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2023/09/30(土) 14:45 | izawa

 来る10月22日(日)13時30分~15時30分、旭川市ときわ市民ホール 研修室101におきまして、NPO法人 療育教室 楽しい広場主催の「第4回 旭川療育セミナー」を開催いたします。

 テーマは「言葉の遅れの原因を考える~ しゃべる必要がない」です。詳しくは、ホームページ・メニューの「療育セミナー」に記載しておりますのでご覧ください。

 たくさんの皆様のご参加をお待ちしております。

2023/09/23(土) 12:26 | izawa

 ここで療育教室 楽しい広場の「発達療育」で考えている「言葉の遅れの原因」について整理します。

 原因は7つ考えられます。

 1 視覚優位

 2 感覚過敏(触覚過敏、聴覚過敏)

   3 テレビやユーチューブを見続ける

 4 のびのび育てる、大事に育てる

 5 祖父母と過ごす

 6 一人遊びが多い

 7 緊張や不安が強い

 

 さて今回は6番目の「一人遊びが多い」です。

 「一人遊び」の原因もいくつかあります。

 例えば、大好きなおもちゃがあってそれでずっと一人で遊んでいる、テレビやユーチューブで大好きな番組や動画をずーっと見ている、小さいときから一人で遊んでいて手がかからず育った、などが考えられます。

 ずーつと一人で遊ぶということは、裏を返せばお母さんとのかかわりが非常に少ない、ということを意味します。

 「発達療育」では、言葉の発達は、子どもさんとお母さんとのかかわりの中で、お母さんが発する言葉の他に、表情や声、動作、まなざし(視線)、しぐさ、雰囲気など、いろいろなコミュニケーション手段を使い、お互いの気持ちや感情などの心の状態を感じ取りながら「、それらを伝え合う」ことを積み重ねることにより、その延長上に言葉が乗っかって「発語」になり、言葉によるコミュニケーションが発達していくと考えます。

 そう考えると、子どもさんの言葉の発達に重要な「お母さんとのかかわり」が少なければ、当然言葉が遅れてくると考えられます。

 その改善の方法は、どの原因の場合も申し上げていますが、お母さんと一日5分や10分でも一緒に遊ぶことをアドバイスしています。

 それから、その他に一日の生活の中での着替えや食事、お風呂などの各場面で、一言言葉がけをしてあげてほしいと申し上げています。

 お母さんの安心感をベースにすると、一日そのぐらいの短い時間や少ない機会でも、毎日続けていけば、「伝え合い」を積み重ねることにより、言葉は伸びていきます。

 ぜひ、お試しください。

 今回は以上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023/09/21(木) 17:39 | izawa

 子どもさんにクレーン行動があると自閉症の疑いがある、という説がインターネットなどで出回っています。それで、心配され、不安の中におられるお母さんやお父さんもたくさんおられるでしょう。

 クレーン行動とは、お子さんが自分が欲しいものを取ってほしいとき、お父さんやお母さんの腕を取って、取ってほしいもののところまで腕をもって動かしていくことです。これがなぜ自閉症とつながるかと言いますと、そういう行動をするお子さんは、人に関心がなくモノだけに関心があるからだ、という理由だそうです。

 もちろん我々「発達療育」の立場からしたら「自閉症の迷信」です。世の中に、クレーン行動をするお子さんはたくさんおられるでしょう。それは、物を取ってほしいからですが、そういう時子どもさんがちらっとお母さんやお父さんを見る場合があります。クレーン行動をしながら「ママ取って」と口で言う代わりに視線で語りかける場合です。

 この「ちらっと見る」のが「参照視」と言われるものです。ガバッと顔を動かして見るのももちろんOKです。つまり、人を意識してお願いしているということです。これが1回でもあれば大丈夫です。

 「うちの子にはこの参照視がない」と心配されている場合、次にクレーン行動があった時に、すぐにとってあげるのではなく、少し待ってあげると良いと思います。お子さんがしびれを切らして、お母さんやお父さんの顔を見てきたら、大丈夫です。

 どちらにしても、クレーン行動が自閉症の代名詞ではありません。これははっきりと理解していただきたいと思います。

 以上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023/09/15(金) 22:34 | izawa

 9月17日(日)に予定しておりました「第26回 札幌療育セミナー」ですが、希望者がごくわずかなため、本日9月15日(金)の段階で、開催を中止といたしました。

 今回は開催できず残念ですが、次回またしっかり計画、準備をして開催をいたしたいと思います。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 

2023/09/12(火) 16:01 | izawa

 療育教室 楽しい広場では、来る9月17日(日)に「第26回 札幌療育セミナー」を開催いたします。会場は札幌市社会福祉総合センター 第3会議室です。

 今回のテーマは

「子どもの自主性を伸ばすために、幼児教育は何をすべきか?」です。

 これまでにいろいろな幼稚園や保育園、認定こども園などを見学をさせていただいたり、療育セミナーに参加いただいた先生方とお話をする中で、「子どもの自主性を伸ばす」ということが多くの園でキーワードになっていることが分かりました。そしてどのようにしてそれを伸ばすかというところで、いろいろな試みをされ、ご苦労をされていることも分かりました。

 そこで、今回の療育セミナーでは、療育教室 楽しい広場が推し進めている「発達療育」という考え方や方法論を基本にして、「子どもの自主性を伸ばすために何をすべきか?」について提言をさせていただいて、それを基に先生方と話し合いをしてまいりたいと考えております。

 詳しくは、ホームページ・メニューの「療育セミナー」をご覧ください。

 たくさんの皆様のご参加をお待ちしております。

 

 

 

 

  

2023/09/12(火) 15:45 | izawa

 9月10日(日)、札幌市社会福祉総合センター 第一会議室で、楽しい広場の9月の療育教室を行いました。

 今回は教育相談が1件で、本日は幼稚園の時に初めて相談に来られて以来、節目ごとに来られてきた中学校3年生の男子のお母さんが進路の相談に来られました。

 子どもさんの今の能力や発達の実態と子どもさんがやりたいこと、親御さんの希望、そして現実の学校選択、それらを総合的に考える時間でした。

 10月は8日(日)に行う予定です。

2023/09/05(火) 16:12 | izawa

 いよいよ、言葉の遅れの原因の5つ目です。

 今回は「感覚過敏」です。

 感覚過敏とは、人間のもつ感覚に対する外部からの刺激に対して、拒否的・感情的に反応する傾向、言い換えると感情的に「不快で嫌だ」と感じる傾向にあるということです。感覚過敏には二つの代表的なものがあります。それが「触覚過敏」と「聴覚過敏」です。具体的には次のような状態です。

 

【触覚過敏】

〇身体に触れられるのを極端に嫌がる

 (例)抱っこを嫌がる                                      肩に手を置かれるのを嫌がる                                                鬼ごっこをして触られるのを嫌がる

〇手をつないだり、手を握られるのを嫌がる

〇指先にノリがついたり、やわらかい粘土を手で触るのを嫌がる

〇芝生や砂の上、ジュータンの上などをはだしで歩くのを嫌がる

〇着替えをするのを嫌がり、逃げ回る

〇お風呂で体を洗ってもらったり、水しぶきを受けるのを嫌がる

 

【聴覚過敏】

〇普通は気にならない音、あるいは小さい音が気になる                   → 例えば赤ちゃんが寝ているとき、部屋のドアが開くような音です            ぐに目が覚めて、夜泣きが多かったり昼寝をなかなかしないなど

〇ある特定の高さの音を嫌がる                              → 例えば赤ちゃんの泣き声、工事の音など

〇大きな音や突然の音を嫌がる                                                            → 例えば運動会のピストルの音や花火の音、クラッカーやピアノの            音、人が大勢で歌う音など

 

★なぜ、感覚過敏が言葉の遅れの原因と考えられるのか?

  感覚過敏のお子さんの場合、そうでない子どもさんより不快で嫌な感覚の時が多いので、その分お母さんとのかかわりが減ったり、弱くなることが考えられます。また、不快で嫌な感覚がなくても、いつその不快で嫌な感覚が来るのか、という不安感があると考えられるので、その分お母さんとのかかわりが量的にも質的にも少なく弱くなり、言葉の遅れにつながると考えられます。

 

★改善の方法

 これまで多くのか感覚過敏の子どもさんが、楽しい広場の発達相談やことばの教室に来られましたが、だいたいの子どもさんがその感覚過敏の状態が、全くなくなりはしませんが3才ころから日常生活に支障がない程度の状態に落ち着いていました。そしてそのころから反比例するように言葉の発達が伸びてきました。

 楽しい広場に来られた多くの感覚過敏の子どもさんたちは、この言葉が伸び出したころ、言葉は出てきたけれど発達が遅い、ということで、楽しい広場に来られました。

 さて改善の方法ですが、まずはお母さんと一緒に遊んだり、普段の生活の各場面でかかわることを多くすることが一番大事になります。つまりお子さんとお母さんが「伝え合う」経験をどんどん多くすることで、子どもさんがお母さんに「伝えよう」とする経験をたくさんする延長上に発語が出てくると考えます。

 

 

 

 

               

 

 

 

2023/09/04(月) 18:17 | izawa

 ご家庭の事情で、1才代・2才代・3才代の子どもさんで、祖父母と過ごす時間が多い場合があります。そういう時、言葉が遅れる可能性があります。

 なぜかと言いますと、「お孫さんの要求通り過ごすこと」が多いと考えられるからです。言い換えると「お孫さんが自分の思う通りにならない経験をしていない」ということですね。

 なぜ、「お孫さんお要求通りにさせている」かと言いますと、次のようなことが考えれます。

(1)おじいさん、おばあさんがお孫さんのエネルギーについていけず、好きなようにさせている場合。

(2)お孫さんがかわいくて、好きなようにさせている場合。

どちらにしても、お孫さんとしては毎日自分の好きなように行動していけるわけですから、特におじさん、おばあさんとやり取りをしなくても毎日が過ぎていきます。つまり「伝え合う」という経験が極端に少ないと考えられますので、「相手に伝えよう」とすることが少なければ、当然言葉は出てこないと考えます。

 ただし、もちろんきびしいおじいさん、おばあさんもいらっしゃると思います。そういう場合は、当てはまらないと考えます。

 

★改善の方法

 この場合も、療育教室 楽しい広場では、お母さんの安心感を基本にしてお母さんとのかかわりを増やすことによって、お母さんとお子さんとの伝え合いを増やす、その延長上に「言葉が出る(発語)」と考えます。お母さんと一緒に一日5分~10分の短い時間でも一緒に遊ぶ。それから、日常生活の中で待ったり、我慢したりする場面が必ずできてきますので、そういう時「ちょっと待っててね」「少し我慢ね」という「自分の思う通りにならない経験」を経験することによって、そこでお母さんに駄々をこねたり、文句を言ったり、お母さんになだめすかされたりして、楽しくはありませんが「伝え合い」を経験します。それが「発語」につながります。

 さて今回のテーマは「祖父母」でした。お子さんが祖父母と過ごす時間が多く言葉が遅れていて、おじいさん、おばあさんが上記のように「お孫さんの要求通りに過ごさせている」としたら、早急にお父さん、お母さんと祖父母と話し合うことが必要になると思います。

 どういう話し合いかと言いますと、できるだけ、お孫さんが自分の思う通りにならない時、我慢をさせたり、待ったりっせてもらうようにします。ただし、お父さん、お母さんのようにはいかないと思いますが、できるだけで結構です。

 それを踏まえて上で、お子さんがお父さん、お母さんと過ごすときに、短い時間でも良いので上記の改善の方法を試してください。この場合、あくまでもお父さん、お母さんが中心です。おじいさん、おばあさんが主役になってはいけません。そこは気を付けてください。

 

 

 

 

 

 

2023/09/01(金) 15:51 | izawa

 突然ですが、幼稚園や保育園、認定こども園に「子育て相談室」を設けたらどうでしょうか。月に1回でも十分です。

 皆さんご存じのように、子どもさんの発達に不安がある場合、親御さんは、札幌市では各区の保健センターに相談する場合が多いと思います。その場合、原因を「知的な障害が原因の知的な発達の大きな遅れ」や自閉症やADHD(注意欠陥・多動性障害)などの「発達障害」から考えるのがほとんどです。

 確かにそういう障害が原因の場合もありますが、それ以外にももちろんあります。しかし、障害以外から原因を考える相談機関は少ないと思われます。

 例えば2才代、3才代でご家庭で子どもさんが「かんしゃくが激しい」場合、医学的な「障害」という視点から考えるとその原因は「発達障害」ではないかと考えます。以前、Eテレでも番組の中で医師や臨床心理士の方がそのように言われていました。

 しかし、子どもさんのそれまでの「生活経験の分析」という視点から考えると「我慢が足りないんじゃないの?」という見方ができます。30年位前でしたら、身近な祖母やおばさん、ベテランの幼稚園や保育園の先生方がそのようにお母さん方に言っていたように思います。

 ただし、今はと振り返るとそのように言ってくれる方が本当に少なくなってしまったように思います。

 

 ここではっきり確認しておきたいのですが、「かんしゃくが激しい」ことの原因が「障害」にある可能性はあります。しかし、原因はそれだけではないということを申し上げています。

 

 今回、それぞれの園に「子育て相談室」を設けたらどうでしょう、という提言をさせていただいていますが、この「子ども相談室」は、お母さん方の子育てに関する不安や心配を聞きながら、その改善の方法を「障害」ではなく、「生活経験を分析して」一緒に考えましょうというものです。そこで、結論を出さなくてもいいです。園の担当の先生につないで一緒に考えてもらうのもいいです。

 まず、お母さん方の不安や心配の声を聴くことが大切なのではないかと思います。よく幼稚園や保育園の先生方から「自分の子どもとの遊び方が分からない」という声をお母さん方から聞くことがある、ということを楽しい広場のセミナーなどで聞くことがあります。

 園での「子育て相談室」では、このようなお母さんの声を聴くことができるかもしれませんし、それに対して先生方が答えることもできるのではないでしょうか。

 

 このような相談室の担当の先生をどうするかが問題ですが、担当の先生方に療育教室 楽しい広場から、資料や情報の提供、アドバイスをさせていくことは可能です。もちろん、療育教室 楽しい広場の収益を上げる営業のためにやるのではありません。お金はかかることは事実ですが、将来の幼児教育のために少しでも役立てたらという思いです。

 札幌市内や近郊であれば、最初は無料で訪問をさせていただいています。札幌より遠方であれば、メールやオンラインなどでやり取りをさせていただきます。

 ご一考いただければ有難いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023/08/31(木) 14:11 | izawa

 療育教室 楽しい広場で考えられる言葉の遅れの原因の3つ目は「幼い」ということです。この場合は、保育園や幼稚園など家庭から離れた環境でお子さんが過ごすことで初めてわかることが多いですね。

 同じ年令の子どもさんより言葉が遅い、先生や友だちと会話ができない、着替えや食事などの身辺処理ができないことが多い、先生とは遊べるが友だちとは遊べない、などが考えられます。

 

 なぜ、幼い感じになるかの原因ですが、まず身辺処理について、お家での着替え、くつの履き替え、食事、後片付けなどの身辺処理について、お母さんやお父さんがやってあげることが多く、自分でやるという経験が少ないのではないかと考えらえます。

 そして、二つ目の原因として、その身辺処理も含めて、生活全般で「子どもさんの要求に合わせて子育てをしている」場合が考えられます。

 なぜかと言いますと、「子どもさんの要求に合わせて子育てをする」時の大きな特徴として、子どもさんが「自分の思う通りにならない経験をしていない」ということが考えられます。つまり、「自分の思う通りにならない経験」をすることによって、例えばお母さんに不満をぶつけたり、お母さんがなだめたり、お母さんから少し待ちなさいと言われたり、それで我慢したり、やっぱりやだあといって駄々をこねたりしながら、お母さんと人とのかかわり方を経験によって学んでいきます。

 

 生活全般で、子どもさんの要求に沿って子育てをしていると、子どもさんにとっては楽しいことばかりで笑顔が多く、親御さんとしてはうれしいでしょうが、よく考えてみると、親御さんが子どもさんに合わせているので子どもさんが、例えばお母さんに何かを伝えようとすることが少なくて済みます。お互いに伝え合うということが少なくなります。

 その上に、「自分の思う通りにならない経験」を知っていないと、楽しいことばかりではない日常の生活の場面で、どのように自分が反応し、行動していくかということを学ぶ機会がなくなります。

 その結果、身辺処理ができないことが多い、言葉が遅れる、友だちとかかわることができない、そして、よく楽しい広場のご相談にある一斉指示が通らなくなる、ということが考えられます。

 

★改善の方法

 子どもさんが幼いという場合、じゃあただ集団の中に入れればよいか、と言いますと、そうではありません。もう一度お母さんとのかかわりを増やして、人とかかわる経験を増やすことが必要と考えます。

1 具体的には、一日5分~10分でも良いのでお母さんと一緒に遊ぶことをお勧めしています。お母さんは特別な存在なので、一日のうちに短い時間でも、それを毎日続けていけば、かかわり方が変わっていきます。

2   さらに、着替えや食事、お風呂、トイレなどの日常生活の場面で、一言でよいので言葉がけをしてもらいます。一言でよいです。そのとき、ひょっとしたら、表情や動作、あるいは声、そしてっ言葉などで反応してくれるかもしれません。

3   そしてもう一つ大切なのが、「子どもさんの要求に沿った子育てを変えることです。変えるというのは「普通に戻す」ということ。「普通に戻す」ということは、日常生活では必ず起こるであろう「自分の思う通りにならない経験」をきちんと経験させるということです。                 待たなければならない時には「待つ」、我慢をしなければならない時は「我慢する」など、「自分を抑える経験」もさせるということです。そこで、お母さんやお父さんとの楽しいことばかりではないけれど、これから生活をしていく上では必ず起こりうるであろう「自分の思う通りにならない経験」をとおして、人とのかかわりを経験していきます。

 このようにして、子どもさんが幼い場合、人とのかかわり方や言葉の基礎編をお母さんとのかかわりでをもう一度学び直し、そこで力がついたら、幼稚園や保育園などの子どもの集団の中で、その応用編に入っていくことが良いと考えます。