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izawaさんのブログ

2015/09/21(月) 18:57 | izawa

 2才から6才ぐらいまでの、幼児期のお子さんで、発達相談や病院などで、発達検査や知能検査をされたお子さんも多いと思います。その際、家ではできるのに、検査場所ではできず、どんどん×にされ、検査結果が非常に悪く出た、というお子さんも、たくさんおられるのではないでしょうか?楽しい広場の相談でも、これまでにたくさんおられました。そして、今の日本の発達相談、早期療育の現場では、その多くが、家でできても、検査場所でできなければ、できないということだ、と親御さんたちに説明していると思われます。

 さて、楽しい広場では、考え方が違います。例えば、知能検査の場合、小学校6年生と4才の幼児で、大きく違うことがあります。それは、「適応力の個人差」です。
 適応力とは、「場所や場面、状況が違っても、それに応じて、適応して、自分の能力を発揮する」ということです。小学校6年生では、ある程度適応力が身に付いていなければならないと考えます。しかし、幼児期の子どもさんの場合は、検査する場所、検査者、検査する際の状況などで、落ち着かなくなったり、あわてたり、泣いてしまう子どもさんが出ても、おかしくはありません。理由は、「適応力の個人差」があるからです。幼児期の場合、小学校6年生や大人と違って、その発達の実態に応じて、適応力に個人差があっても不思議ではないからです。しかし、日本の発達相談、早期療育の現場の多くでは、それを切り捨てていると思われます。

 検査場所では完全にできなかったが、おうちではできた、ということは、適応力が付けば、これからできるようになっていく、ということです。ですから、そういう場合は、決して悲観的にはならないでいただきたい。
 発達相談や早期療育の現場で、検査場所でできないということは、家でできてもできない、ということだ、という人たちは、幼児期にもかかわらず、適応力が不十分だ、ということは、「障害がある」と考えるのでしょう。しかし、楽しい広場では違います。適応力というものは、経験を積み重ねて初めて身に付くものです。であれば、当然、適応力の個人差も考えなければなりません。

 これは、とても重要な問題です。今の日本の発達相談、早期療育では、その多くが、幼児の発達検査や知能検査の時、「適応力の個人差」を考慮に入れていない、ということであり、検査時の状況がどうであれ、できないのはできない、そしてそれによって、「障害の可能性、疑いが高い」という、判断、診断を出すのです。そして、それ以外の可能性は、考えられない、ということになります。これが、今社会に、発達障害児の診断を受けたり、疑い、可能性の見解を出された子どもさんが、どんどん増えている、原因の一つと考えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015/09/13(日) 22:40 | izawa

 楽しい広場の発達療育と、今の日本の早期療育の大きく違うところの二つ目は、子どもの発達の流れ、順序を体系的に把握し、それを基準にしていることです。つまり、子どのさんの、認知(知る)、言葉、コミュニケーション、人とのかかわりなどの発達には、体や運動の発達と同じように、発達の流れ、順序があります。楽しい広場の発達療育では、それを把握し、基準にしています。しかし、日本の早期療育では、それが極めて軽視されています。

 その理由は、現在の早期療育の考え方を見れば分かります。考え方の主流は、行動主義です。行動療法、行動分析などを含めて考えてよいでしょう。基本は、環境を変えれば、行動が変わる、というものです。そして、主流を占めているのが、「ティーチプログラム」という、行動療法を基本とした、自閉症児のための療育プログラムです。

 8月下旬、伊澤も、現在勤務している、放課後等デイサービスの児童発達支援管理責任者として、北海道主催の研修に参加してきました。放課後等デイサービスは、早期療育の中の施設ですので、早期養育を行う立場の研修と言うことになります。そこでは、発達支援の考え方として、ティーチプログラムの考え方、方法が一貫して述べられていましたが、もちろん、それが、ティーチプログラムを基本にしていること、行動主義という考え方に基づいていることなどな説明はなく、それが、早期療育の当然の考え方、方法という伝え方です。たぶん、他の都府県でも、同じような内容ではないかと思います。

 楽しい広場の発達療育では、それだけ?と、当然考えます。子どもの発達の遅れや課題のある行動を考えるとき、ただ、子どもの環境だけを考えるだけでいいのですか?ということです。子どもさんの、発達、つまり、認知や言葉、コミュニケーション、人とのかかわり方などの、今の発達の状態、そしてこれまでの発達の歩みも、当然考えなければ、ならないはずです。

 しかし、この研修では、子どもの心の働きの発達を考える「発達心理学」や言語の発達や語用論(使い方)、構音などについての研修は、全くありませんでした。これでは、子どもさんの発達の遅れ、偏り、問題行動などの発達の不安を考えていくとき、「子どもの内面の発達」という、大事な内容が欠落していることになります。子どもさんの発達の不安を、ただ、行動だけからしか、見ていないことになります。大事なことが、見落とされてしまいます。しかし、これが、今の日本の早期療育の現状であり、異常さの根源と考えます。

 楽しい広場の発達療育では、この発達心理学、そして言語の発達、語用論、構音など、目に見えないけれど、人間の発達に重要な内容を重視し、学んでいき、療育に生かしていきます。

 本当は、今日9月13日(日)に、療育実践研究会の第1回を行う予定でしたが、参加希望の方が0でできませんでいた。しかし、来月、また、ご案内をいたします。2名以上、申し込みがあれば行います。どうぞ、ご応募ください。お待ちしております。 

 

 

 

 

 

2015/09/10(木) 00:21 | izawa

 9月13日(日)に予定しています、実践療育研究会ですが、実は、まだ参加ご希望の方は、0です。前回は1名の方で、2名以上いらっしゃれば、第1回を始めようと思っていました。本当にとても残念ですが、現実は、きちんと受け止めなければなりません。でも、たとえご希望の方が0でも、2名以上の方がご希望されるまで、ご案内は続けていきます。

 楽しい広場の発達療育が、今の日本の早期療育と違うところはたくさんありますが、その一つが、自閉症とか自閉症スペクトラムなどの障害名や診断名で、療育をしないことです。良く発達障害の特性を考慮して支援をします、などと、言われているところがあります。しかし、実際に我々の周りを見てみると、例えば、自閉症と診断名がついている子どもさんが10名いたら、10名の実態は、言葉がある、ない、人懐っこい、みんなと一緒に遊ぶのが好き、一人遊びが好き、我慢はできる、できない、など、実態はみんなバラバラです。つまり、この子どもさんは、自閉症と診断されているから、自閉症の障害特性と言われているものに沿って、療育する、などということは、到底できません。通用しません。つまり、個々の子どもさんの実態が、ばらばらなのですから、一人一人の子どもさんの発達の実態を、きちんと把握した上で、療育しなければなりません。しかし、今、それをできる、療育する立場の方々が、本当に少ないのです。でも、そういう療育する立場の方々を必要とされる、お子さん、親御さんは、日本中何十万人、何百万人と、いらっしゃるのではないかと思います。そのために、楽しい広場の実践療育研究会が微力を尽くせたらと思います。是非、いらしてください。

2015/09/03(木) 00:30 | izawa

 9月13日(日)13時~15時、星槎さっぽろ教育センターで行う予定の、第1回実践療育研究会のテーマは、「言葉の遅れ:視覚情報が強い子どもさん」です。よく、視覚情報が強いと、自閉症や広汎性発達障害の典型だと、良く言われているのではないでしょうか?もちろん、そんなことはありまありません。その説明をしっかりします。どうぞ、ご参加ください。

2015/08/25(火) 00:45 | izawa

 1才代から2才、3才、4才のお子さんたちで、発語がない、あるいは5~10こくらいでほとんどない、という場合、発達相談で心理士や保育士などから、あるいは、病院で医師や言語聴覚士から、「発語が遅れているということは、知的障害か発達障害です」と言われている子どもさんがいませんか?障害の可能性があります」と言われた方は、その何十倍もいらっしゃるのではないでしょうか。

 もちろん、これは嘘ですね。幼児期の、言葉の理解と発語の発達は並行とは限りません。言葉の理解、つまり認知的な発達は遅れていなくても、発語が遅れる場合がたくさんあります。それについては、この楽しい広場のブログの、2014年11月2日から連載した「発達療育1~27」に書いてありますので、ご参照ください。

 もし、例えば、お子さんが3才で発語が10くらいという場合、発達相談に行きますと、お子さんには、知的障害が発達障害の疑いがあります、あるいは障害です、と言われることがほとんどではないでしょうか。でも、本当に自分の息子、娘は障害なのだろうかと、不審に思う場合、親御さんで、お子さんの知的な発達段階を把握することができます。

 それは、絵カードを使って、言葉の理解を基準に行うものです。楽しい広場で実際に使っている基準は次のようなものです。

 ○絵カードを使い、物の名前が分かる。(並んでいる5~6枚の絵カードから、  
  正しい物をとる、あるいは指差しする。これは、1才半~2才の発達段階と
  考えられます。

 ○次に、同じく並んでいる5~6枚の絵カードから、正しい物をとる、あるいは
  指差しする、という方法で、「食べるもの、飲むもの、雨が降ったとき使うも
  の」など、種類や用途が分かれば、2才半から3才の発達段階と考えられま
  す。

 ○さらに、同じ方法で、「食べる、歩く、泳ぐ、書く」などの動詞が分かれば、3才
  以上の発達段階があると考えます。

これらの方法については、この楽しい広場のブログの、2013年6月12日付のブログから4回にわたって連載しております。どうぞ、ご一読ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

2015/08/19(水) 00:17 | izawa

 9月の、個別療育相談とことば伸び伸び教室は、23日(水:祝日)に行います。会場は、星槎さっぽろ教育センター(札幌市北区北11条西4丁目、ラビドールN11、1階・2階:℡011-700-3830)です。ご希望の方は、メールで楽しい広場までご連絡ください。メールアドレスは、mail@tanoshi-ryouiku.com です。お待ちしています。

2015/08/18(火) 23:55 | izawa

 9月13日(日)、午後1時~3時、楽しい広場の実践療育研究会を行います。会費は、500円。会場は、星槎さっぽろ教育センター(札幌市北区北11条西4丁目)です。

 対象は、早期療育の施設等の現場で働かれている方、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭など、療育をする側の方々です。

 研究会の内容は、実際の現場での、子どもさんの指導、支援に関しての課題、問題点などを出し合い、それに関して、子どもさんの発達の実態を正確に把握した上で、原因を明らかにし、いろいろな面での経験の仕方、そして学習の仕方を工夫することによって、子どもさんの遅れている発達を伸ばし、課題を改善していく、という「発達療育」の考え方から、アプローチをしていこうというものです。

 今、特に幼児期のお子さんで、言葉の遅れ、コミュニケーションの遅れ、多動、感情のコントロールができないなど、発達に不安がある子もどもさんがいた場合、療育相談、発達相談と、名のつくところでは、ほとんど、自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー障害など、発達障害が原因という見方しかしません。しかし、良く考えてみれば、言葉にしても、コミュニケーションにしても、感情のコントロールにしても、子どもたちは、色々な経験をしながら、その中で試行錯誤をしながら、学習をしていき、成長をしていきます。その中で、個人差の範囲で、当然発達の遅い子どもさんが出てきても、不思議ではありません。しかし、今の日本の早期療育では、発達の不安の原因を、全て、発達障害という、障害という視点からしか、見ようとしません。やはり、これは異常です。しかし、周りを見回してみると、子どもさんたちの遅れている言葉やコミュニケーションを伸ばしたり、多動などの行動課題を改善する人がいません。今回の研究会は、それらを実際にできる人を、たくさん社会に送り出すことを目的にしています。ぜひ、たくさんの方々のご参加をお待ちいたしております。

 お問い合わせ、申し込みは、メールでお願いいたします。その際、氏名、連絡先電話番号、所属先をお書き下さい。

 mail@tanoshi-ryouiku.com

2015/08/18(火) 01:10 | izawa

 幼稚園で言う、年少、年中、年長の子どもさんで、保育園や幼稚園で、人の話を聞いていない、落ち着きがない、みんなで行動するときにじっとしていない、先生の説明を理解できずに、工作など一人ではできずに補助がいる、などの子どもさんはいませんか?おまけに、就学の時に、特別支援学級を勧められている方はいませんか。

 つい最近、同じような状況で、まわりの、相談した全ての方から、お子さんが障害をもっている、そして、就学のときには特別支援学級を勧められた、岡山県の年中の女のお子さんの、お母さんに宛てた返信の内容を基本に、この文章を書いていきます。

 今、2年ほど、札幌の楽しい広場に通われている、幼稚園の年長の男のお子さんが、まさしく、上の状況でした。それで、今から3カ月ほど前に、お母さんに、次のようなことを、おうちでしてもらうようにお願いしました。それは、ご飯を食べたり、おやつを食べたりするとき、手をおひざにして、少しの間、待ってもらうようにしました。そのお母さんは、手をおひざにして、30数えさせたそうです。これは、躾ではなく、「相手を見て、人の話を聞く」という、コミュニケーションの基本を身につけることです。楽しい広場では、「学ぶ態勢」と呼んでいます。

 3か月経って、おうちで場に応じた会話ができるようになったと、お母さんだけではなく、お父さんも感じたそうです。幼稚園でも、周りから目立つような、先生が注意をするような行動は、大幅に少なくなったそうです。上記のような発達の不安がある子どもさんは、「相手を見て、人の話を聞く」という、「学ぶ態勢」が十分に身についていないのではないかと考えられます。そして、この「学ぶ態勢」が身につけば、行動は大きく変わります。

 子どもというのは、経験という中で、試行錯誤しながら学習して、成長していきます。その中で、色々な経験の仕方で、発達が遅れたり、偏ったりすることもあるでしょう。早期療育をする人間であれば、経験の仕方、学習の仕方を工夫して、何とか、遅れている発達を伸ばそうとしなければなりません。障害があるとか、ないとか言う前に、そのことをしなければなりません。今、周りをみて、そういうことをする人がいなければ、お父さん、お母さんでしてあげてください。楽しい広場も、できる限り、お父さん、お母さんの支援をしてまいります。

 

 

 

 

 

 

 

2015/08/08(土) 13:33 | izawa

 8月9日(日)に、予定しておりました、実践療育研究会は、申し込みの方が1名のため、今回は、中止といたしまして、来月の9月13日(日)に、第1回を行います。お申し込みをされた方には、大変申し訳ありませんでした。また、次回に向けて、ご案内をさせていただきます。ありがとうございました。楽しい広場 代表 伊澤 崇弥

2015/08/04(火) 00:49 | izawa

 たぶん、日本中に、言葉が遅い、会話がうまくできない、友だちと遊べない、自分の思うとおりにならなければ、大騒ぎをする、集団行動ができない、友だちとトラブルをよく起こす、など、発達に不安のある幼児期や、小学生の子どもさんが、たくさんいるでしょう。そして、そのほとんどは、自閉症や広汎性発達障害など発達障害の疑いや診断をもらって、障害児としての療育を受けることになります。それは、障害児なのだから、認知、言葉、コミュニケーション、対人関係などの発達は大きく遅れるので、その大きく遅れている発達を伸ばすのではなく、伸びない状態で、将来生活をしていくスキルを学ぶ、という療育を行っていると考えられます。

 しかし、親だったら、遅れている言葉を伸ばし、認知を伸ばし、コミュニケーション能力や人とかかわっていく力を、少しでも伸ばしたいと考えるでしょう。しかし、残念ながら、そういう力を伸ばす方法論を言う人、そして実際に方法論を使って伸ばす人がいません。是非、発達に遅れのある子どもさんたちを伸ばしてあげましょう。どうぞ、みなさん、一緒に考えてみませんか?その具体的な方法論の一つとして、楽しい広場の「発達療育」を使ってみてください。