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講演報告(3)  悠悠クラブ  「言葉の遅れと親子のコミュニケーション」

Date: 2010/06/18 10:35 | Author: izawa

 6月11日(金)、札幌市豊平区にあります、発達支援センター「悠悠クラブ」におきまして講演をさせていただきました。テーマは「言葉の遅れと親子のコミュニケーション」でした。以下、主な内容を書き記します。

 

1 「言葉が発達する」とは?

 通常、子どもは3才頃から、言葉によるやりとり、つまり「会話」が成立する。そのときの「言葉が発達する」ということには、次の3つの要素が考えられる。

(1)言葉を理解する。

  → 認知的な発達が十分なレベルまで発達することが必要である。

(2)言葉を発する。

  → それまでの日常生活の中で、「声」が出ていること、更に、食べるときによく咀嚼をして、発語をするための筋肉や機能を高めることが必要である。

(3)言葉を使う。

  → 言葉に加え、「自分の意図を伝える」「人の意図を読みとる」という、コミュニケーションの能力の発達を合わせて、「言葉を使ってコミュニケーションをする」能力の発達が必要である。

 

2 子どものコミュニケーションと言葉の発達の流れ

〈6ヶ月〉     ・意図的な身振りコミュニケーションの出現 →何かを伝えたい

〈10ヶ月〉    ・「指さし」の出現 → 3つの意味を含んでいる。(言葉、コミュ

           二ケーション、他者との注意の共有)

〈1才~〉     ・有意味な「言葉」を発するようになる。

           → 「マンマ」と言ったり、「アイ」と言って、お母さんにおもちゃ  

              を渡すなど。

〈1才6ヶ月~〉  ・ものの名前(名詞)を急速に覚えていく。(命名の爆発)

           ・おおむ返し(反響言語)の出現

           → 連続的な音の流れの中から、意味をもつ単語だけを選択

              に模倣する。

              (例)おやつを食べるとき

                 母親「どうぞ」   →   子ども「ドウゾ」

                    「おいしい」  →      「おいしい」

                    「ありがとう」  →     「アリガトウ」

          ・「心の理論」の発達

             『田中さんは、【天気予報は雨だ】と思い、【濡れたくない】  

              と望んだので、傘をもってきた。』

                        ↓

             人の心の状態を推定し、それに基づき人の行動を解釈し 

             予測する能力。(目に見えない心の状態を推測し、行動を 

             予測するので、「理論」と呼ばれている。)

                        ↓

           他の人の行動から、意図(考え、心の状態など)

           を推測する能力の発達

  

〈2才~〉      ・発語器官の機能はほとんど成人並になる。

           ・構音(一つ一つの発音)が正確になり、他人に通じる程度に

            なる。

           ・よくしゃべる、絶えずしゃべる。

           ・身体の名称の理解ができる。

 

〈3才~〉     ・一般的なものの名前をほとんど言える。

    ・「言葉での会話」が成立する。「言葉の世界」になっていく。

             → 動詞、形容詞が分かる。

               二語文、三語文で話す。

          ・「ごっこ遊び」の出現

             → 人や周りの状況を見ながら、物事の真偽の判断を棚

               上げしつつ、想像的な活動をして遊ぶ。

 

〈4才~〉     ・「内言」の出現

             → 音声を出さなくても、頭の中野言語だけで考える。

           ・一文を正しく言える。

           ・発音がほとんど間違わない。

           ・頭の中で考えていることや、知ろうと思っていること、経験し

            たことを話す。

 

3 「言葉の発達が遅れる」とは、どういうことか?

 幼児期において、「言葉の遅れ」を心配するとき、ポイントとなるのは「発語」である。「発語がない」「発語が遅い」「発語が少ない」「おおむ返しが多い」などである。しかし、言葉の発達を見ていく場合、「認知的な発達」「コミュニケーション能力の発達」、そして「発語」の3つの要素を考えなくてはならない。

 言葉の発達の一つの目安になるのが、3才の発達段階である。つまり、「会話が成立する」「言葉の世界に入る」と言うことである。この、3才の発達段階になるためには、「認知的な発達」「コミュニケーション能力の発達」、そして、「発語」の3つの発達がそろわなくてはならない。つまり、言葉の発達の遅れがあるかどうか、把握をするとき、ポイントになるのは、「発語」であるが、言葉の発達の実態を把握するためには、あくまでも、「発語」のほかに、「認知的発達」と「コミュニケーション能力の発達」を把握しなければならない、ということである。言い換えると、「発語」が遅れている、ということは、基本的に「認知的発達」と「コミュニケーション能力の発達」も遅れている、と考えられるのである。

 言葉の発達の遅れには、大きな発達の遅れ(1才半以上)と、発達の個人差の範囲の遅れ(1才以内:つまり、同じ生活年令の発達の範囲以内と考えられる)の、2つが考えられる。それを判断するためには、「発語」だけではなく、「認知的な発達」「コミュニケーション能力の発達」などの、知的な発達全体の実態を把握する必要があるのである。

 

このほかに、「親子のコミュニケーション」につきましては、5月に行った、愛育保育園での講演の内容を話しました。       

第2回 親子発達サークル報告  子どもは様々な「条件」の影響を受けながら発達し、成長していく。

Date: 2010/06/08 10:34 | Author: izawa

 6月6日(日)、午後1時半から4時まで、札幌市社会福祉総合センターにおきまして、第2回親子発達サークルを開催いたしました。今回は、前回も参加していただいた、広汎性発達障害と診断を受けている5才(幼稚園年長)の女のお子さんと、妹さん、そしてお父さん、お母さんの4名に参加いただきました。この女のお子さんは、前回参加されたとき、問題行動は確かにあるとしても(自分の思うとおりにならないとき、大声でだだをこねたり、プイと出ていってしまったり、集団の中で、幼稚園の先生が全体に向かって話をしているとき、注意を向けて聞くことができず、自分ひとりで行動することが多い、等)、広汎性発達障害の可能性はない、ということをお母さんにお話ししました。

 前回のとき、講師の伊澤がサークルに参加された大人の方々に話をしているとき、一緒に参加した同じく広汎性発達障害と診断されている、5才の友だちの女のお子さんと、絵を描いたり、絵本を読んだりしながら2時間ほど過ごしました。(途中お母さんと話をしたりおやつタイムあり)。そして、後の30分は、一緒に参加した女のお子さんとその妹さんと一緒に部屋の前に来て、長机に3人一緒に仲良く座り、伊澤が3人順番に絵カードを使って、ものの名前や分類、動詞などの質問をしたり、小さい積み木を使って、数や数量の質問をしたことに対し、自分の順番をきちんと守りながら、伊澤の話を注目して聞いて正確に答えてくれました。この女のお子さんだけではなく、一緒に参加してくれた女のお子さんも、広汎性発達障害の決定的な特徴である「人とかかわることへの関心の欠如」は全くありませんでした。友だち同士、あるいは伊澤とは自然にいろいろな関わりを持つことができました。人への関心も十分ありました。ですから、確かに問題行動はあるかもしれないが、二人とも広汎性発達障害の可能性はなく、問題行動の原因は別にある、ということをお話いたしました。

 そして、第2回の今回、お母さんと今回初めて参加されたお父さんに、伊澤の方から、この女のお子さんが広汎性発達障害である可能性はないということ、そしてそうではないとしたら問題行動の原因はなにか、を明らかにするための考え方を説明いたしました。それを以下、書き記します。テーマは「子どもは、いろいろな条件の影響を受けながら、発達し、成長していく。」です。

 

※子どもの問題行動や発達の遅れの原因を考える上での「前提」がある。

                ↓

それは

「子どもは皆、いろいろな条件の影響を受けながら発達し、成長していく。」

                ↓

言い換えると

「これらの条件の状態により、何らかのマイナスの影響を受け、子どもの発達の遅れや、問題行動が生じてくると考えられる。」

                ↓

とすれば

「そのマイナスの影響を与えたと考えられる条件を明らかにすることにより、子どもの発達を促し、問題行動を改善していくための方法が、明らかになってくると考えられる。」

 

 

 

※子どもの発達や、問題行動に影響を与えると考えられる「条件」とは何か?

1 身体的な障害をもつ

(1)知的な発達の大きな遅れ(精神遅滞)                      

(2)広汎性発達障害などの人との関係性の発達障害               

(3)盲(視覚障害)                                   

(4)聾(聴覚障害)                                      

(5)肢体不自由(脳性麻痺など)                           

(6)病弱(慢性疾患など)

  

2 周産期の特徴

(1)未熟児                                       

(2)周産期障害の可能性(仮死状態など)

  

3 身体的感覚や反応の偏り

(1)感覚過敏                                         

→「言葉の遅れ」という形でその影響が現れてくることが多い。              

(2)大人が気が付きにくい視力、聴力の弱さ                                  

→「言葉の遅れ」という形でその影響が現れてくることが多い。                       

(3)アレルギー                                                        

(4)チック、あるいは、しきりに手を洗わないと気が済まない等の神経症的行動

  

4 生活の経験の仕方

(1)母親とのコミュニケーション                           

(2)父親とのコミュニケーション                                

(3)兄弟、姉妹とのコミュニケーション                                       

(4)他の家族とのコミュニケーション(祖母、祖父など)                       

(5)子どもの生活のリズム(食べる、睡眠、動く、遊ぶ、排泄など)       

(6)親(養育者)の育児の仕方                                          

(7)集団(少人数 ̄大人数)で過ごす経験(近くの公園、子育てサークル、子ども塾、スポーツクラブなど)

  

 5 生活環境

(1)家庭環境                                               

・親の仕事と家全体の生活のリズム                             

・親と子どもが一緒に過ごす時間                                      

・家族の構成                                            

・親の転勤、引っ越し                                             

・親の離婚、再婚

(2)家庭以外の環境                                   

・保育園                                                

・幼稚園・デイサービス                                         

・一時預かり(保育園、幼稚園、学童保育等)                    

・祖父、祖母の家  

 

*ちなみに、この女のお子さんは、小さいときから感覚過敏があり、発語が遅く、しゃべり出したのが4才頃ということで、それまでの間に広汎性発達障害と医師に診断されたのですが、4才になってしゃべり出してから、認知的な発達を中心に全体的な発達が急速に伸び出し、現在は同じ生活年齢の子どもたちの発達に追いついてきた、というのが実態と考えられます。 

                

講演の報告(2)  愛育保育園(札幌市)

Date: 2010/06/03 23:35 | Author: izawa

 5月22日(土)の午後、札幌市中央区にある愛育保育園で講演をさせていただきました。保護者や職員の方々約50名の方々に約1時間、聞いていただきました。テーマは「母親と子どものコミュニケーションの重要性について」でした。今回は、そのときの講演の要旨をお伝えします。

 

1 人間の知的な発達の大きな特徴

*知的な発達とは? ・・・・・・・ 理解したり、判断したり、問題を解決したり、人とかかわろうとしたりするなど、人間として生きていく上で必要な内面的な発達。

(1)「考える」ということができる。  →基盤になるのが「認知的な発達」

(2)人は、ひとりでは生きていけない。人とともに生きる。

   → 人とのコミュニケーション、関係性をもちながら生きる。人との関係性の発達。 

 

2、知的な発達の要素

(1)認知的発達   (2)人との関わり、コミュニケーションの発達

(3)言葉の発達   (5)自律性の発達  (6)情緒の発達

 

3 コミュニケーションとは何か?

  →「人とのやりとり、関わり」と定義する。

 

4 人のコミュニケーションの大きな特徴は?

(1)人と伝え合う。

(2)人の意図(考えや心の状態)を推測してかかわる。

 

5 子どものコミュニケーションの発達の流れ

〈6ヶ月〉~  何かを伝えたい、「意図的な身振りコミュニケーション」の出現。

〈10ヶ月〉~  「指さし」の出現。

〈1才〉~ 有意味な言葉を発するようになる。 → 「マンマ」と言ったり、「アイ」 

      と言ってお母さんにおもちゃを渡すなど。

〈1才半〉~・ 「他の人の行動から意図(考えや心の状態など)を推測する」能力

      の発達。

  → *「心の理論」の発達(ウタ・フリス)・・・・・・人の心の状態を推定し、それ

     に基づき、人の行動を解釈し、予測する能力。(目に見えない心の状態  

     を推測し、行動を予測するので、「理論」と呼ばれる。

    ・SHOWING(大人にものをもっていって見せる。)の出現。

〈3才〉~・「ごっこ遊び」の出現

    → 人や周りの状況を見ながら、物事の真偽の判断を棚上げしつつ、創造的な活動をして遊ぶ。(高度なコミュニケーション)

     ・「言葉での会話」が成立する。→「言葉の世界」になっていく。

〈4才〉~ 「協同あそび」の出現

    → 共通の目的のために、役割を分担した組織的な遊び(簡単なルールのある鬼ごっこや、ゲーム形式の運動遊び)が上手にできる。

 

6 母親(養育者)とのコミュニケーションを通じて伸びていくもの(内容)

(1)コミュニケーション能力の発達

  ①相手に伝える

  ②相手の意図(考えや心の状態)を推測する。

(2)言語の発達

(3)認知的な発達(知る、理解する、分かる)

(4)状況に応じた感情表現(笑う、怒る、悲しむ、喜ぶなど)の発達。

(5)「注目する」(相手を見続け、話を聞き続ける)ことの定着。

(6)母親に見守られている安心感。

 

7 親子のコミュニケーションの不足が原因と考えられる問題行動

(1)落ち着きがない → 上記の(5)、(6)の不足が考えられる。

(2)パニック → 上記の(4)の不足が考えられる。

(3)言葉の遅れ → 上記の(1)(2)(3)の不足が考えられる。

 

8 親子のコミュニケーションが不足かな?と感じたとき、どうしたらよいか。

(1)子どもにもっと話しかけよう。

   → ただし、親がただしゃべり続ければ良いのではなく、話しかけた後、子

     どもの反応を待ってあげて、お互いのやりとりを増やす。

(2)子どもと一緒に遊ぼう。

   → 一日の中で、短い時間でも良いので、子どもと一緒に遊ぶ時間を作

     る。一緒に遊べば、自然とコミュニケーションが増えていく。

 

 

      

第2回 旭川療育セミナー報告 子どもの認知的発達 ピアジェの理論を基礎にして

Date: 2010/05/23 22:09 | Author: izawa

 5月23日(日)、旭川ときわ市民ホール101研修室におきまして、第2回旭川療育セミナーを開催し、保育士の方や親御さんなど19名の方に参加いただきました。テーマは、「子どもの認知的な発達」についてでした。ピアジェの認知発生段階説を基礎とした見方の概要をお話いたしました。

 まず、赤ちゃんは、シェマ(自分が引き起こせる行動の型)や循環反応(繰り返し行動)によって引き起こされる感覚運動動作(例えば、手を閉じる・開く、首を繰り返し振るなど)を、同化(外界のものを自己の行動シェマや概念に取り入れること)や調節(外界に応じて自分の行動シェマや概念を作り直すこと)という相互作用を通して、機能的に発達させていきます。そして、1才半頃出現する「延滞模倣」(例えば、母親が昨日した動作を模倣する)が、子どもの精神機能を質的に転換させる重要なものである、とします。つまり、この段階で、赤ちゃんは「目の前になくても頭の中で思い浮かべることができる」ようになったということです。これを「内面化」といいます。そして、この内面化をする場合、例えば、リンゴを頭の中で思い浮かべるとき、実物のリンゴを頭の中に入れることはできませんから、リンゴを別なあるもので表現をして、頭の中で思い浮かべます。例えば、リンゴの形のイメージ、あるいは色のイメージ、あるいは音のイメージ、そしてそれがもっと高度になってくると、「言葉」や「文字」で思い浮かべます。このように「あるものを、他のもので表現する」ことを「象徴機能」といいます。

 赤ちゃんは、1才半ころになると、「内面化」という精神機能の働きができるようになり、形のイメージや言葉などに代表される「象徴機能」を使い、実物を離れ、頭の中でいろいろ描いたり、筋道を立てたり、分類したり、関係を操作したりしたりするようになります。それを「表象作用」と言います。そして、これらが、認知的(認識する、理解するという意味で)発達の重要な機能であり、さらに理解したり考えるということにつながっていくということになります。

 後半は、絵カードを使ったり、数や数量の理解を見て認知的発達を把握する方法を説明いたしました。

 

釧路で認知発達について講演をしました。

Date: 2010/05/16 14:01 | Author: izawa

昨日の5月15日(土)、午後6時から9時の間、釧路市の生涯学習センターにおきまして開催された、釧路緑ヶ岡学園福祉会の合同研修会に呼んでいただき、前半の1時間半、ピアジェの認知発生段階説を基に、子どもの認知的な発達と臨床的な発達段階の把握の方法について講演をしました。後半の1時間半は、5つの事例研究についてのアドバイスさせていただきました。美原保育園、ことぶき保育園、桂恋保育園、三園の約50名の保育士の方々に、勤務を終えられた夜遅くまで約3時間、集中して話を聞いていただきました。

事例研究は5つのうち、4つは「落ち着きがない」という問題行動に関するものでした。落ち着きがない原因として、コミュニケーション能力が不足していて、それに伴って、相手を注目すること(相手を見、話を聞き続ける)ことが十分にできなかったり、自分で自分をコントロールして行動する能力である「自律性」の発達が不十分であったり、お母さんやお父さんに見守られている「安心感」が十分に感じられず、子どもが不安を感じているのではないか、などが考えられました。

話を聞いていただいた、3つの保育園の保育士の方々、本当にありがとうございました。

第1回 親子発達サークルの報告

Date: 2010/05/14 10:02 | Author: izawa

 今年度から始まりました、基本的に親御さんを対象にした学習会である、第1回親子発達サークルを4月29日(木:祝日)に札幌市社会福祉総合センターで開催いたしました。当日は、親御さんや家族の方(祖母)、そして札幌市の小学校でボランティアとして学校支援員(札幌市では、まなびのサポーター)をされている方など6名と、広汎性発達障害と診断されている5才の女の子どもさん2人、そしてひとりの子どもさんの妹さん(3才)に参加していただきました。大人の方々に対する講演を約2時間、そのあと、子どもさんと一緒に、机をはさんで絵カードや小さい積み木を使った、簡単なお勉強を約30分しました。大人の方々が、話を聞いている間、子どもさんたちは、色鉛筆を使っていろいろな絵を描いて過ごしました。途中、トイレに行ったりしましたが、大人のじゃまをすることなく過ごしました。

★講演では、広汎性発達障害の可能性をチェックするポイントは子どもさんが「人を見て行動しているか」というところにある、という内容について説明いたしました。広汎性発達障害という診断をする場合、自閉症スペクトラムという診断基準を使っていることが多いということ、そして、その中で自閉症スペクトラム、つまり日本で診断する場合は広汎性発達障害の決定的な特徴は「人への関心が欠如している」という点にある、ということです。つまり、「人とかかわることに関心がない、自分からかかわろうとしない」ということです。具体的に言うと、「人を見て行動しているか」ということになります。

 「人を見て行動する」という言い方は、日本語的にはあまり良い言い方ではありませんが、でも、人間にとって、実は重要なことなのですね。人間のコミュニケーションの特徴を考えると、大きく2つ挙げられます。

  (1)人に伝える。

  (2)他の人の意図(考えや心の状態など)を推測する。

(2)の人の意図を推測する、ということが人間のコミュニケーションを高度にそして複雑なものにしています。それが、「人を見て行動する」ということです。そして、実は自閉症、あるいは広汎性発達障害の方々は、この「人を見て行動する」つまり「人の意図を推測する」ことが障害のためにできない、ということになります。

幼児期の子どもさんでは「人を見て行動する」ということを具体的に次の3点を見ます。 

(1)人によって行動を変える。(2才ぐらい)

  (例;母親と他の大人とでは、行動や態度が変わる。人見知り)

(2)相手の様子を見て行動を変える。(3才~)

  (例:母親や先生が笑っているときと、怒っているときで行動や態度が変わ   る。)

(3)周りの状況を見て行動を変える。(3才~)

  (例:周りに親や先生がいるときといないときで、行動や態度が変わる。ただし、「空気を読む」というような高度なレベルではない。)

 

★講演が終わった後、子どもさんたちと一緒に簡単な勉強をしました。広汎性発達障害と診断されている、5才の二人の女の子どもさんは、「人を見て行動しているか」というチェックポイントを見てみると、二人とも十分人を見て行動していました。講演が終わった後、それまで、絵を描いていた子どもたちに声をかけると、前にやってきて3人座れる長机に3才の妹さんも含めて、3人仲良く座り、待ったいました。そして、絵カードを使って、名前を答えたり、「ご飯を食べる、手を洗う」などの動作を答えたり、小さい積み木を使って「積み木を5個並べる」「5個から2個取ったら残りは何個?」などの数や数量の学習をしました。妹さんも含め、知的な発達は順調でした。そして、何より、自分の順番を待ち、大人とのやりとりをきちんとすることができていました。二人の5才の女の子どもさんについては、「人を見て行動」していましたし、大人と、しっかりやりとりをしながら一対一の学習ができていましたから、今の二人を見て、広汎性発達障害の可能性はないと考えられる、ことをお話しいたしました。 

第1回、第2回札幌療育セミナー報告

Date: 2010/05/14 08:38 | Author: izawa

★第1回 札幌療育セミナー報告

 平成22年度第1回の札幌療育セミナーを、4月25日(日)、札幌市社会福祉総合センターで開催いたしました。当日、保育士、塾講師、親御さん、福祉事業所職員の方など、15名の方に参加いただきました。内容は、第1回の旭川療育セミナーと同様、今年度の療育セミナーの大きなテーマであります、「広汎性発達障害だけではない、子どもの問題行動や発達の遅れの原因を明らかにし、その改善の方法を示していく。」ということについて、説明をいたしました。

 今、子どもさんに例えば、多動とかパニックなどの問題行動や、言葉の遅れがあったりすると、原因が広汎性発達障害ではないかと思われがちですが、子どもの発達という視点から見ると、もっともっと多様な原因があるということです。例えば、「自分で自分をコントロールして行動する能力」である自律性が未発達であったり、コミュニケーションの能力が十分ではなく、「相手を見続け、聞き続ける」という、注目する、ということができていない、などです。つまり、広汎性発達障害だけではなく、このような原因で問題行動が起こってくる、そしてその場合のケースの方が非常に多い、ということです。

 療育セミナーでは、広汎性発達障害を疑われがちな、多動とかパニックなど具体的には9つの問題行動や発達の遅れについて、その原因を明らかにしていきます。「広汎性発達障害でなければ、じゃあ原因は何なんだ?」という問いに対して、原因を明らかにしていく、ということを、一年間、12回を通じて行っていきます。

 

★第2回 札幌療育セミナー報告

 5月9日(日)、札幌社会福祉総合センターで第2回札幌療育セミナーを開催いたしました。会場の関係で、第1回から2週間しか間をおかずに開催いたしましたが、当日、保育士、塾講師、幼稚園教諭、親御さんなど11名の方々に参加いただきました。

 内容は、「認知の発達」について説明をいたしました。楽しい広場の療育では、基本的にピアジェの「認知発生段階説」を基に、認知の発達を考えています。大きな特徴として、2つのことを取り上げました。

 一つは、認知的な発達には、段階があり、段階ごと構造が違うということ。しかし、その発達段階が進んでいく進み方(機能)は、個体と環境の相互作用(同化と調節という作用とその均衡化)を通して行われており、進み方は皆同じである。ということです。

 二つ目は、感覚運動的な動作の中から、思考活動が出発している、ということです。赤ちゃんは、概念とかイメージというものをまだもっていませんが、シェマ(自分が引き起こせる行動の型:例えば、手を閉じる、開くなど)や、循環行動(例えば、首を繰り返し振るなど)によって、感覚運動的な動作を行い、それを繰り返すことによって、発達をしていきます。そして、1才6ヶ月ころ、「延滞模倣」が出現してきます。「延滞模倣」というのは、赤ちゃんが、昨日お母さんがやった動作を今思い出して真似する、ということです。ピアジェは、この「延滞模倣」を重要視しています。ここで、何が重要かと言いますと、例えば、昨日お母さんがしたバイバイを思い出して、今するということは、バイバイという感覚運動的動作が「内面化」される、つまり「目の前になくても、頭の中で思い浮かべる」ことができるようになったということです。つまり、ここでイメージを持つことができるようになったということです。そして、そこから言葉に代表されるような「象徴機能」、つまり、「あるものを他のもので表現する」という機能が発達していきます。目の前になくても、頭の中で象徴機能を使い、イメージや言葉を操作し、ものごとを理解していくようになる、ということです。ピアジェは、このことが、感覚運動的な行動に代わって、子どもの精神機能を質的に転換させるもので、認知的な発達の重要な機能であり、それが考えたり、判断したり、問題解決をするなどの、思考活動につながっていくものであるとしています。

 

平成22年度 第1回旭川療育セミナーの報告

Date: 2010/04/19 10:58 | Author: izawa

 4月18日(日)、午後1時30分~4時30分の間、旭川ときわ市民ホール101研修室におきまして、平成22年度第1回旭川寮育セミナーを開催いたしました。親御さん、保育士、施設指導員、塾講師、など、20名の方々に参加いただきました。楽しい広場代表の伊澤崇弥が講演いたしました。

○今回は、この一年間の療育セミナーのテーマについて、説明いたしました。一年間のテーマは次の通りです。

「広汎性発達障害だけではない、子どもの発達の遅れや問題行動の多様な原因と、その改善の方法を研究する」

 

○具体的に申し上げますと、楽しい広場では発達に不安のある、主に幼児期から小学生の子どもさんと親御さんを対象にした個別の療育相談を行っています。楽しい広場の療育の特徴は、「発達的視点に立った療育」ということです。

 

○「発達的視点に立った療育」とは、次のようなことです。

 子どもの一般的な発達の過程を基準にして、個々の子どもさんたちの発達の実態(発達段階や発達の特徴)を把握し、その上で個々の子どもさんの問題行動や発達の遅れの原因を明らかにし、個々の子どもさんの発達の実態や、発達の遅れや問題行動の原因に応じた、適切で意図的な働きかけをすることによって、発達を促し、問題行動を改善していく、取り組みのことです。

 

○具体的な問題行動や発達の遅れは次の通りです。これらは、すべて、楽しい広場の療育相談で対応したものです。

(1)多動  (2)パニック、他傷  (3)友だちと遊べない、集団の中で活動したり遊べない  (4)言葉の遅れ  (5)こだわり  (6)感覚過敏  (7)人見知りが激しい  (8)人とうまくかかわれず、トラブルが多い  (9)退行、チックなどの神経症的行動

 今回は、この9つの具体的なケースについて、一つずつ、説明をいたしました。ただし、今後、発達の遅れや問題行動の種類は、もっと増えていくかもしれません。

 

○療育セミナーでこの一年、何を目指していきたいのか、ということですが、大きく2つあります。

(1)子どもの問題行動や発達の遅れの原因を、「発達的視点」から考え、明らかにしていく。

(2)子どもの問題行動や発達の遅れの原因を明らかにした上で、「発達的視点に立った療育」で、子どもの発達を促し、問題行動を改善していく、具体的な方法を明らかにしていく。

 

○現在、上記のような問題行動をもっていたり、発達に遅れがある子どもさんがいたとき、その原因を広汎性発達障害等の医学的な観点から見ることが非常に多いのですが、それだけでは不十分です。楽しい広場では、「発達」という観点から見るということが重要であると考えています。具体的には、認知的な発達、言葉の発達、コミュニケーションの発達、自律性・社会性の発達、情緒の表現の仕方の発達、などです。

 

○この一年間の療育セミナーで、この「発達」の観点から問題行動や発達の遅れの原因を明らかにし、「発達的視点に立った療育」によって、問題行動を改善し、発達を促していく方法を考えていきたいと思います。  

 

○このほかに、今回は、次のことを説明いたしました。

 ・広汎性発達障害と自閉症は違うのか同じなのか。

  → 正式には、広汎性発達障害は、自閉症、アスペルガー障害、レット障害、小児期崩壊性障害、などの総称です。ですから、広汎性発達障害と自閉症は並列に並ぶものではありません。広汎性発達障害が自閉症よりも、上位概念になります。 

 ・診断する医師の多くは、広汎性発達障害を診断するときの診断基準を、自閉症スペクトラムの診断基準を使っているようであること。

 ・発達に不安のある子どもさんが広汎性発達障害である可能性があるかどうか見分ける決定的な特徴は、「他の人への関心が欠如」があるかどうか、であること。具体的には、「人を見て行動しているか」と「相手に伝えようとしているか」の2つを見ていく、ということ。

・一般的な子どもの発達の過程の概略をまとめたものとして、楽しい広場が作成した「子どもの発達概略表(0~6才)」、個々の子どもさんの発達の実態を把握するために、楽しい広場が作成した「臨床的発達チェック表」の使い方。

 

*次回は、5月23日(日)、午後1時30分~4時に、旭川ときわ市民ホール101研修室で、「子どもの発達を考える(1) 認知の発達」  -子どもの発達には認知の発達がとても重要です。-をテーマに行う予定です。

*悩みや不安をお持ちの方々で、外に出て、話を実際に聞いて考えてみる、ということも、一つの刺激、一つのきっかけになるのではないでしょうか。ご参加をお待ちしております。

 

 

  

 

平成22年度の療育セミナーの大きなテーマ  子どもの問題行動の原因を発達的視点から考える。

Date: 2010/04/13 11:39 | Author: izawa

★今年度の療育セミナー関係の取り組みは以下の3つです。

(1)札幌療育セミナー(毎月1回、会場は、札幌市社会福祉総合センター)

(2)旭川療育セミナー(毎月1回、会場は、旭川市ときわ市民センター)

(3)親子発達サークル(年間11回、会場は、札幌市社会福祉総合センター)

 

★3つの取り組みの共通のテーマ

 療育教室 楽しい広場では、メインの活動として個別の療育相談を行っています。これまでに、多くの発達に不安をもつ、主に幼児期から小学校低学年くらいの子どもさんやその親御さん、そして兄弟、姉妹、おばあちゃんなど、たくさんの方々が来られています。

 発達に不安があると一口で言いますが、具体的に挙げると次のような、問題行動であったり発達の遅れです。

(1)多動   (2)パニック、他傷  (3)友だちと遊べない、集団の中に入っていけない  (4)言葉の遅れがある  (5)こだわりがある  (6)感覚過敏がある  (7)人見知りが激しい  (8)人とうまくかかわれず、トラブルが多い。 (9)退行やチックなどの神経症的行動がある

 以上のような、お子さんが多く来られるのですが、家庭のお父さん、お母さん、そして幼稚園の先生や保育士さん、子ども塾の先生方は、このようなお子さんを目の前にすると、ひょっとしたら自閉症ではないか、広汎性発達障害ではないかと心配されます。実際、このような発達に不安のある子どもさんが病院に行くと、その多くは、自閉症、広汎性発達障害、高機能自閉症、アスペルガー障害等の診断がつく場合が多いようです。

 さて、今年度の療育セミナーや親子発達サークルでの共通のテーマは、これらの問題行動や発達の遅れの原因は、広汎性発達障害だけではなく、「発達的視点」から見ていくと、もっといろいろな重要な原因が考えられる、ということを広く理解していただきたい、ということです。

 どういうことかと言いますと、例えば、自閉症とか広汎性発達障害と診断がつくということは、子どもさんの問題行動や発達の遅れの原因が、何らかの脳の機能障害など、先天的にもつ、身体的な何らかの障害が原因ではないかということを意味しています。

 しかし、こういう問題行動や発達の遅れの原因の解明は、医学的な観点からだけでは不十分です。楽しい広場では、「子どもの発達」という観点から見ることが重要であると考えています。具体的には、認知的な発達、言葉の発達、コミュニケーションの発達、自律性・社会性の発達、情緒の表現の仕方の発達などです。      

 具体的な例で見てみると、例えば、3才でじっとしていることができない、多動と言われている子どもさんがいるとして、発達的視点から見ると、その子どもさんは、相手を注目すること(相手を見続け、話を聞き続ける)が十分にできておらず、コミュニケーションの発達が不十分なのではないか、ということが考えられます。あるいは、5才ぐらいで、自分の思うとおりにならなかったら、大声を出したり騒ぐ、という子どもさんがいるとして、発達的視点から見ると、3才ぐらいから発達していく、「自分で自分をコントロールして行動する能力」である、「自律性」の発達が不十分で、自分を主張するということと、自分を抑制する(我慢する)ということがうまくバランスがとれていないのではないか、ということが考えられます。

 もしこのようなことが原因であるならば、育てる側の大人が、意図的で適切な働きかけをすることにより、例えば、「注目する」ことができるようになって、コミュニケーション能力が発達し、落ち着いて行動することができるようになったり、自律性が大きく伸長することにより、騒がずに我慢をしたり、約束を守るということができる、ということを意味しています。

 ですから、問題行動や発達の遅れのある子どもさんを、広汎性発達障害という、先天的に何らかの脳の機能障害をもっていると判断するか、それとも発達的視点から見て、何らかの発達の遅れ、あるいは環境や経験の仕方に偏りや不適切なものがあり、それが、子どもが学習し、経験していく過程でマイナスに影響を及ぼした、という意味での「不適応行動」というものではないか、と判断するかで、その子どもさんの発達、生活、そして将来の人生が大きく変わっていくことが、容易に想像されます。

 今年度の療育セミナーでは、以上のような観点から、多くの子どもを育てる側の方々が、個々の子どもさんの問題行動や発達の遅れの原因を「発達的視点」から、きちんと明らかにし、それらを把握した上で、実践の場で生かしていただけるよう、内容を進めてまいりたいと考えております。 

平成22年度 療育教室 楽しい広場 親子発達サークル実施計画

Date: 2010/04/05 09:29 | Author: izawa

 療育教室 楽しい広場では、今年度から、札幌と旭川の療育セミナーの他に、札幌におきまして、広汎性発達障害をテーマに、広汎性発達障害の診断を受けたり、その心配があるという子どもさんの親御さん、あるいは家族の方々を対象にした、親子発達サークルを開催いたします。

 みなさんの子どもさんの中に、例えば多動であったり、パニックがあったり、言葉が遅れていたり、集団の中で遊んだりせずひとりで遊んでいることが多いなどの子どもさんで、広汎性発達障害と診断されたり、その心配をされている子どもさんがいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、こういう問題行動や発達の遅れの原因がを子どもの発達という視点からみると、広汎性発達障害以外に、いろいろな原因が考えられるのです。是非、そのことを多くの親御さんや家族の方々に知っていただきたい、と強く願っている次第です。 

詳しくは、下記の通りです。話を聞いていただくと、また、違う視点から考えられることもあるかと思います。不安や心配をお持ちの方、どうぞ、一度、ご参加ください。お待ちしております。

 

 

= 親子発達サークル実施計画=

1 年間のテーマ

 「お子さんは、本当に広汎性発達障害ですか? もう一度、子どもさんの問題行動の原因を考えて見ましょう。」

 

2 目 的

 広汎性発達障害の診断を受けていたり、広汎性発達障害の心配をもつ子どもさんの親御さんや家族の方々が、広汎性発達障害を正確に理解し、かつ、子どもさんの発達の遅れや問題行動について、「発達的視点」から考えられる、広汎性発達障害だけではない、様々な原因を理解した上で、子どもさんの発達を促し、問題行動を改善する子育てや療育ができるよう、研究し、支援することを目的とする。

 

3 療育教室 楽しい広場の療育の特徴

 療育教室 楽しい広場の療育の特徴は、「発達的視点に立った療育を行う」ということである。

(1)療育とは

 発達に遅れがあったり、問題行動をもつなど、発達に不安のある子どもさんに対して、その発達の実態に応じた適切で、意図的な働きかけをすることにより、子どもさんの発達を促し、問題行動を改善する取り組み。

(2)発達的視点とは

 一般的な子どもの発達の過程を基準とし、発達に不安のある個々の子どもさんの発達の実態(発達段階や発達の特徴)を正確に把握した上で、療育に取り組むという立場。

 

4 親子発達サークルの内容

 NPO法人 療育教室 楽しい広場代表、伊澤崇弥による講演。

 

5 対 象

 広汎性発達障害と診断されたり、広汎性発達障害を心配する子どもさんの親御さんや家族の方々。 当日、小学生までのお子さんであれば、一緒の御参加可能です。(お子さんは無料です。)

 

6 会場と時間

(会場) 札幌市社会福祉総合センター(札幌市中央区大通西19丁目1-1)

(時間)午後1時30分~午後4時

 

7 実施回数と費用

(実施回数)年間11回を予定。

(費用)1回、大人お一人2000円。(資料あります。)

 

8 年間の実施予定

《第1回》   4月29日(木:祝日)

  (テーマ)  広汎性発達障害とは、何ですか?

     -キーワードは「人を見て行動してますか?」-

《第2回》   6月6日(日)

  (テーマ)  子どもの「多動」を考える。

     -キーワードは「注目してますか?」-

《第3回》   7月4日(日)

  (テーマ)  子どもの「パニック」を考える。

     -キーワードは「自律性」-

《第4回》   8月1日(日)

  (テーマ)  感覚過敏と発達の遅れを考える。

     -広汎性発達障害と間違われやすい、感覚過敏による発達の遅れ-

《第5回》   9月5日(日)

  (テーマ)  子どもの言葉の遅れの原因を考える。

     -広汎性発達障害だけではなく、いろいろな原因が考えられます。-

《第6回》   10月3日(日)

  (テーマ》  母親と子どものコミュニケーションの重要性

     -子どものコミュニケーションの発達-

《第7回》   11月3日(水:祝日)

  (テーマ)  子どもが友だちと遊べない、集団に入れないときを考える。

     -遊べないと遊ばないの違い-

《第8回》   11月23日(火:祝日)

  (テーマ)  子どもの3才の発達の重要性(1)

     -言葉の世界と広汎性発達障害-

平成23年(2011年)

 《第9回》   1月23日(日)

  (テーマ)  子どもの3才の発達の重要性(2)

      -ごっこ遊びと広汎性発達障害の関係-

《第10回》  2月20日(日)

  (テーマ)  広汎性発達障害が疑われやすい、子どもの気になる行動-

      -こだわり、人見知りが激しい、退行、チックなどの神経症的行動-

《第11回》  3月13日(日)

  (テーマ)  本当に広汎性発達障害ですか?

      -広汎性発達障害でなければ、問題行動の原因はなに?-