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izawaさんのブログ

2016/03/27(日) 13:16 | izawa

 楽しい広場では、お子さんの発達に不安がある方々への発達相談と、月一回あるいは二回定期的に、お子さんの言葉や考える力を伸ばす指導を行う、療育教室を行っています。

 4月は、3日(日)と17日(日)です。会場は、星槎さっぽろ教育センター(札幌市北区北11条西4丁目2-3、ラビドールN11、2階)です。料金は、1時間2500円です。時間帯は、次の通りです。

 9:45~10:45、11:00~12:00、12:15~13:15、13:30~14:30、

 14:45~15:45、16:00~17:00、17:15~18:15

 お子さんの言葉や会話、コミュニケーションの不安、多動、感情のコントロールができない、友だちと遊べない、などの行動面の不安などがおありでしたら、一度、お問い合わせください。お待ちしております。

 メールアドレスは、次の通りです。

  mail@tanoshi-ryouiku.com

2016/02/26(金) 23:59 | izawa

 3月の楽しい広場の療育教室は、6日(日)と21日(月:祝日)です。会場は、星槎さっぽろ教育センター(札幌市北区北11条西4丁目2-3ラピドールN112階)です。お問い合わせは、メールでお寄せください。

2016/02/20(土) 14:17 | izawa

 2~3才で言葉が出ない、落ち着きがなく多動である、友だちとの会話についていけない、自分の思う通りにならなかったら感情を爆発させて泣きわめく、などの発達に不安がある子どもさんが、おられると思います。そして、その中で、発達相談や病院では、発達障害の可能性、疑い、診断を受けられたお子さんも多いことでしょう。しかし、それらを言った方々の多くは、専門家ではないので、改善の方法は、分からないので、専門の療育施設へ行くように、勧められたことと思います。専門の療育施設とは、通称、児童デイサービスと言われる、児童発達支援事業所や児童発達支援センター、あるいは病院の中の理学療法士や作業療法士などです。ただ、そこで、療育を受けても、肝心の改善してほしい発達の遅れや、問題行動が、なかなか改善しないという場合も多いと思います。また、診断されたり、疑いを言われても、自分の子どもは、発達障害とは思えない、という場合も多いでしょう。この10年間、療育教室 楽しい広場には、そのようなお子さん、親御さんがたくさん来られ、電話やメールでたくさんご相談をいただきました。

 療育教室 楽しい広場は、そういう子どもさんの発達を促し、問題行動を改善するための、療育教室です。具体的な考え方、方法は、ホームページやブログでお伝えしています。楽しい広場では、、毎月2回、療育教室を開催しています。2月は、2回目が、あす21日(日)で、午後、まだ空きがあります。時間帯は、14:45~15:45、16:00~17:00、17:15~18:15です。どうぞ、お問い合わせください。メールの方で受けております。会場は、札幌市の星槎さっぽろ教育センター(札幌市北区北11条西4丁目2-3、ラピドールN11)です。3月の日程は、後日お知らせいたします。

2016/02/09(火) 00:16 | izawa

 楽しい広場には、今でも、子どもさんの発達の不安に関するメールの相談が毎週のようにあります。その中で、一つの不安がなくなると、時間をおかず、すぐ別の不安がどんどん出てくるお母さんの相談があります。これは、昔からあります。人間、不安になれば、切りがなくなります。それが我が子のことでしたら、なおさらでしょう。

 でも、一概にお母さんが悪いとも言い切れません。今は、心配ですと、インターネットを見ます。「言葉がない」「多動」「落ち着きがない」「ひとりごとが多い」「こだわりが強い」等々の不安があるとき、ネットで調べると、必ず、自閉症、アスペルガー障害、ADHD、自閉症スペクトラムなど、発達障害に行きつきます。幼児期のこどもさんの発達の不安、遅れは、発達障害に行きつく、と言うことです。

 しかし、本当ですか、それ?何が何でも、それはおかしいでしょう? 単なる個人差だって、当然あるでしょう。ちょっとした、経験のつまづきだってあるでしょう?しかし、いま、そういう当たり前のことを言う人がいないのでしょうね。

 楽しい広場が行っている発達療育は、言葉がない、会話についていけない、多動である、自分の思う通りにならなかったら感情が爆発する、などの、発達に不安がある子どもさんがいたら、発達障害があるとか、ないとか言う前に、言葉を出す、会話を追いつく、多動をなくす、感情をコントロールする、指導、支援をします。そして、その考え方、方法も、このブログやホームページを通して、お伝えしています。

 今、お子さんの発達が不安で、発達障害ではないかと、毎日、悶々と心配しているお母さ。、不安になりだしたらきりがありません。どこまでも、不安になっていきます。終わりはないでしょう。しかし、あなたを頼りに生きている子どもさんをこれからしっかり育てなければなりません。しっかりしましょう。日本中の、お子さんのいらっしゃるお母さんは、皆、不安をもっているでしょう。しかし、それを、その不安を引き受けて、親御さんはお子さんを、育てなければなりません。そして、それが、「親になっていく」と言うことの一つなのでしょう。障害があろうとなかろうと、子どもをしっかりと育てなければなりません。その覚悟をもってください。楽しい広場は、その具体的な支援をしていきます。どうぞ、子どもたちのために、がんばってください。

 

 

 

 

 

 

2016/01/31(日) 17:46 | izawa

 楽しい広場が推し進めている、発達療育は、2才、3才で発語がない、多動である、感情のコントロールができない、などの発達に不安がある子どもさんに対して、発達障害があるとか、ないとかいう前に、発語がなければ言葉を出す、多動であれば多動を落ち着かせる、感情のコントロールができなければコントロールさせる、指導、働きかけを行う療育です。極めて、当たり前の療育です。

 考え方は、子どもの一般的な、認知や言葉、人とかかわる力、社会性などの発達の流れ、道筋を基準にして、それを基に、発達に不安のある子どもさんの、個々の発達の実態を比較・検討して、発達の不安の原因を明らかにし、それに応じた適切な方法で指導し、働きかけるものです。

 お子さんの発達に不安をおもちの方、是非、楽しい広場の療育教室においでください。他の多くの都府県、海外からもメール相談をいただいていますが、今年も、海外とまではいきませんが、日本中で、なるべく多くのところで、療育相談を行っていきたいと考えています。

 楽しい広場のホームページやブログで、「発達療育」の考え方や具体的な方法を載せております。是非、ご覧ください。

2016/01/31(日) 12:58 | izawa

 2月の楽しい広場の療育教室ですが、14日(日)と21日(日)に行います。会場は、星槎さっぽろ教育センター(札幌市北区北11条西4丁目2-3、ラビドールN112階)です。

 子どもさんの発達に不安があり、障害があるとかないとか言う前に、言葉が出なければ出す指導を、多動であれば、多動を落ち着かせる指導を、感情がコントロールできなければコントロールする指導を行っていきます。お問い合わせは、メールで受け付けております。是非、一度、いらしてみてください。

2016/01/14(木) 23:38 | izawa

 1月17日(日)の療育教室ですが、まだ、予約に空きがあります。ご希望の方は、メールでお問い合わせください。会場は、星槎さっぽろ教育センター(札幌市北区北11条西4丁目2-3   ラピドールN11 2階)です。

 

 

2016/01/10(日) 17:25 | izawa

 正月の楽しい広場のブログを読んでいただいて、子どもさんの成長の記録を送っていただきましたので、ここに掲載をさせていただきます。

 群馬県の現在5才10カ月の男のお子さんのお母さんからの手記です。このお子さんが、3才ころからメールや電話での療育相談を何度も行い、更に平成27年3月に札幌に来ていただき、直接、療育相談も行い、今年の4月小学校入学の予定です。

 

 

《成長の記録》

 うちの息子は、生まれて、体の成長は日々実感できるほどだったのに、言葉はどうしても出てこず、1才6ヶ月健診で「自閉症の疑い」を保健センターで指摘され、病院にかかりました。
 病院では、「男の子だから、2才まで様子を見ましょう」と言われ、様子を見ていたら、2才までには「麦茶」「飲む」などの単語が、ちらほら出てきたので、安心していたのですが、保健センターからの半年に一度の電話チェックでは、「二語文になっていないから」とダメ出しをされ、不安は募るばかりでした。少しずつ単語が増えていったので、2才健診、3才健診は、心理の先生の部屋へ回されるものの、様子を見ましょう、という感じでした。

 4才近くなると、幼稚園入園の準備になり、見学に連れて行くと、他の子たちは落ち着いて遊んでいるのに、うちの子はチョロチョロと走り回り、追いかけている私は汗だく。そこで、他の子たちと比べて私は、「あれ?なんで、うちの子だけ落ち着きないんだ?」と思うようになりました。
 ただ、言葉が遅く、チョロチョロしているのですが、先生たちが好きで、顔を見せて愛想はかなりよかったので、「自閉症」という単語は全く思い浮かびませんでした。

 幼稚園の入園体験の日、子どもが椅子に座らされ、1人ずつ名前を呼ばれ、返事をする場面があったのですが、そこで、うちの子は1秒も座っていられず、私の所へ来て「ジュース、ジュース」と騒ぎ、あげないと、床に突っ伏して泣き出したのです。
 それを見て、「幼稚園に入れて大丈夫かな?」と思い、インターネットで「言葉が遅い」「多動」という単語で検索するようになり、そこで出てきた単語が「自閉症」でした。詳しく調べていくと、昔のように重い自閉症でなく、目も合う、言葉も話す、笑顔もある、「広汎性発達障害」というものがあると。

 急に不安になり、1才6ヶ月の時にかかった病院に連れて行って相談すると、医者は子どもの様子を見て大丈夫と言うものの、臨床心理士の方は、書面上のチェックで、「自閉症スペクトラムの疑い」と言い、「普通の幼稚園は無理」「この子は会話はできるようにならない」「耳からだけの情報は理解できない」・・・と散々なことを言われ、「じゃあ、どうすれば良いのですか?」と言うと、「絵カードを使って指示してもらえる療育へ行って下さい。」と言われ、夫婦で2日間、眠れませんでした。

 そう言われて、「自閉症〕って感じじゃないんだけどな・・・と私は思っていたので、なんだか腑に落ちず、インターネットで必死に色々なブログを読んで、うちの子の問題点にピッタリと当てはまったのが、伊澤先生の「楽しい広場」での、「発達に不安のある子たちの問題点」でした。そして、問題点があるイコール自閉症じゃない、というのが分かり、ホントに嬉しかったです。

 それでも世間の医者という立場の人からの、データを使った理屈からの説明をされると、「うちの子、自閉症じゃありません!」と言いきれない、辛い気持ちでした。

 伊澤先生に子どもの個別療育相談をして頂き、うちの子の問題点の原因、それに対する対処法、医者で言われたことがどうして違うかなど、私が納得できるところまで話をして頂き、「うちの子、障害ないんだ」と思えるようになりました。今では、医者を信じていません。
 「この子は、会話はできるようになりません。」って言われましたが、現在、会話してますから。

 

 私は、伊澤先生に相談に乗って頂いてから

 ・日々、小さい我慢の積み重ねで、待つ練習をさせる。
 ・母親とのコミュニケーションを活性化させる。
 ・テレビを見せない。

 この3点を頑張ってみました。
 これをすれば、1週間後に落ち着いて会話ができるようになるか、といえば、そうではないですが、3年以上、やりたい放題にさせ、1日中、テレビを見せっぱなしの生活をしてきたからには、時間はかかるだろうと覚悟していたので、地道に上記の3点を心がけ生活をしました。

 徐々に、まず座っていられる、私を見る時間が伸びてくる、本の読み聞かせも途中で立たなくなる、言葉が2語文、3語文と伸びる、会話が少しずつできるようになる、と成長していきました。
 2年半たった今、今年の4月から、就学健診に引っかかる事なく普通学級へ進学です。まだまだ不安の点があるのですが、うちの子のペースなんだなと見守っていくつもりでいます。

 不安になったり疑問がわいた時には、何度も、「楽しい広場」のブログを読み返させてもらい、子どもの発達状態、、その時点の問題点に対しての対応の仕方を勉強しました。

 是非、保健センターや病院で「発達障害の疑い」と言われた方々は、逆に原因がそれだけじゃないかもという、逆からの可能性も考えて良いのではないかと思います。

 

☆年令ごとの発達の様子

1歳半  発語ゼロ → 病院へ

2歳   固有名詞の単語がいくつか(重要なパパ、ママなどの呼びかけ無し)

3歳   動詞が少しずつ出てくる。(2語文ならない)宇宙語もかなり有り。
      やっと、ママ、パパの呼びかけ出来る。

4歳   指さしせず、振り向きずらい。 → 「自閉症スペクトラムの疑い」と言
      われる。
     2語文になってくる。会話できず。宇宙語はほぼ無し。

      伊澤先生の指導により
           ↓
      ジッと座ってるようになる。人を見る時間が長くなる。
      手先が起用になってきて、ハサミ、お絵かきなどが上手になってくる。

5歳   少しずつ会話が成立するようになる。
      おはしが使えるようになる。

5歳10ヶ月  友だちとの会話も少し出来るようになる。(まだ、他の子よりは遅
         れている。)
 

                                             以上。
     

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016/01/03(日) 16:04 | izawa

 明けまして、おめでとうございます。今年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。

 今年は、楽しい広場が始まって、10年目に入ります。私、代表の伊澤は、今年、人生60周年を迎えることになります。ホームページの代表挨拶のところには、写真があるのですが、実は、あれは、50才のときのもので、写真を更新しようしようと思いながら、今年を迎えた次第です。実際にお会いしたお母さんから、「あれっ、ちょっと違いますね。」と言われてしまったこともありました。ハッハ

 12月30日のブログで、「発達療育」について、説明をいたしました。現在の早期療育は、その多くが、発達に不安のある子どもさんの不安の原因を障害と考え、診断し、障害児という前提で、将来、大きな発達の遅れがあっても、豊かな社会生活を送れるような、スキルを身に付けることを、最大の目的としています。

 しかし、発達に不安のある子どもさんの、不安の原因には、障害だけではなく、子どもの一般的な発達の流れを基準にして考えると、発達の個人差の範囲の遅れ、あるいは、発達していく上での何らかの経験のつまづき、という、教育、保育の範疇の原因が、考えられます。そして、その割合は、非常に多いと考えられます。
 

 その中で、発達療育では、子どもさんの発達段階に応じて、適切な働きかけをして、遅れている発達を伸ばし、課題のある行動を改善していく、実践を行ってきました。発達療育は、細かいメソッドが決められているわけではありません。ただ、発達療育を実践していく上で、しっかり、押さえておかなければならないのは、子どもの一般的な発達の流れをしっかり理解している、ということです。それを基にした、適切な指導方法は、いろいろあって構いません。認知の発達、言葉、人とのかかわり、社会性など、色々な面の発達に流れがあります。それを理解していくためには、発達心理学、認知心理学、言語学、教育方法論・指導論、保育論など、いろいろ学ばなければならないことがあります。ですから、マニュアルを覚えるように簡単にはいきません。

 しかし、是非、全国のたくさんの子どもさんや親御さんのために、発達療育を基にして、子どもさんの成長を導く療育を実践する指導者が、たくさん出てきていただきい。
 そのために、楽しい広場は何ができるか、考えました。そして、日本中、どこへ行っても、発達療育の考え方、方法論をお話しできるように、今、冊子をまとめています。
 内容は、次のようなものです。
 ・色々な面の発達の流れのまとめ
 ・ちょうど、1年前の2014年の11月から、楽しい広場のブログで、発達療育
  1~27として連載しました、発達に不安のある子どもさんに対する、原因や
  具体的指導方法について、
 ・指差し、視線を合わせる、クレーン現象など、発達療育におけるキーワード

 

 実は、これまで、楽しい広場の実践を札幌や、東京・大阪など全国各地で積み重ね、それを基に、お金を出していただけるような企業にお願いをして、寄付を募り、そのお金を基礎にして、全国にどんどん発達相談や講演会をしようと考えていました。しかし、やはり、それは無理だと考えるようになりました。それでは、札幌を始めとする全国の発達相談や早期療育は変わりません。やはり、親御さん、子どもさんの声が、願いがなければ、変わりません。そう思いました。今まで、楽しい広場が、一人だけでもやらなければと頑張ってきましたが、やはり、日本の早期療育を変えるには、一人ではできません。たくさんの方々のお力が必要です。そう思いました。

 今年から、少しでも多く、全国各地を回りたいと思います。各地に行くために貴重なお金を出していただいた、賛助会員の方も、現在、5名いらっしゃいます。今年は、多くの子どもさん、親御さんのために、日本の早期療育を変えるスタートにしたいと思います。みなさん、どうぞ、よろしくお願いいたします。

 そして、これまで、発達相談や療育教室などで、楽しい広場とかかわっていただいた全国の親御さん、もし、子どもさんが成長されましたら、その様子をお伝えいただけないでしょうか。今は、口伝えとこのインターネットが、楽しい広場を知っていただく手段です。皆さん方のお子さんの成長の様子を、全国の多くの方々に知っていただければ、安心して、楽しい広場のことを考えていただけると思います。何卒、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

2015/12/31(木) 14:56 | izawa

 「発達療育」とは、療育教室 楽しい広場が、平成19年から始めてきました、療育相談や言葉の指導を通じて、築きあげてきた、発達に不安のある、主に幼児期の子どもさんに対する療育の考え方、方法論です。

 

★発達に不安のある子どもさんとは?(特に多いもの)

(1)発語がない。
  ・2才、3才、4才くらいの子どもさんで、言葉が出ない、少ない。

(2)会話についていけない。
  ・3才、4才、5才、6才くらいの子どもさんで、友だちとの会話についていけ
   ない。
  ・幼稚園や保育園で、みんなで先生の話を聞いているときに、一緒に指示
   通り行動することができない、一人みんなと違うことをする。

(3)感情のコントロールができない。
  ・自分の思う通りにならないと、大声を出して泣く、駄々をこねる、大騒ぎを
   する、人をたたく、蹴るなどをする。
  ・靴をはくなど、自分でできることを、「やって、やって」とお母さんにやっても  
   らうまで、駄々をこね続ける。

(4)多動
  ・じっとしていない、落ち着きがない、人の目を見て話を聞かない、外で買い
   物などをしているとき、手を離すとどこへ行くか分からない。
  ・幼稚園や保育園で、みんなと一緒に先生の話を聞くときや集団で行動する
   とき、すぐどこかへ行ってしまう。

 以上が、これまでの療育相談や言葉の指導で、特に多かった、子どもさんの
発達の不安の内容です。
 

 

★現在の日本の早期療育の特徴と問題点

(1)日本の早期療育の特徴

 上記のように、子どもさんに発達の不安がある場合、多くの親御さんは、保健センター。発達支援センター、3才児健診などの健診、あるいは病院などに相談に行かれて、相談をされていると思います。
 そこでは、原因をどのように考え、どのように療育をしているのでしょう?

 楽しい広い場は、これまで9年間、のべで2000件以上、絶対数でも500件以上の親御さんから療育相談や言葉の指導での場面でお話を伺い、更に8年間で少なくとも500件以上の全国各地からの電話相談、メール相談でお話を伺った中で、札幌だけではなく、全国の実態が浮き彫りになりました。その結果、発達相談、早期療育の考え方、方法の多くが、全国で共通していました。

 まず原因については、それらの発達の不安の原因のほとんどを、自閉症スペクトラム、あるいは広汎性発達障害などの障害ではないかと疑い、あるいは診断を下します。つまり、発達の不安の原因を、障害という、医学の範疇でしか考えない、ということです。

 そして、療育の考え方として、これらの子どもさんは、発達障害の診断を受けていたり、あるいは、これから医師に受診をしたら、発達障害と診断されるのは間違いない。つまり、発達障害の子どもさんを療育するということになる、と考えます。そして、それらの子どもさんは、発達障害なのだから、言葉やコミュニケーション、社会性、人とのかかわりなどの発達は、将来、大きく伸びないだろう、しかし、発達が将来大きく伸びなくても、社会の中で、豊かに生活をするために、必要なスキルを身に付けていこう、と考えるのです。
 ですから、全国の多くの療育施設での療育と呼ばれているものは、言葉を伸ばすのではなく、大きく伸びないであろう言葉の代わりに、サイン、ジェスチャー、絵カード、写真を主たる手段として使うコミュニケーションを身につけさせます。あるいは、感情のコントロールができない子どもさんには、感情がコントロールできないのは障害のためで、状況が理解できず混乱してるのだから、周りの状況や環境を効果的に整えて、行動を変えていこう、とします。

(2)日本の早期療育の問題点
 これは、これまでに、楽しい広場の療育相談や言葉の指導を通じての親御さんたちの叫びです。私、楽しい広場の伊澤も全く同じ思いです。それは、
 
 「発達に不安がある子どもさんを目の前にして、障害があるとかないとか言う前に、言葉が出なければ、出す方法を、会話がうまくいかなければうまくいく方法を、感情のコントロールができなければ、感情をコントロールする方法を、多動であれば、多動が落ち着く方法を提示し、実践していくのが、療育の専門家ではないのか?」 
 これに尽きます。

 

 

★発達療育の考え方とその特徴

(1)発達療育の考え方
 子どもさんの発達上の不安の原因について、障害という医学的な視点からだけではなく、認知、言葉、コミュニケーション、人とのかかわり、運動などの一般的な子どもの発達の流れを基準にして、個々の子どもさんの発達の実態を把握し、それを基に、その原因として、発達の個人差の範囲の遅れ、あるいは発達上の経験の何らかのつまづきを考え、そこから適切な療育方法を導き出し、実際に療育を進めていきます。

 

(2)発達療育の特徴
 ここでは、重要なことを4つ述べます。

①一般的な子どもの発達の流れを基準にする。

  一般的な子どもの発達の流れを正確にまとめ、それを基に個々の子どもさ
 んの発達の実態を把握した上で、子どもさんの発達上の不安の原因を考え
 ます。なので、現在の多くの発達相談や早期療育の現場では、発達に不安の
 ある子どもさんは、「発達障害である」という前提から始めていますが、発達
 療育では、子どもさんの発達上の不安の原因は何か、から、始まります。そ
 の原因によって、療育が、医学的範疇になるか、教育や保育の範疇になるか 
 が明らかになります。

 

②発達心理学を用いる。

 現在の日本の多くの発達相談、早期療育では、ティーチプログラムに代表されるような、行動分析をもちいる、行動主義という考え方が主流です。端的に言うと、主観的な概念の使用を否定し、外から見える行動から全てを記述しようとする、心理学上の立場、考え方です。
 それに対し、発達療育では、発達心理学を用います。発達心理学とは、目に見えない心の働きが、乳幼児期からどのように発達していくかを考え、明らかにしていくものです。
 ここで、お分かりのように、現在の日本の多くの早期療育では、目に見える行動を重要視し、発達心理学の要素が影をひそめています。発達療育では、行動分析という考え方をもちろん否定はしませんが、「目に見えない心の働き」というものを明らかにしていく、発達心理学を重要な要素としています。そこが大きく違います。
 具体的な例で分かりやすいのが、「感情をコントロールできない」子どもさんに対する対応です。日本の多くの早期療育の現場では、子どもさんは障害なのだから、感情をコントロールできないのは、自分の状況や環境を理解できないためだと考え、子どもさんの周りの環境を分かりやすくする(構造化すると呼んでいる)ことにより、対応していこうとします。
 それに対して、発達療育では、一般的な子どもの発達の流れを考えると、3才から4才にかけて「自分で自分の行動をコントロールする」、自律性というものが急速に伸長します。言い換えると、「自己主張と自己抑制のバランスが取れる」ということです。ところが子どもさんによっては、いろいろな理由はあるのですが、小さいときから「待つ」とか「我慢する」という、自分を抑える経験をしていない子どもさんがいます。つまり、自己主張はたくさんするのですが、自己抑制ができないのです。そういう子どもさんの多くが、感情をコントロールすることができなくなる、ということになります。であれば、感情をコントロールするためには、「待つ」とか「我慢する」経験を増やしていく、と言うことが考えられます。

 このように、考え方が大きく違います。楽しい広場での療育相談や言葉の指導を通じ、この8年間を通じ、発達療育の考え方、方法を用いて指導し、子どもさんが大きく成長された事例が増えてきました。子どもさんの成長が、発達療育の考え方、方法論の効果を証明する、ということなのです。

 

③社会性の基本は、「自分の行動を自分でコントロールすること」

 社会性とは、「ルールや順番を守る」「約束を守る」「人と協力する」「人が嫌がることをしない」など、将来、人と一緒に社会の中で生活していく上で必要なことです。この基盤となるのが、「自分の行動を自分でコントロールする」、自律性です。これは、3才から4才にかけて急速に伸長します。そして、さらに、その基礎となるのが、「待つ」とか「我慢する」という、「自分を抑える」ということです。ただし、この「自分を抑える」ということは、ある年令になれば自然に身に付くというものではありません。なぜなら、「自分を抑える」ということは、誰もが、気持ちよく、自分でしたいと思うものではないからです。人間誰しも、できればしたくないものです。ましてや、生まれて、時間の経っていない、経験の少ない幼児期の子どもさんであれば、なおさらです。
 「自分を抑えること」 → 「自分の行動を自分でコントロールすること(自律性)」 → 「社会性」を身につけていくことは、親、大人の責務である、ということです。

 

④「人とかかわる力」は、育っていくものです。

 「人とかかわる力」は、育っていくものです。お母さんとのかかわり、お父さんや家族とのかかわり、祖父母や親せきのおじさんおばさんとのかかわり、保育園や幼稚園の先生とのかかわり、そして、大人とのかかわりの経験を基礎に、身近な友だちとのかかわり、小集団の友だちとのかかわり、大きい集団での友だちとのかかわり、あるいは大きい集団で先生の話を聞いて行動するというかかわり、など、人とかかわっていくには、順序があります。そして、それは、それぞれの段階で、人とかかわっていく経験を通して、初めて伸びていくものです。
 つまり、幼児期の段階で、友だちとうまく遊べない、友だちとうまく会話ができないない、先生の指示を聞いて、他の子どもさんと同じように行動ができない、などの子どもさんがいたとしても、それがすぐ発達障害ではない、ということ、それまでの人とのかかわりの経験を把握し、その子どもさんの発達段階を把握した上で、人とかかわる力を育てていくことを考えることが必要であるということなのです。