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izawaさんのブログ

2019/08/06(火) 18:36 | izawa

 今年の4月に小学校に入学して、1学期が終わり、国語の文章の読解問題が苦手と感じたり、学校の先生から言われたリしたお子さんも多いのではないでしょうか。そういう場合も、どういうわけか、そういう理解力が障害で弱いと考える方が多いのですね。今は「学習障害」ではないか、というところかもしれません。

 さて、療育教室 楽しい広場では、障害以外から原因を考えていきます。今までの楽しい広場での経験上、そういうお子さんは、幼児期、絵本を読みたがらなかった、あるいは読まなかった、というお子さんがとても多いです。それがどのように影響するかと言いますと、絵本を読む、あるいは読み聞かせを聞く、ということは、順番に内容を記憶していくということなのですね。物事を順番に記憶していくために、絵本というのはとても良いのですね。その絵本を読まなかったということは、物事を順番に記憶していく経験の重要なところを飛ばしてしまっている可能性があります。その影響が強く出るのが、小学校1年生の文章の読解問題なのですね。文章を順を追って読んで、記憶して、理解して、それをもとに、それに関する質問に答えるということが、苦手になってしまうことが多いです。

 それでは、それをどのように克服していくか。一日5分~10分くらいの短い時間でよいので、お母さんと一緒に、小学校1年生向けの文章を1日5行ずつくらい声を出して読んで、それを書き写しましょう。読むときも書くときも、間違いはきちんと直しましょう。それから、そういうお子さんは、算数の足し算や引き算の文章問題も苦手と思われますので、それも、1問ずつお母さんと一緒に解いてみましょう。これを、夏休み中から初めて、一か月くらい続けると、少しずつ効果が出てくると思います。そして、自信がついたらしめたものですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019/08/02(金) 15:24 | izawa

 療育教室 楽しい広場でも、A4版用紙10枚の、「子どもの発達概略表(0才~6才)」というものを作っています。それは、楽しい広場の「発達療育」の基盤をなすものです。そこには、例えば、認知面で「2才では〇〇ができる」、言語面では「3才で◎◎ができる」など、膨大な発達の内容の中で、重要なものだけピックアップして、発達の流れに沿って並べています。以前、楽しい広場に来られたお母さん方に、この概略表やそれを基にしたチェック表をお見せしたこともあるのですが、どうしても「自分の子どもは3才なのに、これができない」と、〇才なのにこれができないと、ネガティブに見てしまいます。それで、今は直接的にお見せすることはしていません。

 楽しい広場では、まず、発達を見る上で「認知面」の発達を確認します。認知面の発達が大きく遅れると、他の、ことば、運動、コミュニケーション、人とのかかわりなどの発達に影響します。大きな発達の遅れの目安は、1才半の遅れを目安にしています。知能検査などが基本的にこの1才半の遅れを目安に「知的な発達の大きな遅れの可能性」を判断しています。楽しい広場も同様に考えています。
 そして、個人差の発達の遅れというのは、基本的に、この「1才半」の中の間のことと考えていただければ良いかと思います。

 よく「ことばの遅れ」というお子さんの発達の不安があります。相談でやはり一番多いですね。この場合の「ことばの遅れ」というのは、ほとんど「発語の遅れ」です。
 例えば、3才になったばかりで、発語が10こだけとしたら、当然発達の遅れは1才半くらいか、もっと大きいかと、お母さんも心配されます。
しかし、これまでも何度も繰り返し説明をしてきましたが、発語に関しては、その発達が1才半くらい遅れても、認知面の発達が遅れていなければ、大丈夫です。遅くとも小学校入学するくらいまでには、発語、つまり会話ですね、これはおいついてきます。それこそ、楽しい広場に来られた、ことばの遅かった子どもさんのほとんどが、そのように成長していきました。

 それから、認知面の発達の他に、「人とかかわっていく発達」つまり対人相互の関係の発達があります。3才・4才なのに友だちと遊べない、4才・5才になったのに友だちとの会話についていけない、幼稚園でいう年中さんになったのに集団の中からすぐ出てしまう、あるいは、幼稚園でいう年長さんなのに、給食や帰りの支度など集団行動で、先生の指示が全体ではなかなか入らず、周りの友だちの様子を見ながら真似しているなど、よく聞かれるお母さん方のお子さんへの不安です。
 こういう不安の場合、相談機関などでは「自閉症スペクトラム」などの発達障害を疑うことが多いようです。しかし、よく考えてみてください。これらのような、人とかかわっていく力は、経験をしていかなければ絶対伸びません。20才の大人と3才、4才、5才の幼児期の子どもさんたちでは、そこが違います。たとえ、知的な発達に大きな遅れがあったとしても、これから人とかかわっていく経験をしていかなければなりません。そうやって、対人相互の関係、つまり「人とかかわっていく力」を伸ばしていくのです。
 もし、人とかかわっていく発達が遅れている子どもさんがいたら、「これは発達障害だ」ではなく、どうやって経験を積ませて人とかかわっていく力を伸ばしていくかを考え、指導していくのが、早期療育の重要な役目なのです。療育教室 楽しい広場では、そういう場合の具体的方法論をたくさん積み上げ、そしてお伝えしてきました。そして、これからも一層尽力していきたいと考えています。

 

 

 

 

 

2019/08/02(金) 14:01 | izawa

 3才、4才、5才くらいの子どもさんで、自分の興味のある遊びは熱心に遊ぶが、興味にないものは全くやろうとしない子どもさんが、おられるのではないでしょうか。
 そういう場合は同時に、例えば文字、数字、商標、マークなど、特定の好きなものにこだわったり、興味・関心が狭く、なかなか広がらなかったり、自分なりの手順やこだわりがあったり、友だちと遊ぶことはなく、いつも一人で遊んでいる、などの行動の不安があるのではないかと考えられます。

 さて、これまでの療育教室 楽しい広場の相談や指導にも、このような子どもさんが多く来られました。そして、こういう行動の不安をもつ子どもさんのほとんどが、脳の認知処理機能の二つの類型の一つである「同時処理機能」が強い子どもさんでした。

 実は、この「同時処理機能」については、7月24日付のブログ『ことばの心配 「宇宙語」を話す』でも説明しております。つまり、宇宙語を話す子どもさんたちのほとんどが、この「同時処理機能」が強い子どもさんでした。
 つまり、「同時処理機能」の強い子どもさんには、次のような特徴があります。
 ・一度行った場所の細かいところまで正確に覚えている。
 ・一度行った場所へ行く道を正確に覚えている。
 ・アニメのキャラクターや車の名前等、膨大な数のものを覚えている。
 ・2才、3才くらいで、ひらがな、カタカナ、数字、アルファベットな
  どが読める。
 ・突然、アニメの歌を歌ったり、アニメの歌を歌ったりする。
 ・周りの人には分からない言葉で、宇宙語のような独り言を言う。
 ・話をしている際中に、突然違う話題のことを話し出す。

 同時処理機能につきましては、7月24日付のブログで説明してありますのでご覧ください。よく言われるのは「記憶力が良い」「視覚が強い」ということです。相談機関、医療機関などでは、「視覚が強い子ども」イコール自閉症スペクトラムと考えている方が多いようです。しかし、発達的視点から見るともちろんそうではありません。

★同時処理機能が強いとなぜ、「自分の興味のある遊びはするが、興味の
 ない遊びは全くやろうとしない」のか。
 同時処理機能が強い子どもさんの場合、情報を処理するとき写真を撮るように、視覚を使って情報を全体的、一括的に処理する機能が強いということです。つまり、他の子どもさんより、脳の中に視覚的な情報がたくさん記憶されていると考えられます。その中には、自分が大好きなアンパンマンなどのキャラクターや、消防車やパトカーなどの車などが入っていると考えられます。そして、視覚的に自分の好きなものが入っていれば、どうしても興味はそこに集中してしまう可能性があります。そして、そこからなかなかほかのことに移りづらいのではないかと考えます。こういう場合の子どもさんは、友だちと遊んだりせず一人で遊んでいて、お母さんや保育園や幼稚園の先生などの大人とかかわることも少なければ、大人とかかわっていく中で、他の遊びを経験するということも少なく、自分の興味のない遊びは全くやろうとしない状態が続いてきたのではないかと考えます。

★興味ある遊びを増やしていくにはどうしたらよいか?
 これは、7月24日付のブログの中の「★宇宙語をなくすにはどうしたらよいか」の内容と同じです。一つは、大人と物を使って遊ぶ時間を増やしていくこと、そしてもう一つは、絵本の読み聞かせなどの「順番に記憶する遊び」を多くすることです。
 恐縮ですが、再度、7月24に付のブログをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

2019/08/01(木) 16:03 | izawa

 幼稚園、小・中学校、高校が夏休み中の、今月8月上旬から中旬にかけての1週間は、個別療育相談週間です。6日(火)~13日(火)の間に、5日間療育教室を開催いたします。8月は、この5日間で終わりです。
 詳しくは、以下の通りです。

【8月】
 〇 6日(火)  9:00~16:00
 〇 9日(金)  9:00~16:00
 〇13日(火)  9:00~16:00
  (会場)札幌市社会福祉総合センター 第1会議室
       札幌市中央区大通西19丁目1番1号

 〇10日(土)  9:00~16:00
 〇11日(日)  9:00~16:00
  (会場)札幌市教育文化会館 303研修室
       札幌市中央区北1条西13丁目

 料金は、1時間3000円、1時間半5000円(直接指導も行います)です。
 

 療育教室 楽しい広場は、お子さんの発達の不安を、発達的視点から「障害以外」の原因から考え,発達段階に応じた適切な働きかけをして、発達の不安を改善していく、「発達療育」を推し進めています。自分のお子さんの発達の不安が、「本当に障害なんだろうか?」と疑問をおもちのお父さん、お母さん、どうぞ一度ご連絡ください。
 ご連絡は、メールで受けたまわっております。
  メールアドレス  mail@tanoshi-ryouiku.com

  お待ちしております。

 

 

 

 

2019/08/01(木) 13:31 | izawa

 札幌市における、幼児期の子どもさんに関して、発達相談を受けることができる機関をご紹介します。

《通常の発達相談》

1 保育園児
 区保育・子育て支援センター「ちあふる」・・・9か所
  (北、東、白石、厚別、豊平、清田、南、西、手稲の9区)

2 幼稚園児
(1)札幌市幼児教育センター(ちえりあ内)
(2)札幌市幼児教育センターの地域教育相談
    各区の市立幼稚園・認定こども園において、発達に心配のある幼
    児等をもつ保護者の相談を実施
 (地域教育相談実施園)
  ・中央幼稚園(中央区)  ・白楊幼稚園(北区)
  ・ひがしなえぼ幼稚園(東区)  ・かっこう幼稚園(豊平区)
  ・きくすいもとまち幼稚園「白石区)  ・もいわ幼稚園(南区)
  ・あつべつきた幼稚園(厚別区)  ・はまなす幼稚園(西区)
  ・手稲中央幼稚園(手稲区)  ・認定こども園にじいろ(清田区)

3 在宅の幼児
(1)各区保健センター
(2)区保育・子育て支援センター「ちあふる」・・・9か所、など。

 

《障害児、および障害の可能性のある子どもさんの相談支援》

1 児童発達支援センター
 平成24年4月の児童福祉法の改正に伴い、札幌市が障がい児通所支援ネットワークを再編し、それに伴い設置、あるいは認定した児童発達支援センターは次の通りです。

(1)札幌市はるにれ学園
    【担当エリア:中央区、西区(二十四軒,八軒)】
(2)むぎのこ児童発達支援センター
    【担当エリア:北区(新琴似、北35条~北40条,東区(伏
     古、東苗穂、東雁来、北24条~北51条)】
(3)札幌市みかほ整肢園
    【担当エリア:北区(新川、北6条~北34条)、東区(本町、
     苗穂町、北4条~北23条)】
(4)楡の会きらめきの里
    【担当エリア:厚別区、清田区】
(5)札幌市かしわ学園
    【担当エリア:豊平区】
(6)札幌市ひまわり整肢園
    【白石区】
(7)児童発達支援センターさんりんしゃ
    【担当エリア:西区「二十四軒、八軒以外)、手稲区】
(8)ときわ発達支援センター
    【担当区域:南区】
(9)たくあいアクティビティ「むぅ(夢)」
    【担当エリア:北区(あいの里、篠路、太平、拓北、屯田、百合
     が原)】

 

 《就学相談(小学校入学)》

 お子さんの就学先に関して、特別支援学級や特別支援学級、通級教室での指導を希望される場合は、「札幌市学びの支援委員会」の就学相談を受けることになります。
 担当窓口は教育委員会教育推進課ですが、まず最初に、札幌市教育センターの教育相談を受け、そこで就学相談の申し込みを行います。
 
 *札幌市教育センター 教育相談室(ちえりあ内)
   本来は、小学校から高校生までの教育相談を行うところですが、小
  学校入学に関しての就学相談は、この相談室に申し込みます。2か月
  前から予約を始めることができます。

 

《その他の療育相談》

 「NPO法人 療育教室 楽しい広場」
 もちろん、今、このブログを書いている、療育教室 楽しい広場です。お子さんの発達の不安について、発達的視点から「障害以外」の原因を考え、お子さんの発達段階に応じた適切な働きかけを行い、お子さんの発達の不安を改善していく、「発達療育」を推し進めています。
 障害の可能性があるか、ないかは関係なく、ことばが遅ければことばを伸ばし、多動であれば落ち着かせ、かんしゃくが激しければ、かんしゃくを直します。
 他の療育機関と違うのは、NPO法人なので、1時間3000円の有料であることです。しかし、子どもさんがどんどん発達し、伸びていく療育をたくさん積み重ねてきました。
 お子さんの発達で悩まれていましたら、是非、一度ご連絡ください。
メールで受け付けをしております。
  メールアドレス  mail@tanoshi-ryouiku.com

 以上です。                  

 

 

 

 

 

 

 

 

 
  

 

 

 

 

 
   

2019/07/30(火) 13:37 | izawa

 療育教室 楽しい広場としては、小学校1年生に入学する際、知的な発達に大きな遅れがない限り、普通学級に入学させていただきたいという考えです。
 理由は、今までも何度も申し上げてきましたが、多くの小学校の特別支援学級では、「国語」や「算数」などの「教科別の学習」をしないからです。「教科別の学習」をしないと、当然、学力は遅れます。知的な発達に大きな遅れがなかったとして、もし、そのまま6年間すごして、学力が小学校1年や2年のレベルであったら、その時点で脳に機能障害がなくても「知的障害児」になってしまいます。詳しくは、7月4日付のブログ、『小学校の特別支援学級(知的障害、情緒障害)の教育の特徴「教科別の学習をしない」をご一読ください。

 さて今回は、小学校1年生で普通学級に入学するため、身につけておきたい力として、療育教室 楽しい広場としての基準を述べます。

《知的な発達(考える力)》
1 ひらがなを読む。

2 ひらがなを書く。
    →少なくとも、自分の名前がくらい書けると良いと思います。字
     が書けない場合、顔や手足がある人物の絵が描けたら良いとし
     ます。

3 数と数量の理解(1~10)
(1)1~10までの数字を読む。
(2)1~10までの数字と、1こ、2こ、3こ・・・・の数量を対応さ
   せる。
(3)1~10までの数量の多い、少ないが分かる。
   (例:3こ<5こ、7こ>6こ)
(4)1~10までの数字で、大きい、小さいが分かる。
   (例:4<7、5<6)
(5)小さい積木などを使い、答えが10までの数字の範囲で、「合わせ
   て何こ?」が分かる。
    (例)「2こ」と「3こ」を合わせると「5こ」
       「4こ」と「6こ」を合わせると「10こ」
     → 足し算の原型
(6)小さい積木などを使い、1~10までの数字の範囲で、「残りは何
   こ?」が分かる。
    (例)「5こ」から「2こ」を取ると、残りは「3こ」
       「6こ」から「4こ」を取ると、残りは「2こ」
     → 引き算の原型

★知的な発達、言い換えると「考える力」に関しては、上記の3つができ
 ていれば、普通学級で大丈夫と考えます。特に「数と数量」、つまり算
 数というのは、記憶力、そして数字や文字、イメージなどを使って、頭
 の中でものを描いたり、分類したり、筋道を立てたりする操作が必要
 で、やはり、むずかしいものです。

 

《人とかかわる力の発達》
 〇小学校の先生方が一番神経を使うのは、例えば団体行動がとれない、
  教室でじっとしていない、教室からの飛び出しがある、などです。
 〇教室から飛び出したりしないが、友だちと一緒に遊んだり活動するこ
  とがなく、一人でいることが多く、自分の興味があるときとないとき
  で行動が大きく違ったり、友だちと協力して行動することができなか
  ったりすると、担任の先生は間接的にも特別支援学級へ移ってはどう
  かという話をしてくる可能性が高くなります。
         ↓
  知的な発達に問題がなくて、上記のような問題行動がなければ、普通
  学級に入学できると考えます。あとは、これらを基準として、個々の
  お子さんのケースバイケースで考えていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019/07/30(火) 12:19 | izawa

 おおむ返し(エコラリア)は、だいたい1才半くらいの頃、大人の会話全体の調子を真似し、連続的な音の流れの中から、意味をもつ単語だけ、選択的に模倣する、ことを言います。つまり、お子さんには誰にでもあることで、発語の入り口と言えるかもしれません。

 さて、発達的には当然あり得る「おおむ返し」が、なぜ不安になるのでしょうか?今までの相談の中で、「おおむ返し」が不安になるのは、4才、5才くらいの子どもさんで、出る場合です。これも、昔から自閉症の特徴であると、本やインターネットで流布されてきたことです。たぶん、4才、5才の子どもさんが、「おおむ返し」をするということは、人との相互の関係性において、異常であると考えられたのでしょう。「宇宙語」と似ていますね。もちろん、これも迷信です。その理由を今述べます。

 4才、5才で「おおむ返し」をする子どもさんの場合、知的な大きな遅れがある場合を除き、ことばが遅いと言われたり、宇宙語を話したり、会話が苦手だったりしているはずです。この原因は、7月24日付のブログ『ことばの心配 「宇宙語」を話す」で説明している、脳の認知処理機能のうち、「同時処理機能」が非常に強い、ということです。この場合、会話が苦手で、まだボキャブラリーが少ないと考えられます。この子どもさんたちが、相手から質問されたり、話しかけられたとき、どう答えて良いか分からない時、あるいはあまり興味がないとき、思わず「おおむ返し」が出てくると考えられます。周りの人たちは、4才、5才なのに「おおむ返し」が出るのは、おかしい、障害ではないかと、簡単に結びつけますが、この場合の「おおむ返し」のもつ意味は、1才半の時とは違い、まだボキャブラリーが少ない中での答え方の一つである、ということです。

 ちなみに、「おおむ返し」をなくするには、7月24日付のブログの「宇宙語」のときと同じです。お母さんや他の大人との一対一で物を使った遊びの時間を作ること、そしてさらに順番に記憶する遊びを多くするということです。  

 

 

 

 

 

2019/07/29(月) 14:02 | izawa

 今週の、楽しい広場の、個別療育相談やことば伸び伸び教室は、7月31日(水)です。子どもさんの発達の不安の原因を「障害」以外から考え、子どもさん発達に応じた適切な働きかけを行って、発達の不安を改善していきます。

(会場)  札幌市社会福祉総合センター 第1会議室
(時間帯) 9:00~16:00
(料金)  1時間 3000円
(専任指導者) 療育教室 楽しい広場  代表  伊澤 崇弥

 メールでどうぞお問い合わせください。

  メールアドレス  mail@tanoshi-ryouiku.com 

2019/07/29(月) 13:45 | izawa

 2才代の子どもさんは、落ち着きがなくともそう心配はありませんが、3才、4才となってくるとお母さんも心配になってきます。お母さんと一緒に歩いていても、手を放したらどこにとんでいくか分からない、あるいは、幼稚園や保育園で、自分のやりたいように、あっちへ行ったりこっちへ行ったり、気ままに遊んでいる、そんな感じの子どもさんを想定しています。
 こういう子どもさんの場合、お母さんと一対一で遊ぶということが少なかったのではないかと考えられます。遊ぶときは、自分の好きなおもちゃなどで一人で遊んでいるのではないかと思います。
 もし、そうだとしたら、何が欠けているでしょう?それは、「相手を見て、人の話を聞く」というコミュニケーションの基本ができていないと思われます。お母さんと一対一で遊ぶと、いろいろなやり取りをしますから、お母さんを見たり、お母さんの話を聞きながら、やり取りをすることになります。お母さんとのやり取りができていないと、「相手を見て、人の話を聞く」という、コミュニケーションの大事な基本が身に付きません。

 では、このコミュニケーションの基本を身に付けるにはどうしたらよいでしょう?
 まず、一日10分から15分で良いので、お母さんと一緒に遊ぶ時間を作ってみてください。それをできれば、毎日続けて、一緒に遊ぶ時間が増えていけばいくほど、子どもさんは、「相手を見て、人の話を聞いている」ようになっていますから、落ち着いてくると思います。お母さんの他に、幼稚園や保育園の先生でも、一日10分から15分、個別の活動をしていただけると効果は上がると思います。これが半年も1年も続くわけではありません。一緒に遊ぶ時間が増えてくれば、子どもさんは落ち着きますし、個別の活動をする必要もなくなります。もし、なかなか難しいようであれば、療育教室 楽しい広場にいらしてください。有料ですが、しっかり指導する様子をご覧いただけると思います。

 

 

 

2019/07/27(土) 20:27 | izawa

 クレーン行動は今までも何度も取り上げてきましたが、今でもひょっとしてクレーン行動をしている自分の子どもが自閉症スペクトラムかもしれないと不安に思っている、お父さん、お母さんがいらっしゃるかもしれませんので、何度も説明します。
 なぜ、クレーン行動をする子どもが自閉症だ、という迷信が生まれたのでしょうか。皆さんご存知でしょうか?
 理由は、物を取ってほしいとき、自閉症だから人には関心がなく、ただ近くにいる人の手を取って、自分が取ってほしい物の方へクレーンのように持っていくためというのが、その理屈です。しかし、クレーン行動をする子どもさんは、自閉症ではなくても、世の中にたくさんいます。ことばがまだしゃべられない子どもは、よくするでしょう。そのとき、手をもつ相手がパパか、ママか、おじいちゃんか、いろいろあると思いますが、そういう時の子どもさんが、人に関心がないわけがありません。今までも、自分の子どもはクレーン行動をしたけど、自閉症ではなかったよ、という方とたくさんお会いしています。
 例えば、3才頃から始まる「ごっこ遊び」は自閉症の子どもさんはできません。その理由は、7月25日付の楽しい広場のブログ『「すもうレンジャーに変身」は、4才になってから。』で説明しておりますのでご一読ください。ということは、「ごっこ遊び」は、自閉症の子どもも、そうでない子どもも、だれでもできることではありません。ですから、重要な基準の一つになっているのです。
 翻って、「クレーン行動」は、特にまだ言葉が出ていない子どもさんにとっては、自分の要求を伝達する手段として使うことは十分考えられます。「クレーン行動」はどのお子さんでもあり得ることです。
 これが、迷信の理由です。