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ブログ

2023/07/12(水) 13:05 | izawa

 人は、社会の中で多くの人とかかわることによって生きていきます。ですから「人とかかわっていく力」の発達はとても重要になります。

 その中で、発達療育において重要視しているのが、3才・4才頃から急速に発達していく「自律性」(自分で自分の行動をコントロールする力)です・

 言い換えると、場面や状況に応じて自己主張と自己抑制のバランスをとる、ということです。そうすることによって、「いろいろな場面や状況に応じて適切に対応し、行動する」という適応行動が身についていきます。

 この自律性が発達するためにどうしても必要なのが、日常生活の中での「自分の思うとおりにならない場面」で、「待つ」や「我慢する」など「自分を抑える」経験を積み重ねることです。

 1才代・2才代では、それまで日常生活の中でお母さんや周りの大人が子どもさんに合わせて生活を送ってくれていたのが、子どもさんが成長し、活動の範囲が広くなり活動の量が多くなるにつれ、次第に場面や状況によっては、子どもさんが「待つ」「我慢する」などしながら、お母さんや周りの大人に合わせて生活を送るということが増えていきます。

 それが3才・4才頃の自律性の発達につながり、更にその先にある「社会性」へとつながっていき、対人関係における適応行動が高度に発達していくと考えます。

 

 

 

 

 

2023/07/11(火) 12:37 | izawa

 発達療育における大きな二つの発達の不安である「言葉の遅れ」と「不適応行動」の原因と改善の方法を考えるとき、押さえておかなければならないのが「言語発達の基本的な考え方」であり、「適応行動の発達の基本的な考え方」です。

 今回はそのうち「言語発達の基本的な考え方」についてご説明いたします。

 

言語発達の基本的な考え方

 発達療育では、言語発達を考える上で「社会的相互作用を重視する言語発達論」を基本に考えています。

 この理論の特徴は、養育者の役割を重視するのではなく、社会的相互作用の中で発揮される、子ども自身が本来持っている能力である「他の人の意図を理解し、推測する能力」を重視します。

 この理論を基本にして発達療育では言語発達の上で、子どもさんとお母さんや養育者とが興味の対象や経験などで「注意を共有」し、「伝え合う」ということができているかを重要視します。

 「伝え合う」ということは基本的に、子どもさんとお母さんが、お母さんが発する言葉の他に、声・動作・視線・しぐさ/・雰囲気などのいろいろなコミュニケーション手段を使い、お互いに意思や考え、感情などの心の状態(意図)を感じ取り、「伝え合う」ということです。

 それによって、相手の心の状態(意図)を感じ取りながらかかわっていくとう、繊細で高度な「意図的コミュニケーション」が発達していきます。

 そして、そういう「伝え合い」の延長上に「言葉で伝える」という発語が出現し、言葉を使ったコミュニケーションが発達していくと考えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023/07/10(月) 16:59 | izawa

 これまで発達療育を行ってきて、幼児期の子どもさんの大きな発達の不安が二つあります。一つは「言葉の遅れ」、もう一つは「不適応行動」です。具体的には次の通りです。

1 言葉の遅れ

  ・2才代、3才代で発語がわずかしかない。                     ・3才代、4才代、5才代で同じ年令の発達よりも言葉の発達が遅れ                                                                    ている。

2 不適応行動

(家庭)

  ・多動 、外出時には手をつながないとどこに行くかわからない

   ・かんしゃくが激しい                  

 ・靴を履いたり服を着たりするとき「やって、やって」を繰り 返す

(幼稚園や保育園など)

 ・集団行動の時、どこかへ行ってしまう。じっとしていない。

 ・自分のやりたいことは、順番や周りの友だちに関係なくやり だす

 ・相手が持っているおもちゃを無理やり取ってしまうなど、友だちと             トラブルが多い

 ・自分の思うとおりにならない時、相手を押したり、たたいたりする

 ・友だちの輪の中に入らず、一人で遊ぶことを好む

 ・一斉指示が通らない

 

二つの発達の不安の主たる原因

1 言葉の遅れ

(1)子どもさんが視覚優位である

(2)親御さんが日常の生活の中で、子どもさんの要求に沿って育てる      → 子どもさんが「自分の思うとおりにならない経験」をしていない

2 不適応行動

(1)2才代

  ・子どもさんが「自分の思うとおりにならない経験」をしていない

(2) 3才代~

  ・子どもさんの「自律性」(自分で自分の行動をコントロールする                 力)が育っていない   

 

 

 

 

2023/07/09(日) 12:01 | izawa

 幼児期の子どもさんの言葉の遅れなどの発達の遅れや、かんしゃくや多動、自分の思うとおりにならないと相手に手が出てしまうなどの問題行動の原因を考えたとき、知的な発達の遅れや自閉症などの発達障害の可能性は考えられます。

 しかし、それ以外にも原因は考えれます。 それは子どもさんの「生活経験の仕方」です。

 

 発達に遅れがあったり、問題行動がある子どもさんを目の前にしたとき、今しなければならないことは、「この子は自閉症なのか、そうではないのか?」を議論することではありません。知的な発達に遅れがないとしたら、現在の具体的な発達の遅れや問題行動を改善し、普通学級に就学させることです。

 そのためには、子どもさんのこれまでの生活経験を分析した上で考えられる原因を、早期療育を担当する者はもちろん、幼稚園や保育園、こども園、児童デイサービスの先生方と親御さんとが共通理解し、提示された改善策を、それぞれの園や療育機関と家庭が協力して子どもさんに働きかけることにより、実際に子どもさんの発達の遅れや問題行動を改善していくことが、早期療育の重要な役目であると考えます。

2023/07/05(水) 15:23 | izawa

 7月の療育教室 楽しい広場の「こども発達相談」及び「ことば伸び伸び教室」を7月16日(日)9:00~16:00、会場は札幌市社会福祉総合センター 第1会議室で行います。料金は1時間3000円です。

 療育教室 楽しい広場は、幼児期の子どもさんの発達の遅れや問題行動などの発達の不安に対して、子どもさんの「生活経験を分析する」ことによって、その原因を考え、改善の方法を提示します。

 具体的には、2才代・3才代で発語がわずかしかない、多動で落ち着きがない、かんしゃくが激しい、一斉指示が通らないと言われている、等々です。

 こういう場合、知的な発達の遅れを除くと、自閉症などの発達障害が原因と考えられることが多いのですが、子どもさんたちは、ご家庭や幼稚園、保育園、こども園、児童デイサービスなどでの生活の経験を積み重ねながら発達し成長をしていくのですから、当然その中で何か原因があって、発達が遅れたり、問題行動が起こっても不思議ではありません。

 療育教室 楽しい広場では、そういう視点から、早期療育を考え、実践をしています。

 発達に不安をおもちの幼児期の子どもさんのお父さん、お母さん、どうぞ一度お問い合わせください。

 詳しくは、ホームページメニューの「楽しい広場 こども発達相談」及び「楽しい広場 ことば伸び伸び教室」をご覧ください。

 お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

2023/07/04(火) 17:22 | izawa

 7月2日(日)の午前中、札幌市社会福祉総合センター 第2会議室におきまして、第25回 札幌療育セミナーを行いました。

 内容は、ご家庭の生活の中で親御さんがいつも子どもさんの要求に応じて生活をしている場合、子どもさんの言葉が遅れるという内容でした。

 今回は、幼稚園の副園長先生と複合児童施設の総合施設長さんのお二人のご参加でしたが、後半の協議では、幼児教育の中で子どもの自主性を育てることを考えるとき、子どもが「自分の思うとおりにならない経験」をどのようにさせていけばよいのだろうか? という点が深く話し合われました。今後につながる意味深い話し合いになりました。

 ご参加いただいたお二方には感謝でいっぱいです。ありがとうございました。

2023/06/25(日) 14:00 | izawa

 来る7月2日(日)の10時~12時、札幌市社会福祉総合センター 第2会議室におきまして、「第25回 札幌療育セミナー」を開催いたします。

 テーマは「言葉の遅れの原因を考える~のびのび育てる、大事に育てる、子どもに寄り添って

 参加対象は、幼稚園教諭、保育士、児童デイサービス指導員、言語聴覚士などの方々です。

 参加費は、お一人2000円。当日は資料の他に、療育教室 楽しい広場の早期療育の理論と方法論をまとめました「発達療育の理論と方法論」の冊子をお渡しいたします。

 詳しくは、ホームページメニュー「療育セミナー」をご覧ください。

 たくさんの皆様のご参加をお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

2023/06/13(火) 14:08 | izawa

 6月の療育教室(こども発達相談、ことば伸び伸び教室)は、18日(日)9時~16時、札幌市社会福祉総合センター 第1会議で行います。料金は、1時間3000円です。

 療育教室 楽しい広場では、幼児期の子どもさんの、言葉の遅れやこコミュニケーションの遅れ、多動やかんしゃく、あるいは一斉指示が通らない、などの発達の不安に関して、子どもさんの毎日のご家庭や、幼稚園・保育園などでの「生活経験を分析」して、その中に不安の原因がないかを考え、原因が分かれば、それに応じた適切な改善の方法を提示していきます。

 発達に不安をもつ子どもさんのお父さん、お母さん、どうぞ一度お問い合わせください。詳しくは、ホームページメニューの「楽しい広場 こども発達相談」「楽しい広場 ことば伸び伸び教室」をご覧ください。

 お待ちしております。

 

 

 

 

 

2023/05/28(日) 17:54 | izawa

 本日5月28日(日)、札幌市社会福祉総合センター 第1会議室で5月の療育教室を行いました。

 本日は、2才代の男のお子さんのことばに関する発達相談とことばの指導のお子さんの2件でした。

 来月は6月18日(日)に行います。お問い合わせをお待ちしております。

 

 

 

 

2023/05/27(土) 21:35 | izawa

 5月25日(木)、札幌市南区藤野にある「札幌梅香幼稚園」を見学させていただきました。

 閑静な住宅街にたたずんでいた園舎でしたが、年長・年中・年少それぞれ1クラスで約30名の子どもさんたちが、幼稚園生活を送っていました。人数は少ないですが、みんな兄弟姉妹のような温かさの感じる子どもさんたちでした。

 午前中は子どもさんたちの様子を見学し、昼食をはさんで午後は、担任の先生方と発達や行動に不安のある子どもさんについて、意見交換やアドバイスをさせていただきました。

 今週は3つの幼稚園を見学させていただきましたが、3園とも中身の濃い、先生方と大いに話をさせていただいた見学となりました。

 そして、今回の札幌梅香幼稚園の皆さん、本当にありがとうございました。