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療育教室 楽しい広場

こんにちは。
私たちは、NPO法人(特定非営利活動法人)の「療育教室 楽しい広場」です。

「療育相談 楽しい広場」は、札幌市白石区を拠点にして、平成19年(2007年)の4月9日(月)から始まりました。
 

活動の目的
 
 療育教室 楽しい広場は、主に、幼児期から小学生の子どもさんで、言葉が遅い、友だちと遊べない、友だちとの会話についていけない、多動で落ち着きがない、すぐかんしゃくを起こして感情のコントロールができないなどの、発達に不安のある子どもさんに対し、遅れている発達を伸ばし、問題行動を改善していく早期療育を行います。

★主な事業の内容    

1 個別の療育相談
   → 発達に不安のある子どもさんの発達の実態を、療育教室 楽しい
     広場で作成した、「子どもの発達概略表」や「臨床的発達チェックリスト」 
     を使って正確に把握した上で、発達の不安の原因を明らかにし、発達 
     の不安を改善していくための、親御さんに対する、子育ての具体的な
     アドバイスをいたします。(料金:1時間 3000円)

2 「ことば伸び伸び教室」
   → 言葉の遅れやコミュニケーションの弱さ、あるいは、感情がコントロ
     ールできない、友だちとうまくかかわれないなどの、言葉や行動面の
     発達に不安のある子どもさんに対して、個々の子どもさんの発達の 
     実態に応じた興味のあるもの、例えば、絵カードや絵本、積木、パズ
     ル、ブロック、リトミックなどを使っての、継続的な一対一の個別の指導
     を行い、言葉を含め、表情、声、動作、しぐさ、雰囲気など、いろいろな
     手段を使ってコミュニケーションする力を育てることに重点を置き、それ
     を基盤にして、認知や言葉、コミュニケーションの発達を伸ばし、行動
     面の課題を改善していきます。基本的に、療育相談におきまして、必要
     と思われる場合、指導を行います。(料金:1時間 3000円)

3 講 演
    → 幼稚園、保育園、親の会、通園施設、学校などを対象に、子ども
      の発達の見方、発達の把握の方法、発達に不安のある子どもさん
      の、発達の伸長や課題のある行動の改善の方法などについて、
      講演を行います。(料金:1時間 1万円)

 

4 メール療育相談(無料)。電話相談は行っておりません。

 

利用の仕方について

 平成26年4月1日より、代表の伊澤が、月曜日から金曜日の平日、「NPO 星槎札幌教育センター」が運営します、放課後等デイサービス「星の音(ね)」に勤務することになり、さらに、平成26年11月30日付で、札幌白石区の楽しい広場の教室を閉鎖をいたしました。それに伴いまして、利用の時間帯が、以下のようになります。いました。

1 利用の時間帯
(1)指導、及び療育相談
   毎月2回(9時~18時まで)
   平成29年8月は6日(日)と13日(月・祝日)です。会場は、「星槎札幌北
   学習センター」(札幌市北区北11条西4丁目2-3、ラビドールN11、1
   階)です。
(2)メール相談
   メール相談に関しましては、今までどおりに行います。ただし、今までよ
   り、返信が遅れる場合があるかもしれませんが、何卒、ご了承くださ
   い。なお、相談申し込みの際は、お名前を明記してください。
(3)講演
   基本的に、日時を調整しての実施を考えておりますので、お問い合わ
   せください。
 

2 申し込み

  メールアドレス     mail@tanoshi-ryouiku.com3

 

 

★具体的な対象となる子どもさんの例
1 認知・言語面

(1)2~3才になっても言葉が出ない、あるいは、おおむ返しやひとり言が多
  い。
(2)友だちとうまくコミュニケーションが取れない。
(3)相手が言っていることを、理解できないことが多い。
(4)4~5才くらいで、同じ生活年令の子どもさんより、全体的に発達が少し
  遅く、幼い感じがする。
(6)言葉の理解や発語、言葉のコミュニケーションなどの知的な発達に遅れ
  がある。

2 行動面 
(1)自分の思うとおりにならないと、かんしゃくを起こしたり、大騒ぎをする。
(2)ちょっとしたことで怒ったり、イライラしたりして、感情のコントロールがで
  きない。
(3)保育園や幼稚園で、先生の話や指示を聞かず、勝手に動き回ることが
  多い。
(4)保育園や幼稚園での集団の中で、話を聞いたり、整列したり、順番を守
  ったりできない。
(5)大勢の人がいるところが苦手で、ひとりで遊んでいることが多い。
(6)靴の履き替えや着替えなど、自分でできることを、母親や他の大人にや
  ってもらいたくて、泣き叫ぶ。
(7)相手をたたいたり、けんかをするなど、友だちとトラブルが多い。
(8)自分が好きなことはどんどんやるが、興味のないもの、やりたくないも
  のは全くやろうとしない。
(9)友だちと協調性がない。言い訳をして、すぐ自分を正当化しようとする。

3 全体的な発達
(1)次年度の就学を控え、言葉の理解が遅い、全体への指示を聞いて、集
  団行動をとることがうまくできない、あるいは、友だちとトラブルが多いな
  ど発達の遅れや行動面に不安がある。 

 

 

 ★療育教室 楽しい広場の考え方とその特徴

 療育教室 楽しい広場の療育の考え方、指導方法を、「発達療育」と名付けています。

1 「発達療育」の考え方
 何らかの発達の遅れや、行動に問題があるなど、発達に不安がある子どもさんがいたとき、発達の不安の原因について、障害という医学的な視点からだけではなく、認知、言葉、コミュニケーション、人とのかかわり(対人関係)、身体、運動などの、一般的な子どもの発達の流れを基準にして、個々の子どもさんの発達の実態を把握し、それを基に、発達の不安の原因として、発達の個人差の範囲の遅れ、あるいは、発達上の経験の何らかの偏り、つまづきなどの可能性を考え、そこから適切な療育方法を導き出し、遅れている発達を伸ばし、行動面の問題を改善していきます。

 
2 「発達療育」の特徴

 発達療育では、重要な特徴が4つあります。
 

(1)一般的な子どもの発達の流れを基準にする。
 
認知、言葉、コミュニケーション(対人関係)、身体、運動などの、一般的な子どもの発達の流れを正確にまとめ、それを基に個々の子どもさんの発達の実態を把握した上で、子どもさんの発達の不安の原因を考えます。
 全体的な発達を考える上で、身体の発達や運動面の発達を除いた、心理的な発達を考るたとき、認知や言葉などの「知的な能力」と、コミュニケーションや社会性につながる「人とかかわる力」の二つに、大きく分けることができます。
 現在、多くの発達相談や早期療育の現場では、発達に不安がある子どもさんは「発達障害」である、という前提から始めていますが、発達療育では、「子どもさんの発達の原因は何か?」から始まります。その原因から、発達の不安を改善する療育の方法を考え、実践するのです。
 

(2)発達心理学を用いる。
 現在の日本の多くの発達相談、早期療育では、ティーチプログラムに代表されるような、行動分析を用いる、行動主義という考え方が主流です。端的に言うと、主観的な概念の使用を否定し、外から見える行動から全てを記述しようとする、心理学上の立場、考え方です。

 それに対し、「発達療育」では、発達心理学を用います。発達心理学とは、目に見えない心の働きが乳幼児期からどのように発達していくかを考え、明らかにしていくものです。現在の多くの早期療育では、目に見える行動を重視し、発達心理学の要素が影を潜めているように思います。
 「発達療育」では、行動主義という考え方をもちろん否定はしませんが、「目に見えない心の働き」というものを明らかにしていく、発達心理学を重要な要素としています。そこが大きく違います。

 具体的な例で分かりやすいのが、自分の思う通りにならなければ、大声を出して癇癪を起こすような「感情のコントロールができない」子どもさんに対する対応です。日本の多くの療育の現場では、子どもさんは障害なのだから、感情がコントロールできないのは、自分の状況や環境を理解できないためだと考え、子どもさんの周りの環境を分かりやすくする(構造する、と呼んでいる)ことにより、対応していこうとします。

 それに対して「発達療育」では、一般的な子どもの発達の流れを考えると、3才から4才にかけて、「自分で自分の行動をコントロールする」、自律性が、急速に伸長します。言い換えると、自己主張と自己抑制のバランスが取れる、ということです。
 ところが、子どもさんによっては、いろいろな理由はあるのですが、小さいときから、「待つ」とか「我慢する」という、自分を抑える経験をしていない子どもさんがいます。つまり、自己主張はたくさんするのですが、自己抑制ができないのです。これでは、バランスの取りようがありません。そういう子どもさんの多くが、感情をコントロールすることができなくなる、と考えられます。であれば、感情をコントロールするためには、「待つ」とか「我慢する」という、「自分を抑える」経験を増やしていく、ということが考えられます。
 このように、現在の日本の多くの早期療育と「発達療育」とでは、考え方が大きく違います。しかし、療育教室 楽しい広場におけるこの10年間の療育相談や指導を通じ、子どもさんが大きく成長した事例がどんどん増えてきました。子どもさん成長が、「発達療育」の考え方や具体的な方法論の有効性を証明する、ということなのです。
  

(3)「人とかかわっていく力」を育てていく。
 子どもの心理的な全体的としての発達の中の、「知的な能力」とともに、大きなもう一つの柱である「人とかかわっていく力」は、基本的に、かかわる経験の中で育っていくものです。
 「人とかかわる」とは、「感情を結びつけながら、人とやりとりをする。」と考えられます。それが育っていくためには、重要な要素があります。良くも悪くも人を見ること、人との距離感をバランスよくもつこと、相手の気持ちを感じ取り、相手のことも考えながら会話ややりとりをすること、更に、相手だけではなく、自分の周りの状況や環境を考え、それらに応じた適切な会話、行動をすることなどです。
 これらが、大人になっても生活に支障が出る範囲で十分身についていないとき、自閉症スペクトラムのような、発達障害が考えられます。

 しかし、ここで、早期療育において、重大な問題があります。2才、3才、4才の子どもさんで、言葉が出ない、友だちと遊べない、友だちとの会話についていけない、多動で落ち着きがない、集団行動ができずすぐ飛び出してしまう、集団の中で指示を聞いてみんなと同じ行動ができない、すぐかんしゃくを起こして収まらない、などの子どもさんがいたとき、上記の、人とかかわっていく上での重要な要素が、障害のために育っていない、将来も十分育たない、つまり発達障害であると、発達相談や病院などで所見を言われたり、診断を下されたりしている子どもさんがたくさんいる、ということです。

 20才の人が、上記の、人とかかわっていく上での重要な要素が育っていないとしたら、発達障害が考えられます。しかし、2才、3才、4才でこれらの要素が十分に育っていないからといって、その子どもたちが発達障害とは、当然断定できません。なぜなら、これらの要素は、当然のことながら、人間としてのいろいろなかかわりの経験をとおして育っていくものだからです。
 お母さんとのかかわり、お父さんや家族とのかかわり、祖父母や親戚の人たちとのかかわり、保育園や幼稚園の先生とのかかわり、そして、大人とのかかわりの経験を基礎にした身近な友だちとのかかわり、小集団の友だちとのかかわり、大きい集団での友だちとのかかわり、あるいは大きい集団で先生の話を聞いて友だちと一緒に行動するなど、人とかかわっていくには順序があります。そして、それはそれぞれの段階での、人とかかわっていく経験を通して、初めて伸びていくものです。

 このことは、発達に不安がある子どもさんがいたときに、医学、あるいは福祉の考え方ではなく、子どもを育てるという、「教育」の考え方で早期療育を行わなけらばならない、ということを示しています。
 つまり、「障害だと言う前に、子どもを育てよ」という立場です。そして、療育教室 楽しい広場が行う「発達療育」は、それを実践しています。

 

(4)社会性の基本である、「自律性」を育てる。
 社会性とは、「ルールや順番を守る」「約束を守る」「人と協力する」「人が嫌がることをしない」など、将来、人と一緒に社会の中で生活していく上で必要なことです。この基盤になるのが、「自分の行動を自分でコントロールする力」である、自律性です。言い換えると、「自己主張と自己抑制のバランスが取れる」ということです。
 これは、3才から4才にかけて急速に伸長します。そして、さらにその基礎となるのが、「待つ」とか「我慢する」という、「自分を抑える」ということです。ただし、「自分を抑える」ということは、ある年令になれば自然に身につくと言うものではありません。なぜなら、「自分を抑える」ということは、誰もが、気持ちよく、自分でしたいと思えるものではないからです。
 人間誰しも、できればしたくないものです。ましてや、生まれて間もない、経験の少ない、幼児期の子どもさんであれば、なおさらです。
 子どもたちの、「自分を抑えること」 → 「自分の行動を自分でコントロールすること(自律性)」 → 「社会性を身につけること」を育てるのは、親、大人の責務である、ということです。

 

 

★事業内容について、詳しくは、メニューの中の、それぞれの項目をご覧ください。

★楽しい広場の指導理論、指導方法、指導の実践例などについて、ブログの方でお伝えしていますので、そちらも、是非、ご覧ください。