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ブログ

2020/09/02(水) 14:28 | izawa

 今週の日曜日9月6日(日)に、個別療育相談とことば伸び伸び教室を行います。時間帯は9:00~16:00、会場は札幌市社会福祉総合センター 第1会議室です。費用は1時間 3000円です。まだ予約の空きがあります。お子さんに発達の不安がおありのお父さん、お母さん、一度どうぞおいでください。お問い合わせ、お申し込みは、お電話かメールで受け付けをさせていただきます。

☆療育教室 楽しい広場
 (電話)011-896-3204
 (メール)tanoshi.ryouiku@gmail.com 

 

 

 

 

2020/09/01(火) 15:58 | izawa

 いよいよ、本日9月1日から、療育教室 楽しい広場の本

『障害以外から原因を考える「発達療育」』が、電子書籍として配信されました。詳しくは、以下の通りです。

☆タイトル
  『障害以外から原因を考える「発達療育」』

☆販売される電子書店
  ・kindle
      ・honto
  ・Kinoppy
  ・楽天kobo
  ・Apple Books

☆販売価格
  1650円

☆内容紹介

 幼児期の子どもさんの、言葉が遅い、コミュニケーションが不自然、独り言や宇宙語を話す、友だちとトラブルになりやすい、幼稚園や保育園で一斉指示が通らないなどの発達の不安を、「障害以外」から考え、障害でないのなら何が原因か、そしてその発達の不安を具体的にどう改善するか、という実践を推し進めている「発達療育」の考え方と具体的方法をまとめた本です。子どもの発達の広がり、豊かさを改めて知ることができる一冊です。

 

 幼児期の子どもさんの発達に不安をもたれ、悩み、苦しまれている日本全国、そして世界中におられる日本のお父さん、お母さん、是非、読んでみてください。「発達の不安イコール障害ではない」ということが、はっきり理解できると思います。これからも、どんどん発信いたします。しっかりと、落ち着いて子育てをしていきましょう。

 

 

 

 

 

 

2020/08/25(火) 16:24 | izawa

 8月23日(日)の療育セミナーで説明をさせていただいた内容の中に、「発達的視点」というものがあります。子どもさんの発達の不安の原因を「障害」以外から考えるときの視点です。

 「発達的視点」とは、人間のいろいろな発達には「一定の流れがある」ということを前提に、その発達の流れを基本に置き、個々の子どもさんの発達の段階、状態を正確に把握した上で、その基本的な流れと比較・検討し、発達の不安の原因を明らかにしていくということであり、その原因に応じて適切な指導と支援を行い、発達の不安を改善していくのが「発達療育」です。

 比喩的に表現しますと、発達に不安をもつ子どもさんが今、「発達という地図の上のどこにいるのか?」(発達の実態把握)、そしてそこからどの方向に、どのような方法で進むかを考えていく、ということです。

 

 セミナー当日、実際にあった事例を基に、3才で発語が6つで、じっとしておらず、お母さんとつないでいた手を放すとどこへ飛んでいくかわからない、という子どもさんの、「発達的視点」から見た発達の実態の把握の時のチェック項目について説明をいたしました。
 ここでは、具体的な内容は除き、その項目を挙げておきます。

 

★発達の実態把握のチェック項目

1 認知~この場合、言葉の理解でチェックする。基本的な動詞や形容詞
  が理解できていれば、3才の発達に入っていると考える。

2 ことば
(1)発語の時期と数
(2)言語理解~この場合、認知と同じと考える。
 *ここで重要なポイントは、発語がない、あるいは発語の時期が遅いか
  らと言って、知的な遅れがあるとは言えないこと。このお子さんの場
  合も発語の時期が遅いが、動詞の理解から考えると、知的な遅れはな
  いと判断した。

3 コミュニケーションの基本ができているか? 
  → 「相手を見て、人の話が聞けるか」

4 自分の行動をコントロールできるか(自律性)
  → 自己主張と自己抑制のバランスがとれているか?

5 お母さんとのかかわり
  → 一日の中でのかかわりの量、質、おじいちゃん、おばあちゃんの
    ところで多くを過ごしているか、など。

6 発達から見た、自閉症の可能性の有無は?
(1)良くも悪くも人を見て行動しているか。例えば、お母さんの機嫌の
   良いときと悪いときで態度を変えているなど。
(2)見立て遊びやごっこ遊びをしているか。
 *両方、確認できれば、自閉症の可能性はないと判断する。判断の基準
  になるのは「心の理論」である。

7 行動面の課題
  → 例えば、じっとしていない、一人で遊ぶ、自分の好きなことしか
    しないなど。

8 好きなもの
  → 例えば、アンパンマン、恐竜など。

 

 当日説明をしました、療育の目標、方法、結果については、ここでは省きます。

 ということで、このようなチェック項目で発達を把握しながら、この子どもさんが、「発達の地図上のどこにいるのか?」をはっきりさせていきます。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020/08/24(月) 12:41 | izawa

 8月23日(日)10:00~12:00、札幌市社会福祉総合センター 第2会議室で、第16回 療育セミナーを開催いたしました。コロナウイルス対策の関係で、定員がいつもの半分の21名でしたが、当日は、児童サービス事業所の指導員の方々、幼稚園の先生、保育士さんなど定員いっぱいの21名の方々に参加いただきました。
 前半は「3才の発達の重要性~3才から人のことを考え始める」というテーマで、「障害以外から原因を考える」という「発達療育」の立場から伊澤が講演をさせていただき、後半は、質疑応答をいたしました。
 質疑応答では、時間が足りなくなるほどいろいろな子どもさんの事例を通した質問が出され、熱気に包まれた時間となりました。

 実は今回、早い段階で定員がいっぱいになったため、9月13日(日)に、会場、内容等すべて同じで、第16回療育セミナーの追加開催をすることになりました。ご希望の方がいらっしゃいましたら、ぜひ、ご参加ください。詳しくは、メニューの「療育セミナー」のコーナーに載っておりますのでご参照ください。お待ちしております。

 

 

 

 

2020/08/15(土) 15:00 | izawa

 発達に不安のある幼児期の子どもさんを目の前にした時、なぜ、「障害」以外の原因から考えるのか。

 答えは二つあります。

 一つは、「発達療育」の視点、つまり、子どもの一般的な発達の流れから、個々の子どもさんの発達段階、発達の状態を比較検討すると、発達の遅れや問題行動などの発達の遅れの原因が見えてきます。原因が見えてくれば、それに応じた適切な働きかけをすると、発達の不安が改善します。実際に、13年間の療育教室 楽しい広場の実践の中で、発達の不安をもたれていた子どもさんが、どんどん改善していきました。それが根拠です。

 答えの二つ目は、子どもさんの発達の不安の原因を「障害」から考えていくと、遅れている発達、例えば言葉の遅れ、会話能力の遅れ、自分の世界に入るなどのコミュニケーションの不自然さ、友だちとすぐトラブルになるなど社会性などの原因が,自閉症などの発達障害だと考えるとどうするか。
 「この発達の遅れや問題行動は障害が原因だから、しようがない。受け入れるしかない。遅れている発達は障害のため、大きく伸びる可能性はないだろう。だから、それを補完する別の能力を伸ばして将来の人間としての生活に生かしていこう。」と、考える人たちが出てきます。これを、療育教室 楽しい広場では、「福祉型」の早期療育と呼んでいます。たぶん、これまでのメールや電話のご相談をみると、全国でも「福祉型」の早期療育が多いと推測されます。少なくとも、札幌では多いです。私(伊澤)も、平成26年から5年間、札幌市の放課後等デイサービスで勤務していたのではっきり分かります。

 「それがなぜ悪いの?」そういう声が聞こえてきそうですね。この「福祉型」の早期療育、20才の青年に行うのであれば、それはそれで良いでしょう。たぶん、現在、日本中の福祉の現場で行われていることでしょう。
 しかし、良く考えてみてください。早期療育というのは、発達的に成熟した大人に行うのではありません。これからどんどん成長していく1才代から6才代の幼児期の子どもさんたちに行うのです。まず、人間として大切な言葉、会話、コミュニケーション、社会性の発達を伸ばさなければならないでしょう。それは発達に不安があるとしても同じです。そのために教育があります。補完の能力を伸ばす前に、まず大元の発達を伸ばさなければなりません。たとえ、子どもさんに障害があったとしても同じです。「遅れている発達を伸ばす」です。それ故に、発達療育が推し進めている「発達療育」は、「教育型」の早期療育なのです。

 以上二つが、療育教室 楽しい広場が、「発達療育」をもってして、「障害」以外から原因を考える早期療育を行っている理由です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020/08/14(金) 13:44 | izawa

 楽しい広場の個別療育相談とことば伸び伸び教室につきまして、8月は2日(日)に終了いたしました。

 9月ですが、6日(日)と20日(日)の2回開催いたします。会場は両日とも、札幌市社会福祉総合センター 第1会議室で行います。料金は1時間3000円。

 3才児健診や来年の就学に向けて、お子さんに発達の不安をおもちのお父さん、お母さん、さらに幼稚園、保育園からお子さんについて問題ありと言われてしまったお父さん、お母さん、療育教室 楽しい広場は、お子さんの発達の不安の原因を「障害」以外から考え、原因を明らかにし、発達段階に応じた適切な働きかけをして、お子さんの発達の不安を改善していきます。

 詳しくは、メニューの、個別療育相談、ことば伸び伸び教室をご覧ください。

 お待ちしています。

2020/08/12(水) 12:03 | izawa

 今回も、本の内容を紹介いたします。今回は、「第1章 発達療育の特徴」の 『4 療育の基本は「人とかかわっていくこと」』です。

 療育教室 楽しい広場では、幼児期の子どもたちの言語、および知的な能力、そして、対人関係の発達は、「人との社会的相互交渉」平たく言いますと「人とかかわっていくこと」によって伸びていくと考えています。ということは、発達の不安を改善するための基本も、「人とかかわっていくこと」になります。

 そして、就学までの期間を次の二つの段階に分けています。

(第1段階)0才~3才
   → お母さんを基本とした「大人とかかわっていくこと」

(第2段階)3才~6才
   → 子ども同士でかかわっていくこと

 第1段階の大人とのかかわりでは、大人が子どもに合わせてくれますので、人とのかかわりを覚えていく練習の期間を考え、第2段階は、最初はなかなかお互いに合わせることをしない「真剣勝負」の段階になります。当然レベルが高くなりますので、ここで足踏みをしたりつまづいてしまう子どもさんも出てきます。そこが、早期療育の出番でもあります。

 子どもたちが成長していくためには、大人とのかかわりだけではなく、子ども同士のかかわり合いも必要です。そこで、いろいろ刺激し合いながら成長していくのです。ですから、幼稚園、保育園というのは、子どもの成長の上で、貴重な場であるということになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020/08/10(月) 18:04 | izawa

 裏手バイバイのその2です。前回は「肘の回外」についてお話ししました。「肘の回外」は1才前後ころから身に付いていきますが、それは体力トレーニングをやるようにお母さんの動作を見て覚えるわけではありません。遊びの中で覚えていきます。
 一番わかりやすいのは、積み木を両手に持ち、拍子木のように打ち合わせてみます。その時、肘が少し外側に回っていますよね。このようにして子どもは「肘の回外」を身に付けていきます。
 つまり、今回のご相談の1才3か月のお子さんはまだ「肘の回外」がきちんとできなかったので、裏手バイバイをしたと考えられます。

 それから、どうしても自閉症のことが心配という場合は、自閉症の根本的な障害のことを考えてみます。自閉症の根本的な障害というのは、脳の機能的な障害のため、人を意識はするが、「人の気持ちや心の状態を感じ取れない」ということです。人とのかかわり、コミュニケーションは、人を意識するだけでなく、人の気持ちを感じ取り、それに応じて自分も適応することによって成り立ちます。では、1才代、2才代の子どもさんたちが、「人の気持ちを感じ取る」ことができているかどうかを、どのようにして見ていけば良いでしょうか。
 療育教室 楽しい広場では、それを子どもさんが、良くも悪くも「人を見て行動しているか」をみます。今回のご相談の娘さんの場合、裏手バイバイをするとお母さんから注意をされていたようで、つい裏手バイバイをしようとして、お母さんの顔を見た途端手を引っ込めていたそうです。これは、「人を見て行動している」そのものです。つまり、人を意識するだけではなく、お母さんの感情を感じ取って行動している、ということです。なので、自閉症の心配はないということです。

 今、裏手バイバイや、クレーン行動など自閉症の迷信で、悩まれているお母さん、お父さん、楽しい広場のブログで何度も確認してみてください。もし、それでも不安であれば、一度、楽しい広場の方にメール相談してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020/08/10(月) 16:49 | izawa

 最近、1才3か月の娘さんの「裏手バイバイ」についてのご心配の相談をお受けしました。上のお兄ちゃんの時に読んだ育児書に、裏手バイバイが自閉症の特徴であると書かれていたことを思い出し、一人深く悩まれていたそうです。

 今まで、自閉症の迷信として、クレーン行動、視線が合わない、指さしをしないなどをこのブログで説明してきましたが、確かに裏手バイバイも以前から自閉症の特徴であると、本やインターネットなどで流布されてきました。もちろん、WHOやアメリカ精神医学会の二つの世界基準の診断基準に裏手バイバイは聞いたことはありませんし、なぜ裏手バイバイが自閉症の特徴なのか、その説明を聞いたこともありません。また、これまで「うちの子どもも裏手バイバイしたけれど、自閉症じゃないよ」と笑っておっしゃるお父さん、お母さんにも、たくさんお会いしました。少なくとも、どの子どもさんにも裏手バイバイをする可能性があるということです。そういう場合は、裏手バイバイが自閉症の特徴とは言いません。

 それでも、今現在もこのお母さんのように、お子さんの裏手バイバイで心を痛めているお母さんが、たくさんいらっしゃるかもしれません。

 それで、子どもさんが裏手バイバイの動作をなぜするのかを考えてみましょう。
 一度、手のひらを顔に向けて両手を顔の近くまで上げてみます。その時は別に無理な負担はかかっていません。次にそのままの状態で両手の手のひらを裏返しします。それが普通のバイバイになります。その時少し負担がかかります。それは肘を回して腕を外側に向けているからです。これを「肘の回外」と言います。発達的には1才前後で現れてきます。今回のお子さんは、まだ、この「肘の回外」がまだ十分身に付いていなかったことが原因かもしれないと考えられます。

 つづきは、次回です。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020/08/09(日) 17:10 | izawa

 このブログでは、このたび作成をしました、楽しい広場の本『障害以外から原因を考える「発達療育」』の内容を順次紹介をしています。

 今回は、第1章の中の「発達療育の特徴 3 4つの理論を基盤にする」です。

 療育教室 楽しい広場が押し進める「発達療育」は、子どもさんの発達の不安の原因を「障害」以外から考えていきます。それは、子どもの基本的な発達の流れを基本にして、それと個々の子どもさんの発達段階を比較して考えていくものですが、その中で基盤となる理論が4つあります。

1 脳の認知処理機能である「同時処理機能」「継次処理機能」(知能検
 査の一つであるK-ABCの基礎理論であるカウフマンモデルより) 

2 心の理論(イギリスの認知心理学者 ウタ・フリスが1990年代に提
 唱)

3 自律性(発達心理学より)

4 感覚過敏(感覚統合論より)

 以上の4つの理論については、第3章で詳しく説明します。