 → その一般的な子どもの発達の過程を基準にして、個々の子どもさんの知的な発達段階・実態を把握した上で、その子どもさんの知的な発達を促す、言い換えると「人間の内面の発達を促す」療育を行っていく。 

  

4 知的な発達とは何か。

(1)乳幼児の発達とは?  

(2)発達の要素と構成  

(3)知的な発達の4つの要素  

  ①認知  ②言葉  ③人とのかかわり・コミュニケーション  ④自律性

  *資料:「子どもの発達の概略表」を基に説明。  

  

5 認知的な発達の把握の方法

(1)ピアジェの認知発達論の特徴  

(2)マクドナルドとチャンスの理論を基にした具体的な認知発達段階と、絵カードを使った把握の方法(絵カードによる実演)  

  (弁別の段階)・・・・・ものの違いが分かる。(1:06~3:00) 

      ・マッチング

      ・ポインティング

     ・分類(種類や用途などによって分ける)

     ・命名(ものの名前を言う)

  (知覚の段階)・・・・・ものごとの意味が分かる。「言葉の世界」になる。

     ・動詞、形容詞が分かる。  

  

6 言葉の発達の把握

 3才と4才の言葉の発達の特徴  

  

7 人とのかかわり・コミュニケーションの把握

(1)人への意識

(2)認知的な枠組みの獲得 →  「コミュニケーションをする態勢」の確立

  

8 自律性の確立 

 3才~4才にかけての自律性の急速な伸長  

  

9 子どもの障害の有無の確認      

(1)療育相談の過程で、発達に不安のある子どもさんは、その発達の実態からだいたい次の3つに分けられる。

①正常な発達の範囲で、一部発達の遅れがある。

②知的な障害をもち、知的な発達の遅れがある。

③発達障害がある。(自閉症、アスペルガー症候群など)

(2)子どもの障害の有無を判断する場合は、基本的にその子が3才になったときに、3才の一般的な発達を基準にして判断すべきである。

  

10 療育の前提

(1)発達段階を正確に把握し、それに応じた適切な働きかけの必要性。

(2)「コミュニケーションする態勢」「学習する姿勢」の確立。   

  

11 幼児期に療育の中で具体的に何を学んでいくのか、伸ばしていくのか。

 (1) 「コミュニケーションをする態勢」の確立(遊びなどをとおして:0才~3才)

  ・相手(親しい大人;以下同じ)を見る。 

   ・一緒に遊ぶ相手を注目する。」(集中して見続ける)

  ・おもちゃなどを持ってきて相手に見せ、一緒に遊ぼうとする。

  ・簡単な指示を理解して行動する。

 → 「○○ちゃん、こっちへおいで」「これ をお母さんにハイって持っていって」「そこへ行っちゃだめだよ」等

(2) 「学習する姿勢」の確立(一対一の学習場面をとおして:3才~6才)

  ・席に座って相手(親しい大人、指導者など:以下同じ)を注目する。 

  ・席に座って相手の話を聞く。    

  ・席に座って相手の質問に動作で答える。

  ・席に座って相手の質問に言葉で答える。

  ・席に座って相手と言葉で会話(やりとり)をする。  

  

 (3) 言葉の理解と発語(絵カードや絵本を使って) 

   ・日常生活で身近なものの名前を覚える。

   ・日常生活で身近なものの名前を言う。

  ・日常生活で身近なものを分類する。

  ・日常生活の中で使う動詞を覚える、言う。

  ・日常生活の中で使う形容詞を覚える、言う。 

(4)かく 

  ・絵の上からなぐり描きをする。 

  ・塗り絵をする。 

  ・○・△・□・×などの簡単な形を描く。  

  ・顔を描く。

  ・人の体を描く。

  ・数字を書く。

  ・ひらがなを書く。  

  

(5)形、数字と数量  

   ・積み木やパズルでいろいろな形を作る。

  ・○・△・□・×などの簡単な形を理解する。

  ・赤・青・黄色などの基本的な色を理解する。

  ・大小・長短・多少を理解する。  

   ・数唱をする。

  ・数字を覚える。

  ・数字の順序を覚える。

  ・一対一対応(鉛筆1本もリンゴ1個も同じ「1」である。)を理解する。

  ・数字と数量を合わせる。(1と1個、3と3本など)

  ・数(量・数字)の多い・少ないの理解。  

  

(6)模倣  

   ・手遊びをする。

  ・簡単な子ども体操をする。

  ・リトミックやリズム遊びをする。  

  

12 療育機関の多様化

       ↓

 なぜ、親御さんたちは、発達に不安のある子ども、障害をもつ子どもを、幼稚園・保育園・子ども塾・音楽教室・絵画教室などに入れるのか。

(1)幼稚園・保育園

 ・他の健常と言われる子どもたちと一緒に保育し、生活を送ることで、他の子どもたちと刺激しあいながら、発達し、成長していくことを期待しているのではないか。 

(2)子ども塾

 ・指導者との一対一での学習をとおして、言葉の発達や言葉でのコミュニケーションの仕方、落ち着いた学習態度を身につける、などを期待しているのではないか。

(3)音楽教室・絵画教室など  

 ・少人数での学習により、自分でいろいろなことを表現すること、人とかかわっていくことを学び、身につけてほしい、と期待しているのではないか。 

 

*次回は、2月24日(日)、9時30分~12時00分、場所は今回と同じく、札幌市社会福祉総合センターを予定しております。近くになりましたら、ご案内いたします。                       

2007/12/23(日) 10:38 | izawa

 年が明けて、2008年(平成20年)1月20日(日)、9時30分~12時00分の時間帯で、「第3回 療育セミナー」を開催いたします。詳細は、以下のとおりです。たくさんの方々の、ご参加をお待ち申し上げております。

《第3回 療育セミナー》

○日 時

 2008年(平成20年)1月20日(日)、9時30分~12時00分

○テーマ

「子どもの障害は3才の発達で判断する(その1)~言葉と認知的な発達の把握」

○場 所

 札幌市社会福祉総合センター3階、第2会議室(40名定員)

  (住所) 札幌市中央区大通西19丁目1-1

  (電話) 011-614ー2948

○会 費

  お一人2000円(資料あり)。・・・・・会費は、当日いただきます。

○当日のながれ

    9時15分   受付

    9時30分   講演(楽しい広場 代表  伊澤崇弥)

              ・子どもの言葉や認知的な発達のながれを、3才の発達

               を中心にして説明します。

              ・絵カードを使った指導の実演があります。

   11時30分   質疑・応答(事前におもちいただいた質問も受け付けま

             す。)

   12時00分   終了

○申し込み方法

  ご参加、ご希望の方は、氏名・電話番号・職業を明記の上、電話・ファックス・メールのいずれかでお申し込みください。

  締め切りは,2008年(平成20年)1月18日(金)夕方までです.

【NPO法人 療育教室 楽しい広場】

(電話・ファックス)  011ー811-1757

(メールアドレス)  mail@tanoshi-ryouiku.com

          

2007/12/13(木) 10:09 | izawa

 今回から、何回かに分けて、「どういう」子どもさんの発達を、「どのように」親御さんに説明をするかについて、述べていきたいと思います。今回は、その前に、発達を説明する上で、重要な基準となる「3才の発達」について述べていきたいと思います。

☆3才の発達のポイントとなる特徴

(身体の動き、運動)

・歩く、走る、跳ぶといった基礎的な運動能力がほぼ完成する。

(手指、腕の動き)

・ボタンかけができる。→両手操作であり左と右は別の要素で構成されている。

(認 知)

・「知覚する力」の向上 → ものの違いだけではなく、意味や用途などが分かる。

・「ごっこ遊び」の出現 → 人や周りの状況を見ながら、物事の真偽の判断を棚上げしつつ、想像的な活動をして遊ぶ。 

・時間の観念(過去・現在・未来)の形成。

(言 語)

・言葉によるコミュニケーションの完成。

・筋のある話ができる。 

・基本的な動詞、形容詞が分かる。

(情 緒)

・3才の反抗期(自我の芽生え) → その子らしさを形作っていく。

(人とのかかわり・社会性)

・「連合遊び」の出現 → お互いにおもちゃのやりとりをして遊ぶ。仲間の行動や存在に関心を寄せる。

・「自律性」の伸長 → 人や周りの状況を見ながら、自分をコントロールして行動することができる。

☆3才の発達の特徴

1 言葉を使ってコミュニケーションをし、思考する、という「言葉の世界」になっていく。

2 いろいろな発達の面で、大きな変化が表れる。

3 「3才の壁」「3才の危機」と言われるように、とても、複雑な様相の発達の段階に入っていく。

☆3才の発達の持つ意味

 知的な発達に遅れをもっている場合、3才の頃からその遅れはどんどん大きくなっていく場合が多いと考えられます。また、自閉症など発達障害をもっている場合、人とのかかわり方が、はっきりとした形で表れてくる3才の時期に、明確にその障害を確認することができやすいと、考えられます。実際に知的な遅れがあって、その子どもさんがどのくらいの知的な発達の段階なのか、を把握する上で、3才の発達は重要な基準となります。また、子どもさんが、実際に知的な発達に遅れがあるのか、自閉症などの発達障害があるのか、それとも正常な範囲の中での発達の遅れなのか、の判断が微妙な子どもさんについては、3才の時期が子どもの発達上の大きな節目であることから、適切な時期と考えられます。

 最近、1才半健診後、言葉が遅い、行動が遅いなどの理由でチェックが入り、その後、医師から子どもさんが自閉症や知的な発達の遅れといった診断を受けているケースが、楽しい広場の療育相談の中にあります。結論的に言いますと、それは非常に危険なことだと思います。つまり、確かに発達の遅れがあったとしても、正常な発達の範囲における個人差と、見間違う可能性が十分にあると考えられます。その場合は、3才まで待ち、その段階であれば、発達上の大きな節目の時期なので、知的な発達の遅れの有無、自閉症などの発達障害の有無がある程度はっきりしてきますので、的確な判断を下すことができると考えます。

 子どもさんの知的な発達の遅れや、自閉症などの発達障害の診断・判断は、3才を基準にして、行うべきであると考えます。

 みなさん、いかがでしょうか? 

2007/11/19(月) 01:55 | izawa

 確か昨年だったと思いますが、テレビのドキュメンタリーで、ダウン症である1才の男の子どもさんの、若いお父さんとお母さんをテレビクルーが取材をする番組がありました。男の子どもさんは、鎖肛(肛門が開かれていない)の合併症があり、大学病院で手術をすることになりました。若いお母さんが1才の息子を手術室に見送るときの様子は、見ている我々も胸が締め付けられるようでした。

 前の日、このお母さんは、日記に「このまま私が泣いていてはだめなんだ。この子の母親は、私なんだ。」と書き記しました。このときが、実は、若いお母さんが母親になった瞬間、つまり母親を自覚した瞬間、更に言えば、「私がこの子を守っていくんだ。」と、覚悟をした瞬間だったように思います。感動的な瞬間でした。

 さて、よく考えてみると、日本でも世界でも、これまでたくさんのお母さんがこの瞬間を経てきているんですね。若いお母さんだけではなく、今、いろいろな親の会などの役員をされて、たくさんの親御さんたちを引っ張っておられるお母さん方も、実はこの瞬間を経ているんですね。障害をもって生まれた子どもさんのお母さん方は、健常と言われる子どもさんたちのお母さんよりも、「自分がこの子の母親なんだ。」と、自覚するときが、非常に早い時期に、そして明確にやってくることが多いのでしょうね。

 しかし、「この子を守らなくちゃ。」と覚悟をしたお母さん、そしてお父さんは次の瞬間、「これから、どうしよう。どう育てよう。」と思うのではないでしょうか。私はこれまで、療育相談のボランティアを20年間、知的障害の養護学校教諭を25年間行ってきましたが、脚を棒にしていろいろなところへ行き、相談をしても、なかなかその答えが分からず、大変苦労されたお母さん、お父さんをたくさん見てきました。

 今年の4月に「NPO法人 療育教室 楽しい広場」を立ち上げ、活動を行っていますが、その最大の目的は、知的な発達に遅れをもつ子どもの親御さんに対して、その子育てについて、適切なアドバイスをしたい、落ち着いて、前向きに子育てをしてほしい、というものでした。それは今も変わりません。そのための理論、方法論を生み出し、実践していくのが「療育教室 楽しい広場」の重要な役割だと信じています。

 楽しい広場の重要な具体的な目的は、次の2つです。

(1)子どもさんの知的な発達の実態をつかみ、親御さんに説明する。

(2)子どもさんの「考える力」を伸ばすために、療育(意図的な働きかけを行う)

  を行う。

たくさんの子どもさんを「育てる」ために、親御さんの子育てを応援するために、楽しい広場は、役立ちたいと願っています。 

2007/11/11(日) 17:17 | izawa

 先日、就学前の自閉症と診断された子どもさんに、行動療法を基本にした療育を行っているセラピストとお話をする機会がありました。まだ、20代の若い方でしたが、ビデオも見せていただき、なかなか小気味の良い療育の様子でした。

 考え方として、環境の構造化を行い、強化刺激を使い、ときには追加刺激(プロンプト)を入れ、望ましい行動を生起させ、最後は刺激を消去し、構造化した環境をもとの環境に戻していく、というものでした。オーソドックスな行動療法という印象でした。子どもの発達課題を見いだしていくとき、私の場合は、子どもの知的な発達段階やその実態をまず把握して、それに応じた「考える力」に関する内容を中心に働きかけていく、というやり方ですが、その方の場合は、だぶん100項目はあると思われますが、いろいろな「生活課題」という視点から、その子どもさんの発達課題を見い出していくというやり方で、その違いがはっきりと分かり、とても参考になりました。

 行動療法(行動変容法とも言います)、あるいは行動分析を使った技法という言い方をする場合もあるかと思いますが、それらは日常の生活や指導場面でも意識する、しないにかかわらず、よく使われていると思います。私も、机をはさんで子どもさんと一対一で指導をしているとき、正解をした場合はそのつど、拍手をしたり、握手をしたり、ほめたりを必ずしています。これは、強化刺激として使っている訳で、行動療法の技法です。

 ただ、時々、行動療法で子どもさんの療育・教育をすべて網羅できる、という方が見受けられます。人間というのは、行動療法ですべてを語れるほど単純なものではないと、私は思っています。行動療法を、いかに有効的に使っていくかが大事と思います。そういう意味でも、今回、私がお会いしたセラピストのように行動療法をきちんとした形で使い、効果を出していく方々がたくさん出られることも大いに期待しているところです。

 

 

 

 

2007/11/11(日) 16:38 | izawa

 10月17日に「楽しい広場の療育の理論と方法」をこのブログで完成させましたが、当然のことながら付け加えるべき内容がどんどん出てきます。今後はそういう内容をこのブログの中でも取り上げていこうと思っています。

まず、我々「療育教室 楽しい広場」の活動の原点をもう一度確認いたします。

☆療育の対象

1 「言葉が遅れている」「行動が遅い」「健診で医師に発達の遅れの可能性を指摘された」等、発達に不安をおもちのの子どもさんと親御さん。

2 知的な発達に遅れをもつ子どもさんと親御さん。

3 自閉症などの発達障害との診断を受けた子どもさんと親御さん。

☆楽しい広場の療育の考え方

1 子どもさんの知的な発達段階に応じた、適切で「意図的な働きかけ」を行い、子どもさん自身の「育つ力」を引き出し、発達を促す。

2 親御さんに対し、子どもさんの知的な発達の段階、実態を説明する。

3 子どもさんの「考える力」「判断する力」を伸ばすことを大きな目的とする。

4 基本的に、家庭で療育を行い、そのためのアドバイス、支援を行う。

☆「意図的な働きかけ」について

  認知的な発達を中心に、知的な発達に遅れをもつ子どもさんに対し、発達を促していくためには、ただ、たくさんの子どもさんの中に入れて遊ばせたり、自分から遊びを見つけていくように見守るだけでは、子どもさんの発達は促せない、ということです。

 例えば、認知的な発達の遅れは、言葉やコミュニケーション、自律性・社会性などを含めた「知的な発達」のみならず、運動や手指の巧緻性、情緒など発達全体に影響を及ぼします。であれば、逆に言うと、認知的な発達を中心に知的な発達を伸ばしていけば、他の発達も伸びていく可能性が高くなる、と考えられます。ただ、認知的な発達を中心とした知的な発達を促していくとき、他の健常と言われる子どもさん方と同じやり方では、遅れが大きくなる一方です。そこで、親御さんや療育者が適切で「意図的な働きかけ」をすることにより、発達を促す必要があります。

☆子どもさんの「育つ力」を引き出す

 「意図的な働きかけ」をするという意味は次のようなことです。

 発達が遅れているということは、どの子どもさんも持っている「育つ力」が、何らかの障害のため、あるいは何らかの原因で十分に引き出されていないのではないか。であるならば、子どもさん自身の「育つ力」を引き出し、自分自身でその力をぐんぐん伸ばしていけるように働きかける、それが我々が言うところの「意図的な働きかけ」ということです。

☆子どもさんの知的な発達段階を説明する。

 基本的に、子どもは生活年令に応じて、相応の知的な発達を遂げていきます。しかし、知的な発達に遅れがあると、生活年令に応じた知的な発達に大きな遅れが生じてきます。子どもは、ども子どもも、自分の発達に応じた適切な働きかけを受けることにより発達し、成長していきます。知的な発達に遅れをもつ、あるいは発達障害をもつ子どもさんについても、同じことが言えます。であるならば、当然、その知的な発達段階、実態を正確に把握し、親御さんに説明をし、共通理解をした上で、療育を進めていくことが重要となるのです。

2007/11/06(火) 20:40 | izawa

 「楽しい広場の療育:理論と方法」を完成してから少し時間が経ちましたが、「目次を作るともっと見やすいのでは?」というご意見をいただき、まさしくその通りです。今回、その目次を作ります。活用していただけるとありがたいです。

★「楽しい広場の療育:理論と方法」の目次

《3ページ》(古い順番から)

○第1回 楽しい広場 療育セミナー開催のお知らせ

○第1回 楽しい広場 療育セミナーの報告(1)

○第1回 楽しい広場 療育セミナーの報告(2)

○楽しい広場の療育の理論と方法

 「知的な発達」とは?

○ピアジェの認知発達論の特徴

○具体的な認知的発達段階

 

《2ページ》(古い順番から)

○認知的な発達段階の具体的な把握の方法

○幼稚園の面接時における、知的な発達に遅れをもつ、あるいは発達障害をもつ子どもの把握の方法

○言葉の発達の把握

○人とのかかわり・コミュニケーションの発達からの把握(1)、人とのかかわりの発達

○人とのかかわり・コミュニケーションの発達からの把握(2)、コミュニケーションの発達

○自律性の発達(1)

○自律性の発達(2)

○自律性の発達の把握

○第2回 楽しい広場 療育セミナー開催のお知らせ

○知的な発達の遅れや他の発達障害の確認(1)、「知的な発達の遅れ」か「正常な発達の範囲」か

○知的な発達の遅れか他の発達障害の確認(2)、他の発達障害の可能性

 

《1ページ》(古い順から)

○適切な療育の方法、Ⅰ療育の構造

○適切な療育の方法、Ⅱ知的な発達の遅れに対する療育の基本(1)

○適切な療育の方法、Ⅱ知的な発達の遅れに対する療育の基本(2)

○適切な療育の方法、Ⅱ知的な発達の遅れに対する療育の基本(3)

○子どもの問題行動:Ⅰ幼児期における問題行動y

○子どもの問題行動:Ⅱ問題行動の原因

○子どもの問題行動:Ⅲ幼児期の問題行動に対する取り組み

○第2回 楽しい広場 療育セミナーがもうすぐです。

○「楽しい広場の療育:理論と方法」の完成

以上。

2007/10/17(水) 02:50 | izawa

 8月21日から書き続けてまいりました、「楽しい広場の療育:理論と方法」が、10月14日付けの「子どもの問題行動:幼児期の問題行動に対する取り組み」で完成の運びとなりました。この後は、実践編の「知的な発達に遅れをもつ子どものひらがなを読む指導」(A4版6ページ)を何回かに分けて掲載する予定です。このほかに、資料として、「ダウン症児の運動発達段階表(0才~17ヶ月)」と「子どもの発達の概略表(0才~6才)」がありますが、これらはこのブログに掲載するのがむずかしく、添付資料で送ってもセキュリティの関係で開けない状態のようですので、使いたい方はご連絡をいただければ無料で郵送いたします。

また、上記のひらがなを読む指導のあとは、「精神遅滞と自閉症の違いと指導方法について」を掲載する予定でいます。

 

その後は、「精神遅滞と自閉症の違いと指導方法」について、また、何回かに分けて掲載する予定です。

 

2007/10/14(日) 17:23 | izawa

 第2回 楽しい広場 療育セミナーが来週の日曜日の10月21日(日)

に行われます。

 9時30分~12時までの予定で、札幌市中央区にあります札幌市福

総合センター3階の第3会議室です。

 ★今回は次のことを中心にお話をします。

1 子どもの主に0才から6才ぐらいまでの、知的な発達の「流れ」

「過程」を、楽しい広場が作成した「発達の概略表」で説明します。

2 0才から6才ぐらいまでの、「認知的な発達」の把握について、絵

カードを使った具体的な方法を説明し、実際に子どもさんと実演をし

ます。

3 幼児の問題行動について、その原因と対応について説明します。

 ★子どもさんに来てもらっての療育指導の実演の予定しています。

 ★当日、療育相談を予定していますが、まだ応募がありません。

  どうぞ、たくさんの応募をお待ちしています。。

 

  みなさん、どうぞいらしてください。子どもの発達のこと、

障害のこと、療育や指導のことを話し合っていきましょう。

  「療育教室  楽しい広場」

    電話・FAX    011-811-1757

    メールアドレレス    mail@tanoshi-ryouiku.com