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ブログ

2022/03/21(月) 13:52 | izawa

 先日、3月19日の夜9時から、教育テレビで「すくすくナイト」という番組が放映されていて、テーマは「もしかして発達障害」でした。

 2才、3才、4才くらいの子どもさんたちの激しいかんしゃくに悩んでいるお母さん、お父さんが出演され、それに対して医師や心理士の方々が説明をされていました。 この番組の特徴は、「かんしゃくの原因は発達障害の可能性が高い」というものでした。そして、それ以外の原因については触れてはいませんでした。

 今回、このブログでお話ししたいのは、「かんしゃくの原因は、発達障害以外にもある」ということです。

 一番わかりやすい例は、北海道小鳩会の会報233号に掲載していただいた文章の内容です。テーマは「かんしゃくが激しい子どもさんに対する対応について」というものです。主な内容は、次の通りです。

 子どもさんを育てるとき,「子どもに寄り添った子育て」ですとか「子どもをほめる子育て」など、子どもを肯定的に見た子育てを実践されている方も多いと思います。肯定的とは、「良い面をどんどん伸ばしていきたい」という意味です。

 しかし、こういう子育てをされるとき、陥りやすい問題点があります。それは、子どもさんが、毎日にこにこと楽しそうに伸び伸びと育ってほしいと願うあまり、子どもさんが嫌がること、不快なことをさせないように、親御さんが先回りしていろいろやってあげている場合です。確かに、子どもさんは何も自分を遮るものがなく、気持ちよく、伸び伸びと毎日生活できているでしょうが、2才、3才と生活の範囲、行動の範囲が広くなると、周りが全て子どもさんに合わせることがむずかしくなってきます。

 例えば、抱っこを要求すれば、いつもお母さんが抱っこをしてくれていたとします。しかし、子どもさんが2才・3才となってきて、お母さんが家の食事を作らなければならない、掃除をしなければならない、これから買い物に出なければならない、あるいは買い物に出て人がたくさんいるデパートの売り場でお母さんが荷物をもっているなどのときにも抱っこをせがむなど、子どもさんの要求とお母さんの意思が不一致になることが多くなってきます。

 そういう時、「子どもに不快な思いをさせたくない」「子どもの笑顔が見たい」と思って、いつもお母さんがその要求に応えていると、子どもさんは、お母さんがなかなか抱っこしてくれないとかんしゃくを起こしやすくなります。なぜかんしゃくを起こすかというと、子どもさんは自分が要求し続ければ、お母さんは最後は仕方なく抱っこしてくれると分かっているからです。人間だれしも、自分にとって心地よい状態を手放したくありません。それは、幼児でも同じでしょう。

 これが、例えばある年令にくればやらなくなるのあれば、そこまで我慢もできますが、子どもさんはずっと要求し続けるでしょう。これは、親御さんや周りの大人が止めさせるしかありません。

 療育教室、楽しい広場ではこういう場合、お母さん、お父さんに、おうちで子どもさんに「ちょっと待つ」「ちょっと我慢する」「後片付けをする」「自分でできることは自分でする」など、「自分を抑える」経験をさせてもらうようにアドバイスしています。

 それまで、自分が要求することは必ずかなうものだと思っていた子どもさんが、少しずつ、毎日の生活の中で「自分の思う通りにならないことがある」ということに気づいていき、それによって、かんしゃくもなくなっていきます。これについては、療育教室 楽しい広場の発達相談やことばの指導に来られた子どもさんの中でも、たくさんの子どもさんがかんしゃくが収まっていきました。

 これは、かんしゃくの原因が発達障害ではなく、「子どもさんの育ち方」「お母さん、お父さんのかかわり方」に原因がある場合です。これは、お母さん、お父さんを責めるものではありません。問題があったのであれば改善すれば良い話です。

 「かんしゃくの原因は発達障害だけではない」ということを、世のお母さん、お父さんに声を大にしてお伝えしたいです。

 今回は以上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022/03/18(金) 15:11 | izawa

 北海道小鳩会(ダウン症候群児・者父母の会)編集の「HSK こばと」第234号(2022年3月10日発行)に、前号に引き続き、療育教室 楽しい広場の代表、伊澤の文章を掲載していただきました。

 今回のテーマは『言葉が遅れる原因の一つ「子どもをのびのび育てる」』でした。

 子どもさんが生まれて、これから元気に健やかに育ってほしいと願い、子どもさんを「のびのび育てよう」という方針で子育てをされるお母さん、お父さんも多いことと思います。しかし、その中で陥りやすい問題点もあります。

 それは子どもさんを「のびのび育てよう」とするあまり、子どもさんが「嫌がることをしない」「不快にさせることをしない」という場合です。子どもさんは、毎日気持ちよくニコニコしながら生活をしていきますが、それを続けていくと、子どもさんが3才くらいになると二つの発達の不安が出てくる可能性が高くなります。

 一つは、「自分を抑える経験」をしていないので、3才頃から急速に伸びていく「自律性」、つまり「自分で自分の行動をコントロールする力」が伸びず、かんしゃくや多動などの問題行動が現れやすくなります。

 そして、もう一つが「言葉が遅れる」です。我々はこの原因について、お母さん、お父さんが先回りをしていろいろやってくれて、子どもさんも毎日気持ち良く生活をしていて、子どもさんを「さえぎるもの」がなく、ということは、毎日の生活の中で子どもさんが「しゃべる必要がなかった」のではないかと考えます。しゃべる必要がなければ、当然言葉はなかなか出てきません。それで、言葉が遅れると考えます。

 改善の方法としては、毎日の生活の中で「ちょっと待つ」「ちょっと我慢する」「自分でできることは自分でする」という経験をさせていくことにより、子どもさんが「しゃべらざるを得ない状況」を作っていくことが必要と考えられます。

 以上のような内容を、今回の234号の会報の中で書かせていただきました。北海道小鳩会の皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022/03/15(火) 14:36 | izawa

 3月の療育教室(こども発達相談、ことば伸び伸び教室)は、2回行います。1回目は3月6日(日)に行いました。2回目は、3月20日(日)に、札幌市社会福祉総合センター 第1会議室で行います。料金は1時間3000円です。

 2才・3才・4才になっても言葉が出ない、あるいはわずかしか出ない、友だちと一緒に遊べない、友だちとうまく会話ができない、落ち着きがなく多動、かんしゃくが激しい、集団行動に参加できない、一斉指示が通らないと言われた、友だちとトラブルが多いなど、幼児期の子どもさんに発達の不安があり、インターネットで調べていくうち発達障害があるのではと悩まれたり、幼稚園や保育園の先生から早期療育を勧められたりされているお父さん、お母さん、是非、一度お問い合わせください。

 療育教室 楽しい広場では、「発達療育」という考え方、方法で早期療育を進めています。

 それは、子どもさんの発達の不安の原因を「障害ありき」から考えるのではなく、個々の子どもさんの発達の実態(発達段階、それまでの生活経験の仕方)を正確に把握し、「不安が生じた発達に本来必要だった生活経験が不十分だったのではないか?」と考え、そこから不十分であった生活経験を明らかにし、その経験を補充する形で更に積み重ねていき、発達を伸ばすことにより、発達の不安を改善していこうとするものです。つまり、「教育としての早期療育」ということです、

 例えば、小学校の算数の授業で、2桁の繰り上がりのある足し算がなかなか理解できないとします。普通は、教え方を少し変えるとか、練習問題を何度も繰り返したりして、指導方法を工夫しようとします。

 この、2桁の繰り上がりのある足し算がなかなか理解できないを、幼児期に例えて、「言葉が遅い」という発達の不安に置き換えてみます。普通、知的な発達において大きな発達の遅れがない限り、小学校での指導と同じように、指導方法を工夫しようとします。それが、発達療育です。
 しかし、多くの発達相談機関や発達支援センターなどで相談をすると、指導方法の工夫という話はほとんど出ず、「発達障害」や「自閉症」の話が数多く出されるようです。

 言葉が遅いやコミュニケーションがうまくできないなど、多くの発達の不安がありますが、その原因は、もちろん知的障害、自閉症などの発達障害もありますが、それ以外に数多くの原因があります。その障害以外の原因から考えていくのが、発達療育です。

 発達に不安をおもちのお子さんのお父さん、お母さん、是非一度おいでください。お待ちしております。

 詳しくは、ホームページメニューの「こども発達相談」及び「ことば伸び伸び教室」をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022/03/10(木) 16:49 | izawa

 第22回 札幌療育セミナーの延期開催のお知らせです。

 2月6日(日)に開催する予定でした「第22回 札幌療育セミナー」を、コロナウイルス感染状況を考慮して、3月13日(日)に延期をいたしました。

 しかし、、これにつきましても同じくコロナウイルス感染状況を考慮し、再度3月27日(日)に再延期をして、開催することといたしました。主な内容は次の通りです。

 

【第22回 札幌療育セミナー】

○日時  令和4年3月27日(日)10:00~12:00
     (9:45~受付開始)

○テーマ  『自閉症の迷信を吹き飛ばす「一斉指示が通らない」』

○会場  札幌市社会福祉総合センター 第2会議室

○会費  お一人2000円(資料あります)

 

 詳しくは、ホームページメニュー「療育セミナー」をご覧ください。たくさんの方々のご参加をお待ちしております。 

 

 

 

 

 

2022/03/01(火) 12:06 | izawa

 3月の療育教室(こども発達相談、ことば伸び伸び教室)は2回行います。

 3月 6日(日)と20日(日)で、時間帯は9:00~16:00,会場は、札幌市社会福祉総合センター 第1会議室、料金は1時間3000円です。

 2才・3才・4才で言葉が出ない、あってもわずかしかない、多動で落ち着きがない、かんしゃくが激しい、自分の思う通りにならないと友だちをたたく、友だちとトラブルが多い、自分の世界に入ることが多い、言われたことを理解しているかどうか分からない、突然違い話をし始める、保育園や幼稚園で一斉指示が通らないと言われているなど、子どもさんの発達の不安がたくさんあります。

 それに対して、療育教室 楽しい広場の発達療育では、子どもさんの発達の実態(認知などのいろいろな発達の発達段階、及びこれまでの生活経験の仕方)を把握し、そこから「本来発達に必要な生活経験が不十分だったのではないか?」という視点から、発達の不安の原因を明らかにし、不十分だったと考えられる生活経験を補充する形で更に積み重ねることによって、発達の遅れや問題行動などの発達の不安を改善していきます。

 インターネットや本などをご覧になって、「あー、うちの子どもは自閉症ではないか?」「発達障害かもしれない」と、思いつめられているお母さん、お父さんはいらっしゃいませんか。

 お子さんの発達の不安の原因は、障害だけではもちろんありません。これまでの生活経験の仕方、特におかあさんとのかかわり方、更に視覚優位や感覚過敏などの身体の特徴が影響する場合が、たくさんあります。療育教室 楽しい広場では、その障害以外の原因や改善の方法を具体的にご説明していきます。

 詳しくは、ホームページ・メニューの「楽しい広場 こども発達相談」及び「楽しい広場 ことば伸び伸び教室」をご覧ください。

 どうぞ、一度お問い合わせください。お待ちしております。

 

 

 

 

 

2022/02/18(金) 13:05 | izawa

 今回、ご縁があって、北海道小鳩会(ダウン症候群児・者父母の会)が編集されて発行している会報「HSK こばと」の233号(2022年2月10日発行)に、療育教室 楽しい広場代表の伊澤の文章を掲載していただきました。

 タイトルは、『「かんしゃくが激しい」子どもさんに対する対応について』です。療育教室 楽しい広場の「発達療育」で培ったものが、より多くのお父さん、お母さん、そして関係者の方々に知っていただき、活用していただけましたなら、これほどうれしいことはありません。会報の編集に携われた方々には、心から感謝申し上げます。

 会報を手にされる機会がありましたら、ぜひ一度ご覧いただけましたらありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

2022/02/18(金) 12:18 | izawa

 言葉が遅い、コミュニケーション力が弱い、友だちと遊べない、かんしゃくが激しい、一斉指示が通らない、自分の世界に入ってしまうことが多いなど、いろいろな発達の遅れや問題行動など、発達の不安をおもちのお子さんが、たくさんいらっしゃると思います。そういうお子さんの発達の不安を改善するのが「早期療育」だと言えます。

 早期療育には、いろいろな方法があると思われますが、療育教室 楽しい広場が推し進める「発達療育」では、早期療育を行っていく上で、大きく3つの分野の引き出しをもっています。
 1つは「発達」、2つ目は「教育」、そして3つ目が「障害」です。

 子どもの発達にはどういう内容の発達があり、どういう順序で伸びていくか、ということを理解するのが「発達」。そして、どのような活動、経験をしたら発達が伸びていくかを理解するのが「教育」です。そして、大きな発達の遅れがあったときの対応を考えるのが「障害」です。

 「発達療育」では、この3つの分野の引き出しの種類・数をできるだけ多くもち、個々のお子さんたちに応じて、引き出しから内容を取り出し、そして組み合させて、発達の不安の原因を明らかにし、改善の方法を考え、それを実践し、さらにお父さん、お母さんにアドバイスをさせていただいています。

 お気づきの方もたくさんいらっしゃると思いますが、今の日本の早期療育の多くは「障害」の引き出ししか使っていない、あるいはそれ以外の引き出しをもっていらっしゃらないのではないかと思えるような、早期療育のような気がします。
 ここで「日本」と言わせていただいたのは、療育教室 楽しい広場が早期療育に関する事業を始めて15年になり、その間に約300件以上のメール相談を受け付けさせていただき、それも30以上の都道府県からいただいたことからつながっています。

 お子さんに発達の不安があり、直接札幌の会場に来ていただける場合は、札幌市社会福祉総合センター 第1会議室で行っています「こども発達相談」及び「ことば伸び伸び教室」へ是非おいでください。次回は、2月27日(日)に行います。

 札幌の会場に来ていただくのがむずかしい場合は、「オンライン発達相談」や「メール発達相談」も行っていますので、お問い合わせください。

 子どもさんの発達の不安の原因と改善方法を「発達」と「教育」という引き出しから考え、実践していく、療育教室 楽しい広場の各種相談や指導を是非ご活用ください。

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022/02/09(水) 13:57 | izawa

 2月の療育教室(こども発達相談、ことば伸び伸び教室)は、13日(日)と27日(日)に行います。

 会場は札幌市社会福祉総合センター 第1会議室。料金は1時間3000円です。

 2才、3才、4才、5才のお子さんで、発語がない、あるいはほんのわずかしかない、あるいは会話が同じ年令のお子さんより大きく遅れている、友だちと一緒に遊べない、かんしゃくが激しくて困っている、友だちとトラブルが多い、一斉指示が通らないと言われ早期療育を勧められた、などの幼児期の子どもさんの発達の不安をおもちのお父さん、お母さん、一度ぜひ、お問い合わせください。

 療育教室 楽しい広場が行う「発達療育」では、お子さんの発達の不安に関して、お子さんの発達の実態(今の発達段階とこれまでの生活経験)について把握をし、そこから発達に必要な生活経験のうち、不十分な生活経験があるのではないかと考え、その不十分だったと考えられる生活経験が明らかになれば、その経験を補充する形で更に積み重ねていくことにより、発達の不安を改善していきます。

 詳しくは、ホームページメニューの中の「楽しい広場 こども発達相談」及び「楽しい広場 ことば伸び伸び教室」をご覧ください。

 お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

2022/01/31(月) 13:29 | izawa

 今回は、「自律性」についてお話しいたします。

1 自律性とは

 子どもは、3才・4才頃から、人とかかわっていく上でとても重要な「自分で自分の行動をコントロールする力」である「自律性」が急速に伸長していきます。
 この場合の「コントロール」とは、二つの側面をもっています。一つは「自己主張・自己実現」、もう一つは「自己抑制」です。

 具体的には、実験研究(柏木恵子:1988年)から次のような内容が挙げられます。
(自己主張・自己実現)
   ・嫌なことは「イヤ」とはっきり言える
   ・入りたい遊びに自分から「入れて」と言える
   ・自分の意見や考えを自分から言える
(自己抑制)
   ・「かわりばんこ」ができる
   ・「してはいけない」と言われたことはしない
   ・仲間と意見が違うとき、相手の意見を入れられる
   ・課された仕事をやり通す

 実験研究では、どちらの側面も3才~6才にかけて、年令が上がるに伴い上昇しますが、特に自己抑制では上昇が著しかったという結果が出ています。
 3才くらいになると、場面や状況に応じて行動を変えていくことができるようになり、それを踏まえて、「自律性」とは、場面や状況に応じてこの二つのバランスを取ることができるようになること、と言えます。

2 自律性が身に付いていない原因

 3才~6才くらいの子どもさんで、自律性が身に付いていない、つまり「自分で自分の行動をコントロールできない」子どもさんがいます。例えば、かんしゃくが激しい、友だちにすぐ手が出る、友だちとトラブルが多いなどのような場合です。
 そういう場合、それまでに「待つ」とか「我慢する」という自己抑制の経験が極端に少ない場合が考えられます。つまり、自己主張・自己実現と自己抑制のバランスを取りようにも、自己抑制の経験が少なすぎて、バランスのとりようがないということです。
 こういう場合は、「待つ」とか「我慢する」などの自己抑制の経験を積み重ねていくことが必要です。ことに、自己抑制は誰でもそうですが子どもにとっても自分からやりたいことではありませんから、この場合は、親や大人が身に付けさせていく必要があります。

 以上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022/01/27(木) 20:13 | izawa

 療育教室 楽しい広場では、令和4年2月6日(日)に「第22回 札幌療育セミナー」の開催を予定しておりましたが、札幌市のコロナウイルスの感染拡大の状況を考慮いたしまして、開催日時を令和4年3月13日(日)10:00~に延期をして、開催することにいたしました。

 はなはだ残念ではありますが、延期をした上で、落ち着いてしっかりと開催いたしたいと願っております。詳しくは、ホームページメニューの「療育セミナー」をご覧ください。

 どうぞよろしくお願いいたします。