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izawaさんのブログ

2021/09/24(金) 11:59 | izawa

 言葉がわずかしか出ていない、友だちと遊ばない、自分の世界に入ることが多い、集団の中からすぐ飛び出す、かんしゃくが激しい、友だちとトラブルが多い、一斉指示が通らないと言われた、等々、幼児期の子どもさんの発達の不安はたくさんあります。

 これらの原因を明らかにし、それに応じた適切な働きかけをして、発達の不安を改善していくのが早期療育です。

 その原因を考えるとき、知的障害を除くと、よく言われているのが自閉症やADHD(注意欠陥多動性障害)、学習障害などの発達障害です。もちろんそういう子どもさんもいます。しかし、発達障害以外に原因がある子どもさんもたくさんいます。

 早期療育を行うそれぞれの機関で、発達の不安の原因を考えるとき、知的障害や発達障害以外にどれだけほかの引き出しをもっているかが、それぞれの機関の早期療育の専門性のレベルになると考えられます。

 なぜ多くの引き出しをもつ必要があるのか。

 それは、例えば、3才で発語が10個程度の子どもさんがいて、親御さんが相談来られた時、考えられる原因は3つです。

 一つは知的な発達の遅れ。二つ目は自閉症などの発達障害。そして三つ目は単なる発達の遅れ、つまり適切な働き掛けによって発達の不安は改善される、つまり同じ年令の発達段階に追いつくという場合です。

 療育教室 楽しい広場が行っています「発達療育」では、これらの三つの考えられる原因に関しての「引き出し」をもっています。

 知的障害や発達障害以外に、こういう原因が考えられて、こういう働きかけで不安を改善していきましょう、と進んでいくための「引き出し」がたくさんあります。

 それは、これまでのこのブログや、これまでの療育セミナーの資料、そして昨年出版しました電子書籍『障害以外から原因を考える「発達療育」』、そして現在改訂作業を進めています「発達の概略表」などです。

 この引き出しをたくさんのお父さんお母さんにお伝えし、お子さんの発達の不安を改善していくのが、楽しい広場の「こども発達相談」や「ことば伸び伸び教室」であり、引き出しを幼稚園や保育園などの先生方にお伝えするのが療育セミナーです。

 今後も、障害以外の「引き出し」をたくさんもって早期療育を行う指導者の方々がたくさん出てこられるように、いろいろな手段を使って発信してまいりたいと思います。

 そして、発達に不安をおもちのお子さんのお父さん、お母さん、こども発達相談、オンライン発達相談、メール発達相談でお問い合わせください。お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/09/18(土) 17:59 | izawa

 「気を付け」の姿勢から、両手を胸の近くまで持ち上げてみてください。そして、手のひらを上にして顔の方に向けます。このまま両手を左右に振ると「裏手バイバイ」になります。

 この時、肘を見ます。最初気を付けの姿勢から胸まで上がってきたということは肘が「縮む」つまり「曲がる」ということができるということ、これは生後6か月くらいになると手を伸ばして物をつかむようになりますから、そのころからできるということですね。伸ばせば戻すのに肘が縮みますから。そして気を付けの姿勢の時から、手のひらを顔に向けると、肘が外側に回っていきますね。これを「肘の回外」と言います。だいたい生後7か月~8か月くらいになればできるようになります。

 今度は、「気を付け」の姿勢から腕を胸のところまで上げて、手のひらを自分の体の逆の方へ向けて、両手を左右に振ると「バイバイ」になります。この時の肘を見てみますと、肘が内側に向かって回っていくのが分かります。これを「肘の回内」といいます。これは、例えば物をつまもうとするときには、「肘の回内」が必要ですね。子どもの発達としては、親指と人差し指で「物をつまむ」ことができるようになるのは、だいたい1才頃です。

 さて、裏手であろうが普通のバイバイであろうが、形は違いますがその行為の意味は、子どもが自分の、例えば「行ってらっしゃい」「バイバイ、またね」などの気持ち、心の状態を相手に伝える、ということです。それは、どちらの形だとしても同じです。

 これまで、何度もこのブログでも伝えてまいりましたが、「自閉症の迷信」の一つに「裏手バイバイをする子どもは自閉症である」があります。

 なぜこれが迷信であるか。まずは、自閉症と裏手バイバイを結びつける論証がないということです。誰が言い始めたかは知りませんが、その論証は聞いたことがありません。

 それから、裏手でも普通でも「バイバイ」をするということは、人とのかかわりの中では、自分の気持ちと相手への思いを伝えたいという、至極普通の行為です。それが、「裏手だけは自閉症である」というのはおかしい話ですよね。どんなバイバイであろうが意味は同じですから。

 よくよく冷静に考えると、子どもさんの発達の姿も見えてきます。いままでも、ただ自分の子どもさんが「裏手バイバイ」をしているだけで、「自閉症ではないか」と悶々と苦しんで、楽しい広場に相談をされたお母さんが何人もいらっしゃいました。

 子どもの発達と障害は、「裏手バイバイ」だけで分かるほど単純なものではない、ということをご理解いただければありがたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/09/17(金) 13:44 | izawa

 療育教室 楽しい広場で行っている「発達療育」の大きな特徴の一つは、子どもさんの発達の実態を見るとき、そのときまでの、子どもさんの「生活経験を重視する」ということです。「これまでにどのような生活経験をしてきたのか?」

 「発達療育」で、子どもさんの発達の実態を見るとき
(1)発達段階
(2)これまでの生活経験
の2つを見ます。

★例えば、3才になったばかりの男の子どもさんで、発語が10程度で、親御さんとしては言葉をもっと増やしたい、という相談があったとします。

 まず(1)発達段階を見ます。この場合は、四角形の面を想定します。療育教室 楽しい広場で作成している「発達の概略表」を使って、まず、縦の線として、言葉の発達段階をみます。そして、横の線として、その他の認知、コミュニケーション、人とのかかわり、身体・運動、手指の巧緻性などの発達段階を、親御さんゕらの聞き取り、あるいは実際に子どもさんと一緒に遊んだりしながら把握していきます。

 そして、次にこれまでの生活経験を親御さんから伺います。具体的には次のような内容です。
①経験の仕方
  ・お母さんとのかかわり方
  ・家での生活リズム
  ・身辺処理
②環境
  ・家族
  ・幼稚園、保育園など
③身体的特徴
  ・視覚優位はないか?
  ・感覚過敏はないか?
  ・緊張が強い、不安感が強いなどの「気質」は考えられるか?
  ・自閉症の診断の有無

 子どもさんの発達の実態を考えるとき、ロールケーキが入っている、細長い箱をイメージとして考えます。ロールケーキを出し入れする横の面が「発達段階」、そして細長い奥行が「生活経験」です。
 つまり、発達の実態というのは「体積」ということですね。子どもさんによって、横の四角形も微妙に違うでしょうし、奥行きも、体積ですから経験という中身がつまっています。子どもさんによって奥行きの長さも、体積の形も少し、ねじれたり、凹凸があったり、隙間があったりするかもしれません。それが、個人差と考えられるでしょう。

 よく発達相談や病院などで、発達検査や知能検査を行いますが、その結果は、その日の、その時の「発達の断面」と考えるべきでしょう。子どもさんの発達の実態を正確に把握するには、それまでの生活経験を見ていかなければなりません。子どもさんの発達とは「面」ではなく、「体積」という中身がつまっているものだからです。

 そして、そこから例えば、3才で発語が10個程度という、発語が遅れている原因が、「発語に必要な何らかの生活経験が不十分だったのではないか?」と考え、その奥行である生活経験を分析することにより、不十分であったと考えられる生活経験が分かれば、それを補充する形で経験することにより、発語が増えていく、ということになります。

 これが、「発達療育」の基本的な形です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/09/14(火) 12:54 | izawa

 昨年、令和2年(2020年)9月に、療育教室 楽しい広場で作成しました『障害以外から原因を考える「発達療育」』という本を、北海道デジタル出版協会から電子書籍として出版させていただきました。

 この本の大きな特徴は、子どもさんの発達の不安の「障害以外」の原因とその改善の方法を、しっかりとはっきり説明しているところです。

 2才・3才・4才で言葉が出ない、発語がわずかしかない、友だちとの会話に入っていけねい、ボーっとしていて宇宙語のような言葉を話す、突然違う話をし始める、一斉指示が通らない、かんしゃくが強い、友だちとトラブルが多いなど、幼児期の子どもさんの発達の不安はたくさんあります。

 このような子どもさんがいたとき、知的障害を除けば、保健センターなどの発達相談機関や病院などでは、その原因は自閉症を中心とする「発達障害」と考える場合が多いと思われます。

 

 療育教室 楽しい広場が行う「発達療育」は、違います。

 発達の不安の原因は、「本来発達に必要な生活経験が不十分だったのではないか?」と考えます。その不十分だった生活経験が分かれば、その生活経験を補充して経験させ、それによって不安が改善されていく、と考えます。そういう考えで、原因や改善の方法を説明したのが、ご紹介している電子図書『障害以外から原因を考える「発達療育」』なのです。

 自閉症や発達障害の子どもさんがいることは事実です。しかし、重度のはっきりと障害が分かる子どもさんは除き、障害と考えるのは、最後の最後です。最初ではありません。それが「発達療育」の考え方です。

 子どもさんに発達の不安があるとき、その原因は「障害以外」にたくさんあります。「自閉症」「発達障害」という言葉にがんじがらめになって身動きがとれず、苦しまれているお母さん、お父さんがいらっしゃいましたら、ぜひ、一度読んでみてください。人間、「障害」という言葉一言で片づけられるほど単純ではない、ということが分かっていただけると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/09/13(月) 13:10 | izawa

 まず、9月19日(日)に予定しておりました療育教室(こども発達相談、ことば伸び伸び教室)につきましては、北海道の緊急事態宣言が9月13日(月)から9月30日(木)まで延長をされたことを受けまして、会場として利用させていただいている札幌市社会福祉総合センターの会議室が全面利用禁止となり、大変残念でしたが中止といたしました。

 10月につきましては下記の通り、3回行う予定です。

   10月 3日(日)    9:00~16:00
   10月11日(月:祝日) 9:00~12:00(午前のみ)
   10月17日(日)    9:00~16:00

 詳しくは、ホームページのメニュー「こども発達相談」及び「ことば伸び伸び教室」をご覧ください。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

2021/08/29(日) 11:41 | izawa

 9月の療育教室について、このブログで12日(日)と19日(日)とご案内いたしましたが、北海道の緊急事態宣言を受けて、8月27日~9月12日まで、会場と使用させていただいている札幌市社会福祉総合センターの会議室も全面利用禁止となりました。

 つきましては、残念ながら9月12日(日)に予定しておりました療育教室は中止といたします。19日(日)は予定通り行います。

 9月は19日(日)の1回になってしまいますが、よろしくお願いいたします。

2021/08/25(水) 12:43 | izawa

 人生、自分の思う通りにならないときがあります。今のコロナウィルスに関する状態は、多くの人にとって「我慢」のときですね。療育教室 楽しい広場にとっても同じです。たくさんの方々とお会いし、お話を聞き、お話をさせていただく。これができない、というのは本当につらいものです。

 どうにもならないときどうするか?「我慢する」しかないですね。その状態を現実として受け入れる、というのも人間の強さですね。その「我慢」をするとき、私(伊澤)は、「前を向いて我慢しよう」と、何度かそういう時期をしのいできました。「今我慢しているのは、その後に〇〇をやるためだ。絶対やる。そのために、一日一歩でも、半歩でも、1㎝でも、1mmでも前に進もう」と思ってやってきました。そして、それが「辛抱」だと思っています。今もそうです。

 発達に不安をおもちの子どもさんのお父さん、お母さんの方々も、普段でも大変でしょうが、今はさらに不安をおもちかもしれません。しかし、ここで一つ言えるのは、発達の不安の原因は「障害」だけではありません。子どもさんの発達上の経験の少なさ、不十分さという場合が、とても多いのです。そして、それに加えて子どもさんの身体的特徴も十分考えらえるのです。今は、全部それを「障害」としてしまいます。

 確かに、知的障害をもっている子どもさんはいます。楽しい広場でも、発達に不安がある子どもさんの相談を受けるとき、まず、知的な発達の大きな遅れがないかを確認します。

 それが、なければ、次は子どもさんの全体的な発達の段階とそれまでの「生活経験」を親御さんからの聞き取りを中心に確認していきます。そこから、発達の不安の原因となる「不十分と思われる生活経験」を明らかにし、それが分かればその不十分と思われる生活経験を補充して経験させて、発達の不安を改善していきます。それが「教育としての早期療育」である「発達療育」です。

 コロナの影響が収まったら、この「教育としての早期療育」である「発達療育」の考え方、方法をもっともっとたくさんの方々に知っていただけるよう活動していきます。

 皆さん、もう少し「辛抱」しましょう。

 楽しい広場のこのブログも、前を向いて書き続けていく所存です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/08/20(金) 13:44 | izawa

 8月17日にご案内いたしました、「第2回 旭川療育セミナー」につきまして、8月20日~9月12日まで、旭川市がコロナウィルスの「まん延防止等重点措置の措置区域の指定」を受け、それに伴い、セミナーの会場として予定しておりました、旭川市ときわ市民ホールも休館となりました。

 それによりまして、8月29日(日)予定しておりました「第2回 旭川療育セミナー」も、大変残念ではありますが、8月20日の段階で、中止とさせていただきます。

 コロナが収まりましたら、必ずや再度開催をいたしたいと強く思っております。

 何卒、よろしくお願い申し上げます。

 

 

2021/08/18(水) 16:34 | izawa

 8月の療育教室は、終了いたしました。

 9月の療育教室(こども発達相談、ことば伸び伸び教室)の御案内です。

 9月は、12日(日)と19日(日)の2回行う予定です。

 予約の時間帯は、ホームページメニューの「こども発達相談」及び「ことば伸び伸び教室」の中に掲載いたしております。

 お問い合わせの際は、それらをご覧の上、メールか電話でご希望の日時をお伝えください。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

2021/08/17(火) 16:21 | izawa

 8月29日(日)、昨年に引き続き、第2回 旭川療育セミナーを開催いたします。

 会場は、旭川市ときわ市民ホール(旭川市5条通4丁目) 会議室2で、13時30分~15時30分の時間帯で行います。

 テーマは『自閉症の迷信を吹き飛ばす 「自閉症ではない」と判断するポイント(1)~良くも悪くも人を見て行動する』です。

 対象は、幼稚園教諭、保育士の方々。会費はお一人2000円で資料があります。

 今回の内容は、札幌の療育セミナーでもお話をした内容です。

 詳しくは「療育セミナー」のコーナーをご覧ください。旭川のたくさんの先生のみなさんのご参加をお待ちしております。